4Jun
[最終更新日]2023/03/08
こんにちは、伊庭和高です。
今回はぬいぐるみの中でも具体的なキャラクターを取り上げます。
私が過去に関わって来たお客さんの中で何人かいたのが、
リラックマのぬいぐるみが大好きという方です。
リラックマのぬいぐるみを持っている人は、
何も子どもに限りません。
彼氏ができた女性が急に欲しくなったり、
家庭を持たれている女性の枕元にいたり、
リラックマは案外、身近な生活環境にいるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点を踏まえながら、
リラックマ好きな人の心理背景をお伝えしていきます。
実はプーさん好きと同じ心理?
以前、くまのぬいぐるいみが大好きな人の心理を解説しました。
リラックマ好きの方にも、
これはまさに当てはまるわけです。
くまという存在自体が包容力を思い出させる。
人間で言うと、「父性」をイメージさせるものです。
そのため、リラックマのぬいぐるみが好きということは、
それだけ相手に守ってもらいたい、頼りたいという気持ちの現れです。
大きな木があったらもたれかかりたい感覚とも言えます。
これがパートナーシップについて見ていくと、
さらに興味深いことがわかってきます。
たとえば、付き合い始めてから急にリラックマのぬいぐるみを集める。
ある時期から急にリラックマのぬいぐるみが増え出す。
これは裏を返せば、包容力が足りない証拠でしょう。
頼りたい、甘えたいのに、相手に上手く伝えられていない。
あるいは、何らかの理由でそれができない。
だから、リラックマのぬいぐるみを手に入れて欲求を満たそうとする。
こうしたケースの場合は関係が改善されることで、
気づけばリラックマのぬいぐるみが押し入れにいくこともあります。
リラックマのぬいぐるみが包容力のバロメーターになっているわけです。
これは実は、プーさんが好きな人の心理とも共通しています。
プーさんもくまですし、どこかもたれかかりたいと感じさせる。
表情も穏やかですし、どこかリラックマと通じる部分があります。
まあ敢えて違いを挙げるとするならば、
リラックマの方が名前に「リラックマ」とついている以上、
「肩の力を抜いてもたれかかっても良いんだよ」
というイメージを抱きやすいということでしょう。
あなたがリラックマを持っているのか、
身近な人がリラックマを持っているのか、
状況はわかりませんが、リラックマのぬいぐるみとの関わり方は、
包容力を基準にすることで人付き合いの状況が見えてきます。
ぬいぐるみが好きな人の心理背景は、
こちらの記事で詳しく特集しています。
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。