16Jan
[最終更新日]2021/01/01
こんにちは、伊庭和高です。
ぬいぐるみを持っている人の中で多いのが、
ベッド(布団)の中に入れていることです。
私もぬいぐるみ心理学を提供していますが、
2〜3人に1人はこの特徴を持っています。
そこで今回の記事では、
ぬいぐるみをなぜベッドに入れるのか。
その心理背景を考えてみたいと思います。
「いつも一緒」の象徴
ベッドといえば、
私達人間にとって一番安心できる場所です。
寝ている間は無防備です。
現代の日本ではもちろんあり得ませんが、
動物の世界では寝ている間に
敵に襲われたりすることもあるわけです。
そんな危険をはらんでいながら、
一番無防備な状態をさらけ出しているのが、
ベッドの中なわけです。
また自分のベッドに
他の人を招き入れるということって、
基本的にはまずあり得ませんよね?
大人であれば恋人か自分の子供くらい、
子供であれば親くらいです。
それくらい、ベッドの中というのは
その人にとって神聖な場所なんです。
ここまでの話を踏まえると、
ベッドの中にまでぬいぐるみを
持ち込むということは、
「常に一緒にいたい」という気持ちが
現れているからでしょう。
ぬいぐるみをベッドの中に入れるということは、
安心感を求めているということが言えます。
※人によってどんな安心感を求めているのかは異なります。
また心理学の分野においては、
ぬいぐるみには自分にとって理想の存在を
重ね合わせると言われています。
つまりぬいぐるみは
自分にとって一番都合が良い存在。
素の自分をさらけ出しやすい存在なのです。
このことも、ぬいぐるみをベッドの中に置く
一因としてはありますね。
ぬいぐるみをベッドに入れている
という行為自体は、
人間が成長する上で、
何の問題もないわけです。
この行為自体を心配・不安に思う必要は、
まったくありません。
ぬいぐるみを大人になっても
ベッドの中に入れている人はいます。
だからといって、その人が人間関係に
問題を抱えているわけではないです。
ぬいぐるみをベッドの中に入れる。
これって男女問わず、意外と多くの人が
やっていることなんですよね。
ここまで、ぬいぐるみをベッドの中に入れる
心理背景について見てきました。
関連する記事として、
抱いて寝る理由を分析したものもあります。
「ただベッドに入れているだけ」
というよりもこうした具体的なケースの方が、
悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実際私も
ぬいぐるみ心理学物語第1章に記載した様に、
何の気なしにぬいぐるみを
ベッドに入れていたことから、
ぬいぐるみ心理学の開発のヒントを得ています。
才能はどこに眠っているかわからないのです。
ぬいぐるみをベッドに入れる行為についても、
自分にしかない才能が隠されている可能性は
十分にあります。
最後に
ここまで「ぬいぐるみ」について
詳しく解説をして来ました。
ぬいぐるみに気を使う人はいません。
好き嫌いに関わらず、
私達は無意識の内に安心しきった姿を
ぬいぐるみに見せています。
ぬいぐるみが身近にあることで、
いつでも安心感を感じられる。
人には言えない悩みを打ち明けたり、
夢や目標を打ち明けたり、
実際に声に出して伝えるかは別として、
私達はぬいぐるみに本音を出しています。
とはいえ1つ注意が必要なのは、
ぬいぐるみの世界で完結しないこと。
「ぬいぐるみの前では安心できるけど、
人間関係の悩みを抱え続けている…」
「同じ悩みを何度も繰り返しているけど、
ぬいぐるみを通して癒されている」
確かに一時的には満たされますが、
悩みの根本原因が解決していないので、
悩みを抱え続けることになります。
過去の私もそうでしたが、
ぬいぐるみが好きだったり、
日常的に関わっている人の場合は、
上記の傾向がある人は意外と多いです。
ぬいぐるみの前でだけ安心できるのではなく、
日常生活でも安心できる状態を
自分で作っていくこと。
安心感はいつでも自分から
生み出すことができます。
ぬいぐるみ心理学では
そのための方法を無料メール講座で解説しています。
いつでも安心感を生み出しながら、
自信を持って毎日を過ごすことができる。
ぜひ無料メール講座に登録して、
学んでいたたければと思います。
本日も最後まで読んで下さり、
ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。