3Apr
[最終更新日]2018/10/14
こんにちは、伊庭和高です。
先日歯医者の検診に行ったのですが、
待合室から診察室にかけて、
大小様々なぬいぐるみが置いてありました。
今回はいつもと別の歯医者さんを訪れたのですが、
前回訪れた歯医者さんにもぬいぐるみがありました。
そこであなたに質問です。
なぜ歯医者さんにはぬいぐるみが置いてあるのでしょうか?
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
歯医者さんにぬいぐるみが置いてある理由をお伝えします。
歯医者さんにぬいぐるみが置いてある理由
ぬいぐるみは意見も言わなければ否定もしない。
完全に自分を受け止めてくれる存在です。
「絶対的に安心できる存在」と言い換えても良いでしょう。
歯医者さんは大人と子供関係なく、
誰もが通院するお医者さんです。
歯医者さんにぬいぐるみが置いてある理由。
それは「特に子供に安心感を抱いてもらうため」です。
子供にとって歯医者さんの記憶とは、
強烈にネガティブな記憶を抱いてしまうこともあります。
口を開けて、しかも抵抗できず、
耳をつんざく機械音とともに機械が口の中に入る。
しかも歯を削られたり抜いたりと痛みを伴うこともあります。
子供にとって特に歯医者さんというのは、
記憶に残りやすい場面の一部とも言えます。
私も子供時代に歯医者さんに通いましたが、
どこか嫌なイメージを持ち続けていました。
そんな中でそばにぬいぐるみがいれば、
どこか安心感を抱いた状態で歯の治療を受けることができます。
必要に応じてぬいぐるみを手元に寄せることで、
恐怖感を抱きながらも安心しながら治療を受けられるのです。
そして歯医者さんと同じ理由で、
子供が訪れる病院の多くにはぬいぐるみが置いてあります。
これも狙いは同じですね。
私の知り合いに病院を経営されている方がいるのですが、
「病院にぬいぐるみを置く理由」について詳しく解説し、
アドバイスをお伝えし実行いただいたこともあります。
どのぬいぐるみを置くか。
どんな形状、肌触りのぬいぐるみをどこに置くか。
これも安心感を抱くためには大切なことです。
…と、実は私達の身の回りには、
想像以上にぬいぐるみが存在するのです。
「ぬいぐるみ心理学に出会ってから、
街中でぬいぐるみを多く目にする様になりました!」
この様な声もよくいただきますが、
ぬいぐるみはそれほど、私達の身近なものになっているのです。
ぜひ、ぬいぐるみに意識を向けてみてくださいね。
思わぬ所から、ぬいぐるみが飛び込んで来ますよ。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。