29Oct
[最終更新日]2025/10/28

こんにちは、伊庭和高です。
「気づくといつも急いでいる」
「あと少しで間に合うと思ったのに焦ってしまった」
「ゆっくりできない」
そんな“焦りやすい性格”に悩んでいませんか?
仕事でもプライベートでも、
焦れば焦るほど思わぬミスをしてしまいます。
たとえ上手くできても、
焦り続けるのは精神的な負担になります。
焦りやすい状態は、早急に改善する必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
焦りやすい人の心理背景と原因を解説します。
その上で焦りやすさを改善する方法を、
独自の切り口でお伝えします。
実は焦りやすいのは性格ではなく、
誰でも今から改善できるのです。
目次
焦りやすい人が抱えやすい心理背景
焦りやすい人には3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①周りと自分を比べている

「あの人より先に仕上げないと…」
「周囲より遅れているかもしれない…」
この様に焦りやすい人は無意識に、
「周囲と比べて」「他人より先に」と思っています。
たとえば仕事で同僚より早く成果を出さなければという気持ち。
あるいは日常で「みんなもう終わったのに自分は…」という焦燥感。
周りと自分を比較するほど、
焦りは強まるばかりです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸になっている状態です。
②完璧主義

「まだ十分ではない」
「もっと完璧に仕上げなきゃ」
この様に完璧主義の傾向がある人は焦りやすいです。
完璧さを求めるあまり自分を追い込み、
余計な焦りを生み出してしまいます。
完璧主義になるほど精神的な余裕をなくし、
できない点や足りない点に気づきやすくなります。
私は決して完璧さを求めるのを否定しませんが、
完璧主義まで行くのはやりすぎです。
食べすぎや飲みすぎと同様に、
何事もやりすぎると反動が出てしまいます。
③失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう…」
「ミスしない様にしなきゃ…」
この様に間違いや失敗を恐れるほど、
焦りが強まる傾向があります。
不安な気持ちが心の中で増大し、
目の前のことに手がつかなくなるかもしれません。
失敗を恐れる気持ちは誰にでもありますが、
過度に恐れるほど焦りを引き起こします。
失敗を恐れて焦ってしまった結果、
恐れていた事態につながることもあるのです。
自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
焦りやすいと悩んでいるのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば焦らず行動できます。
周りと自分を比べたり、
完璧主義の一面が出たり、
失敗を恐れてしまうのも、
自信のなさが原因なのです。
自信があれば焦りを落ち着かせ、
自信がないと焦りを増大させてしまいます。
幼少期の記憶も影響

私たちの自信のなさは幼少期の経験も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
それが成長し大人になる中で、
自信がなくなり焦りやすくなるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
焦りやすくなってしまうケースもあります。
「親の顔色をうかがっていた」
「親の期待に応えようとしていた」
「親に怒られるのが怖かった」
「親も焦りやすい人だった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
焦りやすいのは性格ではない

ただし先ほどお伝えした様に、
生まれた時から焦りやすい人はいません。
あたふたと焦っている赤ちゃんなど、
どう考えてもいないのです。
「焦りやすいのは性格だから変えられないのでは?」
こうした相談も寄せられますが、決してそんなことはありません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身に付いた癖なので、
誰でも今から焦りやすい悩みは改善できます。
焦りやすい性格を改善する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
焦りやすい性格を改善する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
焦らず行動できる自分へと変われます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
焦りやすい人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
焦る気持ちが心の中で増大してしまいます。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
声に出せば出すほど、焦りは落ち着きます。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
焦りやすい人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応や評価が気になったり、
相手と自分を比べてしまいます。
まさに他人軸になってしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
焦りやすい悩みを改善するために不可欠です。
自分がしたいことへ意識を向けると、
周りの反応や評価を気にしなくなりますし、
次第に冷静さを取り戻せます。

仕事でもプライベートでも、
焦りやすいままでは良いことはありません。
思わぬ失敗をしてしまったり、
信頼を失ってしまうこともあるでしょう。
焦りやすいと悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
仕事・恋愛・友達・夫婦関係など、
さまざまな場面で自分が望む毎日を実現できます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
