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恋と変の共通点〜自分らしく生きるとは?〜

[最終更新日]2020/11/09

 

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

 

以前、恋と愛の違いについて記事を書きました

詳しくは記事を読んで欲しいのですが、

その中で、恋という漢字の成り立ちについて説明しました。

 

 

恋という漢字の上にある部首「亦」には、

「心乱されるんだけど、同時に心惹かれる」

という意味があることを伝えました。

 

不安や怒りといった感情で心が乱されることもあるけれど、

それでも相手のことを好きで想ってしまう。

 

相反する感情が混ざり合っているわけですね。

 

 

さて、今回の記事では、もう少しこの話を深めていきます。

 

私がぬいぐるみ心理学で日頃から伝えている様に、

「素の自分らしさを発揮して生きていくこと」にもつながる話です。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

「あいつ変わってるよね」のカラクリ

素の自分 出す 画像

 

さて、今回は「恋」と「変」の共通点について見ていきます。

 

 

カンの鋭い人は、もう気づいたんじゃないですか?

 

そう、変という漢字にも「亦」があります。

 

ただ、恋であれば、

心乱されながらも心惹かれるという意味は理解できるものの、

変という漢字にどうしてこんな意味があるのでしょうか?

 

 

学校生活を思い出して下さい。

誰かに向かって「あいつ変わってるよね」とあなたが言ったとしましょう。

 

この「あいつ変わってるよね」を言葉通りに受け止めてはいけません。

 

変わってるということは、

その人がいるだけで自分が、あるいはクラスがかき乱されます。

 

みんなが自分の意見に賛同してくれているのに、

その人だけはどうも賛同していない様だ。

 

これはまさに、自分の周りが乱されているわけです。

 

 

「変わってるね」が最悪の形で発展してしまうと、

その人を排除しようとするわけです。

 

いじめは典型的な例ですね。

 

 

でも同時に、「変わっている」人に対して惹かれる想いも抱いています。

 

自分とは違って意見をはっきり言える

自分が抑えている部分を自然と出せている

夢を諦めずに地道に活動している

 

理由は色々でしょうが、

自分とは違う部分に惹かれているという事実もあります。

 

ついこの間までいじめていたのに、

話し合いの結果、逆に仲良くなったというケースも結構あります。

 

 

心乱されるだけでなく、心惹かれる存在であること。

これを理解できたら、関係は一気に縮まるわけです。

 

変人であることを誇る

自分らしく生きる 画像

 

ぬいぐるみ心理学を通して導き出した「あなたらしさ」。

ある意味これも「人と変わっている部分」です。

 

生まれてから今まで、無意識の内にとってしまう言動。

あなたにしかできないわけですから、

他人から見ると変わっている様に感じるわけです。

 

でも、それで良いんですよね。

 

変に周りに合わせたり自分を抑えようとすれば、

自分らしさが発揮できずにストレスを抱えます。

 

自分らしさは「自分の良さ・強み」であるわけですから、

それを発揮できないと相手にも伝わりません。

 

それならば、相手からは変わってると思われてでも、

素のあなたらしさを発揮した方が良いでしょう。

 

相手も「変わってるね」と思いながらも、

そんなあなたに惹かれているのですから。

 

 

ぬいぐるみ心理学物語第1章でも伝えましたが、

私の出身の早稲田大学では人と変わっていることを誇る風土があります。

変人であることを誇るわけです。

 

だからこそ、様々な分野で一流として活躍する人が出てくるわけですし、

自分を抑えず好き放題に学生生活を送る人が多いわけです。

 

 

変人であることを誇りましょう。

人と変わっている。

そんな自分を発揮して生きましょう。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。