18Aug
[最終更新日]2025/08/18
こんにちは、伊庭和高です。
「人の目を見て話せない」という悩みは、
私の元によく相談が寄せられます。
仕事でもプライベートでも、
目を見て話せないままでは問題が発生します。
チャンスを逃してしまったり、
信頼関係を築けなかったりと、
良いことはないのです。
過去の私も相手の目を見て話せず、
コンプレックスだと感じていました。
今ではぬいぐるみ心理学を実践し、
目を見て話せない状態を克服しました。
今回は目を見て話せない理由と改善策を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
目次
目を見て話せない理由
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
目を見て話せないのも、
自分の自信のなさが原因なのです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば相手の目を見て話せます。
自信がないから目をそらしたり、
目を合わせずに話してしまうのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を3つ紹介しますが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
相手にどう思われるか気にしている
「あの人にどう思われているのか…」
「周りの目が気になる…」
「評価が下がったらどうしよう…」
この様に相手の反応や評価を気にするほど、
目を見て話せなくなります。
自分のことより相手のことを優先してしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸で行動している状態です。
これでは自信もなくなりますし、
目を見て話せなくなってしまいます。
失敗を怖がっている
「間違えたらどうしよう…」
「怒られない様にしないと…」
「ミスしない様にしなきゃ…」
この様に失敗を怖がっていると、
目を見て話せなくなってしまいます。
失敗を怖がるあまり自信がなくなり、
目を合わせることができなくなるのです。
ですが失敗を怖がる姿勢は相手に伝わります。
失敗を怖がり続けた結果、
恐れていた失敗をしてしまうこともあれば、
信頼を失ってしまうこともあります。
つまり失敗を怖がり続けるのが、
最大の失敗なのです。
自分を演じている
良い子を演じたり自分を偽る人ほど、
相手の目を見て話せなくなります。
本来の自分ではないので、
相手の目を見て話せないのです。
演じている自分がバレない様にと、
自信がなくなって目をそらしてしまいます。
そして自分を演じるのが癖になると、
次第に本来の自分がわからなくなります。
「何がしたいかわからない」
「自分の気持ちがわからない」
こんな悩みを持っている人も、
相手の目を見て話せない傾向があります。
幼少期の記憶も影響している
私たちの自信のなさは、
幼少期の育ちも影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しいものは欲しいと主張できます。
ですが大人になる中で自信がなくなり、
目を見て話せなくなってしまうのです。
また私たちは親との関わりが、
すべての人間関係のスタートです。
つまり親と関わる中で自信がなくなり、
目を見て話せなくなることもあるのです。
「親の顔色をうかがっていた」
「親に怒られない様にしていた」
「親の前で優等生を演じていた」
「親の目を見て話せなかった」
「親も目を見て話せない人だった」
たとえばこうした場合だと、
子供にも悪影響が及んでしまうのです。
悩みは形を変えて繰り返される
目を見て話せない状況は、
時間が解決してはくれません。
異動や転職や付き合う相手を変えれば、
一時的に気分もリフレッシュできるでしょう。
ですが環境や相手を変えても自分が変わらないと、
目を見て話せない現象が発生してしまうのです。
「転職したのに同じ悩みに直面した」
「恋人を変える度に同じ悩みに直面した」
年齢や性別や職業を問わず、
こうした声は多いです。
過去の私も環境を変えることで、
目を見て話せる様になると思い込んでいました。
ですが自分が変わらないと無駄だと気づき、
自信のなさと向き合い自分が変わることへ集中しました。
すると今では自然と相手の目を見て話せる様になりました。
目を見て話せる自分に変わる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
目を見て話せる自分に変わる方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
目を見て話せない現状を克服できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
相手の目を見て話せない人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど自信もなくなります。
周りにどう思われるか気にしたり、
失敗を怖がり始めたり、
良い子を演じてしまいやすいのも、
頭の中で考えている時です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
頭に浮かんだ気持ちを、ぶつぶつ声に出していきましょう。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
相手の目を見て話せない人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
他人軸になってしまうのです。
また「どうすればいい?」と考えがちな人も、
相手の目を見て話せない傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを誰かや何かに求め続けてしまうので、
自分に自信が持てなくなってしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
目を見て話せないのを克服するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
目を見て話せないままでは幸せな未来は待っていません。
どんどん自分を苦しめてしまいますし、
人間関係がギクシャクするかもしれません。
人の目を見て話せない根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状は今すぐに変えていけます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。