17Oct
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は相づちについて解説していきます。
ぬいぐるみとの記憶を振り返るだけで、
あなたの人間関係の特徴が導き出せる。
ありのままの自分をさらけ出しながら、
周りからも愛される人間関係が築ける。
私はぬいぐるみ心理学を通して、
人間関係を本質的に変えていくサポートをしています。
小手先のテクニック論は書店やネットにあふれていますが、
その場では上手くいってもどこか苦しい。
自分を抑えている感じがして、ストレスはたまり続けます。
自分自身と根本的に向き合い、
自分の心に素直に振る舞うことで、
ストレスなく自由な自分をさらけ出せる。
ぬいぐるみ心理学ではそこを目指しています。
ただし、私も最初は自分を抑えていました。
周りによく思われる様に自分を演じていましたし、
テクニック論に走った時期もありました。
今回は相づちの話をします。
聞き上手の人が意識して実践している、
相手に自然と好かれる相づちの方法です。
これだけを見るとテクニック論だと感じますし、
これだけ「を」実践すればテクニックになります。
「自分らしさを自然と出しながら、
相づちのテクニックも使っていこう」
この感覚を頭の片隅に置きながら読んでもらえたら、
きっと今までの実践とは違った成果が出ます。
さて、前置きが長くなりましたが、
さっそく本題に入っていきます。
聞き上手の相づち方法
聞き上手が意識して実践している相づち方法。
あなたもすぐに実践できるものから順にお伝えしていきます。
「うんうん」
「はい」
「へえ」
「あー」
「確かに」
「なるほど」
「ほぉ」
ざっと思い返すだけでも、
これだけの相づちが出てきました。
聞き上手な人は、相づちを常に変えています。
相づちを変えることで「ちゃんと聞いていること」を伝えているのです。
ずっと同じ相づちをしていたら、
相手は自分の話を聞き流されていると感じます。
そうなれば、どんなに話を聞いていても、
相手から好かれることはありません。
特に危険なのが「うんうん」です。
この相づちは最後のイントネーションが低い声になるので、
続けるほど場の空気が重くなっていきますし、
最悪の場合、険悪な雰囲気にもなりかねません。
相づちは何もうなずくだけではありません。
相手の話に質問をしたって良いのです。
質問と聞くと必ず、
「そんなに高度な質問はできない!」という反応が返ってきます。
特に仕事の場面ではありがちですよね。
ですが、人間関係において高度な質問は不要です。
「自分に興味を持ってくれている」ことがわかれば、
相手もあなたへ好感を抱いてくれるのです。
「それで、その時にどう思ったの?」
「もしあの場面に戻れるならどうする?」
「もっと続き聞きたいんだけど!」
こうした投げかけでも良いのです。
ただのうなずきよりも数倍効果的ですし、
もっとあなたと話したいと思ってくれる様になりますよ。
基本的に聞き上手の人は、
この2つの相づちを使い分けているだけです。
そこまで難しいことではないのです。
もちろん、ただ相手に合わせるだけではストレスがたまります。
まずは形から入るのも大事ですが、
自分を抑えずに相づちをしていけるのが一番の理想です。
さっそく、実践してみて下さい。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。