22Aug
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
ぬいぐるみとの記憶を振り返ることで、
人付き合いの共通のパターンを導き出す。
そんなぬいぐるみ心理学を提供していますが、
そのせいか街中でぬいぐるみを目にすることが増えています。
ぬいぐるみを持っている人がやたら目につきますし、
どんな心理背景があるのかを勝手に想像してしまいます。
もうこれは、嬉しい楽しい職業病ですね(笑)
さて、そんな中でこの前電車を待っていた時に、
ぬいぐるみのリュックを背負った大人の女性を見かけました。
「リュックにぬいぐるみのストラップがついている」
…いや、違うんです。
リュックすべてがぬいぐるみだったんです。
こうした光景を見ると人によっては、
「ぬいぐるみのリュックなんて幼いんじゃないか?」
とネガティブな目線を向けることもあります。
ですが、それは大きな間違いです。
いつも一緒にいたい
ぬいぐるみのリュックを背負っている人は、
人付き合いにおいて「居心地の良さ」を大事にしています。
もちろん、全員に必ず当てはまるわけではなく誤差もありますが、
おおよそこの傾向があると、ぬいぐるみ心理学の視点から言えます。
しっかり自分の居場所を感じられる、
落ち着いて、安心して関われる
そんな人間関係を求めているし、
その状況でこそ自分らしさが自然と発揮できる。
こうした特徴があります。
その人にとってぬいぐるみのリュックは触り心地も良く、
いつも一緒に出掛けられる、単なる物を超えた存在なのです。
そしてこれは、幼い言動でもなんでもありません。
これも居心地の良さを大事にしている傾向があるのであれば、
ぬいぐるみのリュックを背負う人と本質的には変わりません。
グッチやヴィトンなどの有名ブランドのバッグに
ぬいぐるみのストラップをつける人います。
あるいはカップルや夫婦でおそろいのぬいぐるみを
リュックにつけている人もいますね。
こうした言動はいずれも幼くないですし、
ぬいぐるみ心理学ではそこに着目していません。
ぬいぐるみとどのように関わったか。
それを踏まえて人付き合いの傾向を明らかにしているだけです。
まあ、ぬいぐるみではないにしても、
アイドルのグッズを常に身に着けている大人はいますし、
家いっぱいに飾っている大人もいます。
プラモデルだったり雑貨だったり…
たまたま今回のテーマでは「ぬいぐるみだった」というだけです。
どれが幼いかという視点ではなく、
その言動から何を読み取るか。
ぬいぐるみ心理学で重視しているのはそこです。
では、いったんまとめます。
ぬいぐるみのリュックを背負っている人は、
居心地の良さや安心感を求めている傾向があります。
その人が居心地良くいられる関係性を築くことも大事ですし、
裏を返せば、居心地の悪さがストレスの原因となります。
ここまで全体の傾向をお伝えしましたが、
個々に傾向が細かく違うのは当然です。
詳しく知りたい場合は、まず無料講座を通して学んでください。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。