31Dec
[最終更新日]2022/05/19
こんにちは、伊庭和高です。
「素の自分」が本日のテーマですが、
恋愛において多く寄せられる相談なものの、
人間関係すべてに当てはまるテーマだと言えます。
素の自分が出せずにいると、
窮屈な人間関係を築いてしまいます。
「あの人は何であんなに素の自分が出せるんだろう?」
相手に対しこの様に思った経験もあるかもしれません。
「何だかこの人には素の自分が出せる」
この様な人が身近にいるかもしれません。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
素の自分が出せる相手と付き合う方法をお伝えします。
目次
素の自分でいられる相手の特徴
人間関係は自分と相手がいて成立しますが、
まずは相手に意識を向けて解説したいと思います。
「素の自分を出せる相手の特徴は何か?」
「恋愛で素の自分でいられる異性の特徴は何か?」
この点について、さっそく解説します
聞き上手
聞き上手な相手には、
自分の本心が自然とさらけ出せてしまいます。
「この人は自分の話を聞いてくれているんだな」
安心感が生まれるので、
素の自分が出やすい状況が生まれるのです。
素の自分でいられる相手の特徴を振り返ると、
聞き上手が多かったという声も多いのです。
相手が素の状態で接してくれる
相手が素の自分で接している様に感じると、
自分も素を出しやすくなります。
心理学では「自己開示の法則」があります。
人は自己開示をしてくれた相手には、
自分も自己開示をしやすくなるのです。
自己開示が安心感につながり、
自分も本音を出そうとするのです。
相手が素の状態で接してくれていると、
それにつられて自分も本音を出しやすいのです。
相手ありきの「限界」
ここまで相手の特徴を解説しましたが、
相手ありきでは限界があるのも確かです。
相手が特徴を満たしていれば、
自分も素の状態を出せるのは、
相手に依存した状態だと言えます。
素の自分をいつでも出せるわけではなく、
相手次第な側面が出てしまうのです。
素の自分を出せないと悩んでいる人にも、
相手によっては素の自分を出せることがあります。
ですが自ら素を出せるわけではないので、
本当に出したい場面で出せない悩みを抱えてしまうのです。
素の自分を出せない心理背景
素の自分を出せないのは、一体どうしてなのか?
心理背景を解説していきます。
どれか1つに当てはまっていることもあれば、
複数に当てはまる可能性もあります。
相手にどう思われるかを気にしてしまう
相手にどう思われるかを気にすると、
素の自分を出せなくなってしまいます。
自分を出すよりも先に、
相手の反応を気にしてしまうのです。
「好きな人の前では素の自分が出せない」
こうした相談を受けることもありますが、
相手にどう思われるのかを気にしてしまい、
嫌われない様に素の自分を抑えてしまうのです。
相手の反応を気にして素の自分が出せないことは、
こちらの記事でも詳しく解説しているので、
合わせて読んでみてください。
猫をかぶってしまう
相手によく思われようと考えるほど、
猫をかぶって関わってしまいます。
猫をかぶれば相手に好感を持たれるかもしれませんが、
それは決して素の自分ではありません。
本当の自分が評価されていないので、
たとえ評価されてもムナしい気持ちが残ってしまいます。
ですが猫をかぶることに慣れるほど、
人前で自分をさらけ出せなくなっていきます。
そもそも素の自分がわからない
素の自分が出せずに悩んでいる人は、
そもそも素の自分がわからないことも一定数あります。
素の自分がわからなければ、
出すことはできないですよね。
・自分の気持ちがわからない
・何がしたいのかわからない
日常でこうした疑問を抱いている人ほど、
素の自分がわかっていない状態だと言えます。
素の自分が出せない根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
素の自分が出せないのも、
根本原因は自分の自信のなさです。
どうすれば自信が持てるのかは
無料メール講座でも詳しく解説していますが、
自信が持てなければ素の自分は出せません。
周りにどう思われるかを気にしたり、
よく思われようとして猫をかぶってしまうこともあるのです。
一方で自分に自信が持てていれば、
いつでも素の自分を出せる様になります。
ちなみに私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
素の自分を出せる相手と付き合う方法
「どうすれば素の自分を出せる相手と付き合えるのか?」
相手を変えることはできないので、
自分が変わるしかありません。
相手次第で素の自分が出せる状態は、
素の自分が出せると胸を張って言えません。
素の自分を出せる状態に変わることができれば、
自分が理想の人間関係を築ける様になります。
仕事でも恋愛でも友達関係でも、
素の自分を出しながら関われる様になります。
自分を主語にして行動する
では具体的にどうすれば良いのか?
素の自分を出せる相手と付き合うには、
自分を主語にして行動することです。
「どうしたいのか?」と問いかけることが、
素の自分を出せる上で重要です。
素の自分を出せない時ほど、
「どうしたいのか?」と問いかけられていません。
自分を主語にして考えるよりも、
周りにどう思われるかを気にしてしまうのです。
・嫌われない様に
・傷つけない様に
・否定されない様に
・怒られない様に
こうした気持ちを抱いていれば、
素の自分を出せる様にはなりません。
主語を自分にして問いかけることが、
素の自分を出せる様になる最短ルートです。
自分の気持ちを声に出す
そして自分の気持ちを声に出すことも、
素の自分を出す上で役立ちます。
私たち人間は悩みを抱いている時ほど、
頭の中で考えを巡らせる習性があります。
素の自分が出せず悩んでいる時は、
頭の中で悩みを抱いているのです。
頭の中で考え続けずに、
まずは自分の気持ちを声に出すこと。
これを意識することは、
素の自分を出す上で効果を発揮します。
ちなみにぬいぐるみと意識して関わることで、
自分の気持ちを早く声に出せる様になります。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
好きかどうかに関わらず、
ぬいぐるみは素の自分を出せる様になるために効果を発揮します。
素の自分=幸せな関係
素の自分を出せる様になるほど、
幸せな人間関係が築ける様になります。
猫をかぶることもなくなるので、
相手に誤解を与えることもなくなります。
余計な気を使わず関われる様になるので、
理想の関係性を築ける様になるのです。
自信が持てる様になることで、
素の自分に気づきながら、
いつでも素の自分を出して相手と付き合える様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信を持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。