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自分を甘やかすのに罪悪感を抱く人の4つの心理背景

[最終更新日]2025/09/21

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自分を甘やかすことができない」

「自分を甘やかすことに罪悪感がある」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談はよく寄せられます。

 

自分を甘やかすことができない人ほど、

自分に厳しくなってしまいます。

 

常に自分を追い込んでいる状態なので、

心身ともに疲れ果ててしまいますし、

ストレスをため込みがちになります。

 

自分を甘やかせる様になることは、

自分を大切にすることにつながります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

自分を甘やかすことに罪悪感を抱く原因と解決策をお伝えします。

 

自分を甘やかすのに罪悪感を抱くのはなぜ?

 

罪悪感とは「罪と悪の感情」と書きます。

 

罪と悪の感情を感じたい人など、

どう考えてもいません。

 

一体なぜ自分を甘やかすことに、

罪悪感を感じてしまうのか?

 

4つの心理背景がありますが、

どれか1つに該当する人もいれば、

複数に当てはまる人もいます。

 

自分がダメになると思い込んでいる

自分を甘やかしてしまえば、

自分がダメになると思い込む人は多いです。

 

自堕落な生活を送ったり、

無気力な自分になってしまうのを恐れているのです。

 

ただし自分を甘やかさずにいれば、

常に走り続けているような状態です。

 

適切な休憩を取りリラックスできれば、

長く走り続けることもできますが、

常に走り続ければガス欠を起こします。

 

自分を甘やかさずにいると、

どこかで心身が限界を迎えてしまうのです。

 

周りの目を気にしている

「周りからどう思われるのか…」

「評価が下がったらどうしよう…」

「ネガティブなことを言われないか…」

 

この様に周りの目を気にしている人ほど、

自分を甘やかすことができません。

 

もし自分を甘やかしたら、

周りにどう見られるのかを気にしているのです。

 

自分の気持ちよりも先に、

周りの反応を優先している状態です。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

他人軸で生きている状態だと言えます。

 

親に愛されないと思っている

子供の頃の親との記憶が影響して、

自分を甘やかせない人も一定数います。

 

「もっと自分に厳しくやらなきゃいけない」

「自分を甘やかすと後で痛い目にあう」

 

この様に親から言われたことがあれば、

自分を甘やかすことに罪悪感を抱くでしょう。

 

あるいは親も自分を甘やかせない人なら、

子供にも影響が及ぶことはよくあります。

 

また親の顔色をうかがっていたり、

良い子を演じていた人も、

自分を甘やかせなくなってしまいます。

 

親元を離れて自立した生活を送っていても、

親の影響を受け続けてしまうのです。

 

完璧主義

「もっと完璧にやらなきゃ」

「まだ十分ではない」

 

この様に完璧主義の傾向がある人は、

自分を甘やかすのに罪悪感を感じます。

 

自分を甘やかしてしまえば、

完璧じゃなくなってしまうと思っているのです。

 

完璧さを求めるのを否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

食べ過ぎ・飲み過ぎと同様に、

何事もやり過ぎると反動が返ってきます。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

自分を甘やかすのに罪悪感を抱くのも、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば罪悪感を感じずに、

甘やかしたい時に自分を甘やかせます。

 

その上で厳しくしたい時はできたりと、

自然とメリハリを持って過ごせるのです。

 

先ほど紹介した4つの心理背景も、

自信のなさが原因なのです。

 

自分を甘やかせない人の末路

自分を甘やかせないままでは、

幸せな未来は待っていません。

 

どこかで心身に限界が訪れてしまい、

体調を崩してしまうこともあります。

 

何かの拍子に燃え尽き症候群になったり、

何もやる気が起こらなくなることもあります。

 

あるいは日々ストレスが蓄積し、

限界を迎えた時に周りに当たったり愚痴をこぼしてしまいます。

 

人間関係が悪化したりと、

ストレスを感じやすくなってしまうのです。

 

先ほどもお伝えした様に、

自分を甘やかせないのは自信のなさが原因です。

 

自信のなさと向き合いながら、

これから紹介する2つの方法を実践すると、

自分を甘やかせない悩みは解決へと向かいます。

 

現状を好転する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

自分を甘やかすのに罪悪感を抱くことはなくなります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

自分を甘やかせない人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど罪悪感も強まり

自分を甘やかせなくなってしまいます。

 

先ほど紹介した4つの心理背景も、

頭の中で考えている時に出てきます。

 

独り言でかまいませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を甘やかせない人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に周りのことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

周りのことを先に考えている状態です。

 

周りにどう思われるか気にして、

自分を甘やかせなくなってしまいます。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸で生きているのです。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちな人も、

自分を甘やかせない傾向があります。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを周りに求め続けているので、

いつまでも自分で結論を出せないのです。

 

これでは自分を甘やかせないままです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を好転するために不可欠です。

自分を甘やかせないままでは、

幸せな未来は待っていません。

 

常に自分を追い込んでしまい、

生きづらさを感じてしまうでしょう。

 

同じ悩みを何度も繰り返し、

行き詰まってしまうこともあります。

 

自分を甘やかせないのは自信のなさが原因です。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を実践することで、

現状は今から変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。