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幼少期に愛情不足で育った影響を克服する3つの方法!

[最終更新日]2023/05/31

こんにちは、伊庭和高です。

 

「幼少期に親からの愛情不足で育った」

こうした声は私の元にも届きます。

 

そして多くの場合で幼少期にとどまらず、

大人になってからも悪影響を与えてしまっています。

 

たとえ愛情不足だと感じる環境で育っても、

現状は今から変えられます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

幼少期に愛情不足で育った影響を克服する方法を解説します。

 

幼少期に愛情不足で育つとどんな影響が出るのか?

 

幼少期に愛情不足で育つと、

大きく4つの影響が大人になってから出ます。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

周りの目を気にしてしまう

「嫌われたらどうしよう」

「怒られたらどうしよう」

「変に思われたらどうしよう」

 

この様に周りの目を気にしてしまうのは、

愛情不足で育った影響の1つです。

 

愛されている実感が持てていないと、

周りの反応を気にしたり顔色を伺ってしまうのです。

 

周りにとって都合の良い自分を演じていると、

愛されていると実感できると勘違いしてしまうケースもあるのです。

 

周りありきで過ごす様になるので、

次第に気を張り過ぎて疲れてしまいます。

 

自分の気持ちがわからない

愛情不足で育った人ほど、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

愛されている実感が持てていないと、

自分の気持ちを出すのを怖がってしまいます。

 

やりたいことを我慢したり、

言いたいことを飲み込むことも増えるのです。

 

次第に自分の気持ちがわからなくなり、

流されている様に日々を過ごしてしまいます。

 

失敗を恐れてしまう

「上手くいかなかったら…」

「間違えたら…」

 

この様に失敗を恐れてしまうのも、

愛情不足で育った人の特徴です。

 

愛されていないと感じるほど、

何かに挑戦するのを恐れやすくなります。

 

「失敗したらさらに愛されないのでは…」

 

不安や恐れが大きくなってしまい、

前に踏み出せなくなってしまうのです。

 

依存的な関係を築く

愛情不足で育ったと感じている人ほど、

愛されたい気持ちを心の奥底で感じています。

 

自分で自分を満たすことができず、

誰かに愛されることで自分を満たそうとするのです。

 

結果的に、依存的な関係を築きやすくなります。

 

特に恋愛や夫婦関係で見られる傾向ですが、

かまって欲しい気持ちが強まったり、

寂しがり屋な一面が出てくるほど、

依存的な関係を築きやすくなります。

 

その瞬間は良い関係を築けても、

どこかで関係がギクシャクしてしまいます。

 

長い目で見て、幸せな関係が築けないのです。

 

今も幼少期の影響を引きずっている原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

愛情不足だと感じる環境で育ち、

もし今も幼少期の経験を引きずっているなら、

それは自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自分に自信があれば過去の記憶に影響されずに今を生きれます。

 

一方で自分に自信が持てていないと、

大人になってからも過去の記憶に影響を受けてしまいます。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

そして私たち人間にとって親との関係が、

愛情を感じる一番最初の相手です。

 

特に親との関わりの中で、

愛情不足を実感することも多いです。

 

ですがどれだけ過去を振り返っても、

親を変えることはできません。

 

「親が悪いから」と親のせいにし続けても、

自分の人生が変わるわけではありません。

 

自分以外の誰かを変えることは、

どれだけ頑張ってもできないのです。

 

ただし自分が変わることは、

自分の意思で今からできます。

 

自信のなさと向き合うことで、

幼少期の影響を受けずに今から人生を送ることができます。

 

愛情不足で育った影響を克服する方法

 

ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、

幼少期に愛情不足で育った影響を克服する方法を解説します。

 

3ステップになっており、

順番に実践することで変化を実感できます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップは、

自分で自分の気持ちを声に出すことです。

 

愛情不足で育った影響を引きずっている時ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考え続けているのです。

 

私たち人間は頭の中で考えていることの、

約90%がネガティブな事柄だと言われています。

 

つまり頭の中で考えるほど、

ネガティブな気持ちが増大してしまうのです。

 

自分の気持ちを抑え込み、

子供の頃の記憶に引きずられてしまうのです。

 

どんな気持ちでも構わないので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

幼少期の影響を手放す上で効果的です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみと意識して関わるのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることは、

幼少期の影響を手放す上でも効果的です。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出したら、

「本当はどうしたかったのか?」と自分に問いかけます。

 

過去のネガティブな感情を受け止める上でも、

「本当はどうしたかったのか?」という問いかけが大事です。

 

過去の出来事は変えられませんが、

過去から引きずっている感情を手放すことはできます。

 

「どうしたかったのか?」と問いかけ、

抑え込んできた気持ちを1つずつ受け止めていきます。

 

幼少期の記憶を引きずっている気持ちを、

1つずつ声に出して受け止め手放していくことが大切です。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけ、

過去からの気持ちを1つずつ受け止められたら、

これから先の未来に意識を向けます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語にして問いかけることで、

自分が本当に望む選択ができます。

 

幼少期の記憶の影響を受けている時ほど、

「どうしたいのか?」と問いかけていません。

 

過去のことばかりにとらわれ、

未来のことを考えられていないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

幼少期の影響の克服に不可欠です。

大人になっても幼少期の影響を引きずっていると、

幸せな毎日は訪れません。

 

愛情不足だと感じるほど、

ネガティブな気持ちも増加してしまいます。

 

過去の記憶にも影響を受け続けますし、

どこか窮屈な日々を過ごしてしまいます。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップを繰り返し実践することで、

これから先の人生を変えることができます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。