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休日に何かしないといけないと思う3つの心理と改善策

[最終更新日]2025/11/02

こんにちは、伊庭和高です。

 

休日の朝。目が覚めても、何だか落ち着かない。

「今日は掃除しなきゃ」「有意義に過ごさないと」と思うほど、心が休まらない。

 

気づけば“休みなのに疲れている”

そんな自分に、罪悪感を抱くことはありませんか?

 

休日に何かしないといけないと思うほど、

実は心に負担をかけています。

 

心身に疲れやストレスが蓄積され、

突然の不調の原因になることもあるのです。

 

この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、

休日に何かしないといけないと思う心理背景や原因と改善策をお伝えします。

 

なぜ休日に「何かしないと」と感じるのか

 

本来、休日は「体と心をリセットする日」です。

 

休みたければ休めばいいですし、

出掛けて楽しみたければ楽しめばいいです。

 

それなのに「何かしないと」と感じてしまうのはなぜなのか?

 

これから3つの心理背景を紹介しますが、

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

①周りと自分を比べている

「あの人は休日も自分磨きをしている」

「あの人に比べて自分はダラダラしている」

 

この様に周りと自分を比べるほど、

「何かしないと」と感じやすくなります。

 

特定の誰かや不特定多数と比べるほど、

劣等感や足りない点に目が向きやすくなるのです。

 

特に現代ではネットやSNSの発達により、

不特定多数の人の様子をいつでも見れる様になりました。

 

それこそ誰かの投稿を見る中で、

「何もしていない自分はダメなのでは?」と感じやすいのです。

 

これは心理学でいう社会的比較の影響で、

他人の“充実”と自分の“停滞”を比べ、焦りや不安を感じてしまうのです。

 

②休むこと=怠けることだと感じる「罪悪感」

「休むことはサボることだ」

「努力する人が偉い」

 

この様に思い込んでいる人は、

休むことを怠けることだと思い罪悪感を抱きます。

 

子供の頃に親と関わる中で思い込んだ人もいれば、

成長し大人になる中で思い込んだ人もいます。

 

休むことが悪だと思えば、

何かしなきゃという焦りが生まれやすいのです。

 

③予定がないことへの「空白の不安」

予定がないことで不安や寂しさを抱き、

無理にでも予定を埋めてしまう人がいます。

 

どれだけ忙しくても予定を詰め込み、

何かしていないと気が済まないのです。

 

予定があることが充実していると思い込んでいるのです。

 

最近では「予定詰め込み症候群」とも言われており、

予定を詰め込んだ反動で心身ともに疲れ果ててしまいます。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

休日に何かしないといけないと思うのも、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば休みたい時は休めますし、

出掛けて楽しめたい時は楽しめます。

 

「何かしないといけない」とは義務であり、

自分が心から望まない状態です。

 

一方で自分がしたい選択をするのは、

自分の気持ちを大切にできている状態なのです。

 

先ほど紹介した3つの心理背景は、

自信のなさが根底にあるのです。

 

現状を放置するとどうなるのか?

休日に何かしなきゃと思い続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

常に予定に追われている状態で、

心休まる瞬間がありません。

 

どこかで心身に限界がきてしまいます。

 

何もやる気が起こらなくなったり、

体調不良になってしまったり、

人間関係がギクシャクすることもあります。

 

また転職や異動や引越しなどで環境を変えても、

自分が変わらなければ同じ悩みを繰り返します。

 

休日に何かしなきゃと思う状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

休日に何かしなきゃと思う状況を抜け出す方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

休日に自分が過ごしたい様に過ごせる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

休日に何かしなきゃと思う人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど、

周りと自分を比べてしまったり、

休むことが悪だと考えやすくなります。

 

つまり頭の中で考えるほど、

不安が生まれ何かしなきゃと感じやすいのです。

 

先ほど紹介した3つの心理背景も、

頭の中で考えている時に浮かびやすいです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

休日に何かしなきゃと思う人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分が何がしたいかわからなくなったり、

相手と自分を比較してしまいます。

 

まさに他人軸になってしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことへ意識を向けると、

周りと自分を比べることもなくなり、

自分軸を持って行動できる様になります。

 

自分がしたいことを選択するほど、

休みたい時は休めますし、

出掛けたい時は出かける選択もできます。

休日に何かしなきゃと思うほど、

次第に息苦しさを感じる様になります。

 

いつも何かに追われている様に感じ、

どこかでガス欠を起こしてしまうのです。

 

休日に何かしなきゃと思う原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。