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過剰適応の治し方は2つ!心理的特徴や原因を解説

[最終更新日]2024/03/12

こんにちは、伊庭和高です。

今回は過剰適応について取り上げます。

 

自分が置かれた環境に合わせようとし過ぎること

 

これが過剰適応です。

 

仕事やプライベート等、

周りに自分の行動や振る舞いを合わせ過ぎているわけです。

 

ただし過剰適応を続ければ、

どこかで限界が訪れます。

 

仕事が上手くいかなくなったり、

人間関係の悩みに直面したりと、

良いことはないのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

過剰適応をしてしまう心理背景と治し方を解説します。

 

過剰適応してしまう心理的特徴

 

過剰適応をしてしまう人は、

3つの特徴があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

自分の気持ちがわからない

「何がやりたいかわからない」

「自分の感情がよくわからない」

 

この様に自分の気持ちがわからないと、

周囲の環境に合わせてばかりになります。

 

自分の意思がないので、

周囲に合わせるしかないのです。

 

本人の自覚の有無を問わず、

過剰に適応してしまいます。

 

周りの目が気になる

「あの人にどう思われているのか…」

「怒られない様にしなければ…」

「悪い噂を立てられたらどうしよう…」

 

この様に周りの目が気になる人は、

過剰適応しがちになります。

 

自分の気持ちを脇に置いて、

周りにどう思われるかを気にしてしまうのです。

 

これでは周りに合わせがちになりますし、

自分の気持ちを犠牲にしてしまいます。

 

認められたい

認められたい気持ちが強い人は、

過剰適応しがちです。

 

評価されたい・褒められたいなど、

承認欲求が強いと言えます。

 

認められるために過剰適応している状態です。

 

ただし認めてくれるかどうかは、

周り次第で自分ではコントロールできません。

 

昨日と同じ行動を取ったのに、

今日は認めてくれないかもしれません。

 

その意味で認めて欲しい気持ちが強いと、

いつまでも悩み続けてしまうのです。

 

過剰適応してしまう根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

過剰適応してしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば過剰に適応しようとしません。

 

自分の気持ちがわからなかったり、

周りの目が気になったり、

認められたいと思ってしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

悩みは形を変えて繰り返される

異動や転職をしたり付き合う相手を変えても、

悩みは解決しません。

 

一時的には気持ちが楽になったり、

人間関係がリセットされるかもしれません。

 

ただし環境を変えても自分が変わらないと、

新たな環境でも過剰適応をしてしまうのです。

 

そして「過剰」という言葉がついている様に、

やり過ぎの状態が続けば反動がやってきます。

 

過剰適応を続ければ、

メンタル的な不調になって現れたり、

人間関係が悪化してしまったりと、

良いことは何もないのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

過剰適応してしまう現状を変える必要があります。

 

過剰適応の治し方

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

過剰適応の治し方を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

過剰適応は改善できます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

過剰適応をしてしまう人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

周りの目が気になったり、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

過剰適応しようとする時は、

頭の中で考えを巡らせがちなのです。

 

独り言で構いません。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

過剰適応を克服する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

過剰適応してしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

相手のことを考えれば、

その場の状況に適応しようとするでしょう。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

過剰適応を克服するために不可欠です。

過剰適応を続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

気を使い過ぎたりストレスを抱え込み、

生きづらさを感じるでしょう。

 

過剰適応をしてしまう現状は、

今すぐにでも変える必要があります。

 

過剰適応の根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

過剰適応を改善していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。