16Aug
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
ぬいぐるみとの記憶を振り返ることで、
人間関係における素の自分らしさが導き出せる。
そんなぬいぐるみ心理学を、私は提供しています。
さて、ぬいぐるみとの記憶を振り返ってもらう中で、
「急に欲しくなって買ったんだけど、買ったとたんに飽きちゃった」
という声をよく聞きます。
こうした人はぬいぐるみとの記憶がなかなか出てこないと悩んでいたり、
衝動買いをしすぎる自分に悩んでいたりもします。
ですが、ぬいぐるみ心理学の視点から見ると、
この言動にも意味があります。
この記事では、買ったとたんにぬいぐるみへの関心がなくなってしまう、
その理由について解説していきます。
ぬいぐるみは「おまけ」
そう、実はぬいぐるみは「おまけ」なのです。
たとえば、過去のお客さんでこんなケースがありました。
小学校1年生の頃、デパートで見つけたクマのぬいぐるみ。
なぜだかわからないし、そこまでぬいぐるみが好きでもない。
それなのに、なぜだか欲しくてたまらなくなる。
お母さんに必死に「買って!」とお願いし、
デパートを帰ってからも続く始末。
あまりの様子にお母さんも心が折れたのか、
クマのぬいぐるみを買ってあげることにしました。
ところが、ぬいぐるみを手に入れた瞬間、
ぬいぐるみへの興味が急になくなってしまいました。
押し入れへやってしまい、お母さんも驚いたとか…
もしかしたらあなたも、あるいはあなたの知り合いの方も、
これと似たようなエピソードがあるかもしれません。
どうして手に入れるまでは欲しがり、
手に入れた瞬間に興味がなくなるのか
それは手に入れることが「目的」になっているからです。
その時、何らかの理由でぬいぐるみが必要になる。
だから、手に入れるまでは必死に求めるのです。
ところが手に入れたら目的は達成してしまいます。
「ぬいぐるみと一緒に遊ぶ」
こうした目的ではなく、単に手に入れることが目的となっている。
だから、買った後のことはどうでも良いのです。
ぬいぐるみはあくまで「おまけ」になっているんですよね。
全員ではないですが、上記のエピソードがある人は、
その時の必要性に応じて人間関係を構築していく特徴があります。
自分にとって必要だから、達成したいことがあるから、
人間関係を築いていく。
自分が役立つのであれば、人間関係が濃く深くなっていく。
中学校、高校とその時期は人間関係が濃いものの、
学校のカテゴリーが変わったとたんに疎遠になる。
良い悪いではなく、必要性で人間関係を築くことの特徴です。
もちろん、必要性で人間関係を築く人の良い点・悪い点はあります。
ですがそれは個々人によって変わってくるので、一概にまとめられません。
興味がある場合は、まずは無料講座で学んでください。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。