menu

ぬいぐるみ症候群の原因をぬいぐるみ心理学で解説

[最終更新日]2022/04/28

こんにちは、伊庭和高です。

今回はぬいぐるみ症候群について取り上げます。

 

私は子供の頃からぬいぐるみが好きで、

現在はぬいぐるみ心理学を独自に開発し、

これまで5,000名以上のお客様に届けてきました。

 

そんな中で、ぬいぐるみ症候群についての相談も時おり寄せられます。

 

「大人になったけどぬいぐるみ症候群ではないか?」

「男だけどぬいぐるみ症候群ではないか?」

 

年齢や性別や境遇を問わず、

この様な疑問を抱いている人は意外といます。

 

そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

ぬいぐるみ症候群について詳しく解説します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

ぬいぐるみ症候群とは?

ぬいぐるみが身の回りにないと、

不安な気持ちや落ち着かなくなってしまうこと。

 

これが心理学におけるぬいぐるみ症候群の意味です。

 

人によって程度は異なりますし、

肌身離さず一緒にいないと不安に思う人もいます。

 

またぬいぐるみだけに限定せず、

タオルや毛布や人形においても、

ぬいぐるみ症候群に含めると考えられます。

 

この現象のルーツは、

スヌーピーに出て来るライナス君にあります。

 

ライナス君はいつもブランケットを持ち歩いており、

それがあることで安心感を抱いています。

 

逆に言えばブランケットがないと不安になるので、

まさにぬいぐるみ症候群と言えます。

※心理学的には「ライナスの毛布」と呼ばれています

 

ぬいぐるみと関わる心理効果

近年の研究で判明していることですが、

ぬいぐるみと触れることで脳内でオキシトシンというホルモンが分泌されます。

 

オキシトシンは別名幸せホルモンと呼ばれ、

幸福感やリラックスにつながると言われています。

 

ぬいぐるみと関わると無条件に、

安心感や癒しや幸福感を抱きやすいのです。

 

ぬいぐるみが身近にあるだけで、

心穏やかな気持ちになれるのです。

 

また心理学の視点から見ると、

私たちはぬいぐるみの前ではありのままの姿をさらけ出します。

 

ぬいぐるみに気を使う人はいません。

 

普段は我慢していた気持ちや、

人前で言えずにいる気持ちも、

ぬいぐるみの前では自然とさらけ出してしまうのです。

 

自分以上に自分のことをわかってくれる存在だと言えるのです。

 

ぬいぐるみ症候群かチェックする方法

ここからは実際に、

ぬいぐるみ症候群かをチェックする方法を紹介します。

 

確かにぬいぐるみには良い効果もありますが、

ぬいぐるみ症候群とは依存的な関わりをしている状態です。

 

ぬいぐるみ症候群のままでいると、

日常生活でも悪影響が出てしまうのです。

 

これから紹介する4つの項目で、

1つでも当てはまっていると、

ぬいぐるみ症候群の可能性があります。

 

◯ぬいぐるみがないと不安になる

 

◯ぬいぐるみを常に携帯している

 

◯ぬいぐるみの前でだけ素の自分でいられる

 

◯ぬいぐるみに癒されることが多い

 

どうだったでしょうか?

 

「1つ当てはまっていた」からと言って、

ぬいぐるみ症候群と診断するのは早いです。

ぬいぐるみ症候群の人には、

ある共通点があります。

 

それが「人間関係の悩みを抱えていること」

 

◯人目を気にしてしまう

◯言いたいことを飲み込みがち

◯周りに気を使ってしまう

◯怒られるのが怖い

◯本音を言えずにいる

 

たとえば上記の悩みを抱えていると、

人間関係でストレスが生まれやすくなります。

 

一方でぬいぐるみの前ではストレスを感じず、

本来の自分でいられます。

 

ぬいぐるみに癒されたりしても、

日常に戻ると悩みを繰り返してしまうのが、

ぬいぐるみ症候群の特徴です。

 

つまり人間関係の悩みを抱いており、

かつ4つの項目で1つでも該当していると、

ぬいぐるみ症候群の可能性が高いです。

 

ぬいぐるみ症候群の原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

ぬいぐるみ症候群になってしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信がないからこそぬいぐるみがないと不安になります。

 

ぬいぐるみに依存的な関わりをしたり、

日常の人間関係の悩みを繰り返してしまうのです。

 

一方で自信のある状態ならば、

ぬいぐるみに頼りすぎることはありません。

 

ぬいぐるみとの関わりも大事にしつつ、

ぬいぐるみがないとダメだとは思わないのです。

 

そして人間関係の悩みについても、

1つずつ向き合い解決していけるのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

ぬいぐるみ症候群を抜け出す

私は決して、ぬいぐるみと関わることを否定しません。

 

私もぬいぐるみは好きですし、

今も自宅にあります。

 

大事なのは、ぬいぐるみとの付き合い方です。

 

ぬいぐるみがないと不安だったり、

ぬいぐるみの前でだけ素の自分でいられるのは、

実は生きづらさを抱えてしまいます。

 

ぬいぐるみの前ではリラックスできても、

仕事や私生活では悩みを抱き続けてしまえば、

ぬいぐるみが現実逃避の手段になってしまうこともあるのです。

 

ぬいぐるみ症候群のままだと、

日常で同じ様な悩みを繰り返してしまいます。

 

ぬいぐるみ症候群を抜け出せれば、

現在抱えている悩みも解決に向かい、

ぬいぐるみに頼りすぎずに関われる様になります。

 

先ほどもお伝えした様に、

ぬいぐるみ症候群の原因は自信のなさです。

 

自信のなさと向き合いながら、

1つずつ悩みの解決に向け行動することで、

現状は好転します。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しています。

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。