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押入れにぬいぐるみをため込む心理背景を解説!

[最終更新日]2018/10/14

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

今日は押入れにぬいぐるみをため込む心理背景を解説します。

 

実は今回取り上げるテーマ。

私自身も子供時代に経験があります。

 

気づけば押入れに大量のぬいぐるみが…

母親から「いい加減何とかしなさい」と言われたことも…

 

それでもぬいぐるみは押入れにたまる一方。

大人になった今でも、

実家に帰ればぬいぐるみが押入れに存在します。

 

 

では、どうして押入れにぬいぐるみをためこんでしまうのか。

ぬいぐるみ心理学の内容を踏まえて解説します。

 

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押入れにぬいぐるみをため込む心理背景

 

 

まず最初に知っていただきたいのは、

押入れにため込んでいるけれど「捨ててはいない」ということ。

 

たとえ押入れにため込んでいても、

自分の居住空間の中にぬいぐるみは存在するのです。

 

つまり「完全には手放したくない」ということです。

 

特に親御さんでここを勘違いした結果、

子供の心に傷を残してしまうケースが身受けられます。

 

 

「もう押入れにしまいこんだんだから捨てていいよね」

 

この様に勘違いし、子供がいない間に捨ててしまう。

これは絶対にやってはいけないことです。

 

ぬいぐるみは単なる物ではなく、

魂を持った存在であることは、

歴史的にも証明されています。

 

もう1人の自分であるかの様に、

私達はぬいぐるみを大切にします。

 

そんな大切な存在がある日突然いなくなる。

これは子供の心に大きな傷を残す可能性があります。

 

実際過去のお客様の中には、

親に勝手にぬいぐるみを捨てられた結果、

人間関係でトラウマが残ってしまった方もいました。

 

 

今は必要ないぬいぐるみ

 

 

では、どうして押入れにため込んでしまったのか。

 

1つ確かなことは、

「今はそのぬいぐるみは必要ない」という意思表明。

 

遊んだりそばにいたり…

今は求めていないからこそ、押入れにため込んでいます。

 

今は別のぬいぐるみと遊びたいのかもしれませんし、

ぬいぐるみではなく部活や他のおもちゃに興味が移ったのかもしれません。

 

 

「大好きだったアニメのキャラクター」

「親友代わりのぬいぐるみ」

 

押入れにため込んだぬいぐるみは、

かつて自分が必要性を感じていたからこそ、

一時期関わっていたのでしょう。

 

必要性がなくなったからこそ、

あるいは必要性を満たしたからこそ、

役目を終えて押入れにため込まれたのです。

 

もしまた必要性を感じたら、

押入れから出て来ることはあります。

 

 

いずれにせよ、本人自らが捨てると決めるまで、

周りは勝手にぬいぐるみを捨ててはいけません。

 

「押入れ=捨てる意思の表れ」ではありませんので、

ここは注意が必要です。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。