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書いてモヤモヤがスッキリしない原因を歴史と心理学の視点で解説

[最終更新日]2025/07/23

こんにちは、伊庭和高です。

 

「紙やノートに書いても悩みがスッキリしない」

こうした相談も定期的に寄せられます。

 

モヤモヤしたら紙やノートに書くといいよと言われ、

試してみたものの上手くいかない人は意外と多いです。

 

私はぬいぐるみ心理学を独自に開発し、

7,000名以上のお客様をサポートしてきましたが、

書いてモヤモヤがスッキリするとはお伝えしていません。

 

むしろ書いてもスッキリせず、

状況が悪化してしまうこともあるのです。

 

・モヤモヤしたら独り言を声に出してください

・ブツブツ声に出すことでスッキリします

 

この点をお客様にお伝えしていますが、

その際に文字を書くことと声に出すことの違いを、

歴史的な背景から比較することがあります。

 

今回は書いてもモヤモヤがスッキリしない原因を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

その上で書くことに代わる方法を紹介します。

 

書いてモヤモヤがスッキリしないのはなぜ?

声に出すとモヤモヤがスッキリする一方で、

文字に書いてもモヤモヤがスッキリしないのは、

歴史的背景を振り返ると理解できます。

 

そもそも声に出すことは、

人類の誕生と同時に生まれた行為です。

 

「オギャー」と赤ちゃんが泣くわけですからね。

 

一方で文字を書く行為は、

文明の発達とともに生まれました。

 

では一体なで、文字を書く様になったのか?

 

答えは「誰かに情報を伝えるため」です。

 

この地域は食糧が十分あるので、

次に来る人にわかるように洞窟へ文字を書いたのです。

 

つまり文字を書く行為は、

誰かに見られることを前提としています。

 

自分の本音が出てこない

誰かに見られるのを前提とする以上、

文字を書くと本音が出てこないことがあります。

 

「どう思われるのか…」

「伝わりにくいかも…」

 

見る人のことを考えるうちに、

本音を抑え込んでしまうのです。

 

「周りの目や評価が気になる」

 

こうした悩みは私の元によく寄せられますが、

文字を書いてると無意識のうちに、

周りの目や評価が気になってしまうのです。

 

これは自分だけが見返すノートに、

文字を書いている場合にも当てはまります。

 

誰かに見られることを怖がったり、

未来の自分が見る時のことを考えてしまい、

気づけば本音が出てこなくなるのです。

 

まず声に出してモヤモヤをスッキリしましょう

モヤモヤを文字に書いてもスッキリしないのは、

ここまで紹介した歴史的背景が影響しています。

 

もちろん何もしないよりは、

文字に書いた方がマシです。

 

ただしこの記事を読んでいる方は、

文字に書いてもスッキリしないのだと思います。

 

そんな時に私がオススメしているのが、

モヤモヤを独り言でつぶやくことです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考えることの9割が、

ネガティブな内容とも言われています。

 

つまり声に出さずにいれば、

モヤモヤが増大してしまうのです。

 

自分で自分の気持ちを声に出すことで、

モヤモヤがスッキリ晴れる事例は多いです。

 

もし文字を書きたいのであれば、

まず声に出した上で文字を書いてください。

 

声に出すことが必須であり、

その上でやりたければ文字を書く順番です。

 

まとめ

文字を書いてもモヤモヤがスッキリしない人は、

まず独り言をつぶやいてください。

 

特別なスキルや道具は1つも必要ありません。

 

ただし文字を書くのに慣れている人ほど、

いざ声に出そうと思うと言葉が出てこないことがあります。

 

「何をつぶやけばいいかわからない」

「全然言葉が出てこない」

 

こうした感想を抱かれたのであれば、

それは声に出さずに過ごすことが習慣化したからです。

 

一度や二度だけ声に出してみても、

現状は好転しません。

 

何度も繰り返し実践し習慣化することで、

モヤモヤをその場でスッキリできる様になります。

 

ぜひ今回の内容を実践しながら、

モヤモヤをスッキリさせてみてください。

 

より詳しい内容は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。