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男がぬいぐるみ好きで一緒に寝るってどうなの?その心理は?

[最終更新日]2020/11/09

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

さて、最近友達と会話をしていて、ふとぬいぐるみの話題になりました。

 

何でもその友達、会社の飲み会で男の上司が

ぬいぐるみと一緒に寝ていることをカミングアウトしたことを気にしていて、

「男がぬいぐるみと一緒に寝るってどうなの?」

と何度もぼやいていました。

 

他にも、その上司は職場のデスクに

犬のぬいぐるみのついたストラップを長年置いているそうで、

友達の中ではそれが疑問だったんでしょうね。

 

 

何度も書いてきましたが、

男がぬいぐるみを持つことに対する疑惑の目はなくなっていません。

 

私も以前、ぬいぐるみ心理学について人前で話したときは、

会場の一部では苦笑が起きていました(笑)

 

ぬいぐるみを大事にする男性芸能人

テレビで取り上げられ始めたとはいえ、

まだまだ偏見はなくなりませんね。

 

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男だってぬいぐるみは好きだ

ぬいぐるみ 話しかける 画像

まず、過去の記事でも伝えましたが、

男がぬいぐるみを好きなことに何の問題もありません。

 

そもそも男女問わず、1歳頃からぬいぐるみや布のブランケットへ

愛着を示すことが臨床心理学では証明されています。

 

大人になってもその傾向が残っていた所で、

まったくおかしいことはありません。

 

また、最近はぬいぐるみの抱き枕が

雑貨屋さんで売られていることもあります。

また以前に渋谷のBEAMSへ行ったら、

ピカチュウのぬいぐるみが商品として売られていました。

 

このように、ぬいぐるみを大人が持つことは

もはや普通だと考えられています。

 

また、男がぬいぐるみを持つことに対しても、

むしろ男をターゲットにしたかのようなぬいぐるみの売られ方もされています。

 

 

とはいえ、「ぬいぐるみ=女性らしい」

といった考えを根強く持っている人はいます。

 

最初に紹介しましたが、

ぬいぐるみと一緒に寝ているという発言を

男性上司ではなく女性上司がしていたら、

そこまで変な目で見られなかったと思います。

大事なのは、偏見ではなく行為

芸能人 ぬいぐるみ 好き 画像

結局、男がぬいぐるみを持っていることに

だけ注目していては、物事の本質を見失います。

 

今回の場合、一番大事なことは、

「なぜ上司の男性がぬいぐるみと一緒に寝ているのか?」です。

 

 

ぬいぐるみ心理学では、

ぬいぐるみとの関わり方を分析することで、

その人の悩みや欲求をひも解いていきます。

 

同じ「ぬいぐるみと一緒に寝ている」という行為であっても、

その人によって理由は変わります。

その理由を理解できないと、最悪の場合、

お互いの関係が悪化することになります。

 

目の前の現象を見て一喜一憂するのではなく、

「なぜ?」と問いかけ続けることが必要になってきます。

 

PS

 

今回は男性を取り上げましたが、年齢が上がれば上がるほど、

ぬいぐるみを持っていることに対する

疑惑の目が向けられる傾向にあると、肌感覚ですが感じています。

 

「いい年して、通勤バックにぬいぐるみをつけてる」

「ぬいぐるみに話しかけるのは、子ども時代までにして欲しい」

 

こうした声も一部では聞こえてきますが、

本文でも伝えたように、大事なことは「なぜ?」を考えることです。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。