9Nov
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は趣向を変えて映画の話です。
ぬいぐるみ心理学無料講座の中でも、
そしてブログでも何度か
オススメの映画を紹介しました。
例えばビッグフィッシュ。
例えばインサイドヘッド。
最近だとニューシネマパラダイス。
ジャンルや年代を問わず、
素晴らしい映画があります。
「1度見て終わり!」という人もいますが、
私は何度も同じ映画を観ます。
それこそビッグフィッシュは
半年に一度必ず観ます。
私自身、映画評論家でもなければ
映画に詳しくもありません。
ぬいぐるみ心理学を通して
自分らしい人間関係を築く。
そんな活動をしています。
ですが映画を何度も観ることで
人生における発見が幾層にも重なります。
メッセージが変わる
そう、映画は見る度に
メッセージが変わるのです。
例えばビッグフィッシュ。
最初に観たときは正直、
何を言いたいのかわからず、
ティムバートンらしい
メルヘンさも含んだ
ヒューマンストーリーだな、
くらいにしか思いませんでした。
ですが2度目に観た時は
夢をまっすぐ生きる志について、
強烈に心に響きました。
3度目は恋愛について、
1人の人を愛し続けることの
尊さと素晴らしさを。
そして4度目は人間関係。
人との関わりを大切にすると
どうなるかをラストに見せられ
思わず涙があふれました。
観る度にメッセージが変わるんです。
これはインサイドヘッドも
ニューシネマパラダイスも同じです。
いったいどうして、
こんなことが起こるのでしょうか?
その時の自分を映す鏡。
観る度メッセージが変わる理由は
ここにあると考えています。
家庭、恋愛、仕事・・・
その時によって心境は変わります。
映画そのものは変わらないものの、
私達自身の心境が変わるため、
異なるメッセージを受け取るのです。
ここで注目して欲しいのは、
潜在意識です。
心の奥底では思っていたけど、
言葉にしきれなかった想い。
これが映画を通して出てくることが
よくあります。
例えば中年男性が無邪気に
遊ぶ子供を見てふと、
「自分も何にも縛られずに
子供の様に行動したい」
と思ったとします。
これは子供を見たことで
心の奥底にあった思いが
顕在化(言語化)されたのです。
映画を観る度にメッセージが変わる。
これはあなたの心境と密接にリンクします。
とはいえ、観る度メッセージが変わる。
そんな映画はよく作り込まれています。
作品としての完成度も非常に高い。
これは間違いありません。
興行収入など目に見える実績ではなく、
作品として洗練されていれば、
あなたの心を常に映し出す鏡の様な
存在になってくれる。
だから、何度も観る映画が1本でもあれば、
自分自身と向き合うこともできます。
本日も最後まで読んで下さり、
ありがとうございました。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。