31Aug
[最終更新日]2024/09/02
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマは他人軸。
仕事でもプラベートでも、
他人軸に振り回されていると、
悩みやストレスは増えるばかりです。
過去の私も自分軸が持てず、
周りの目を気にして行動していました。
大人になっても他人軸で行動し続け、
何がしたいのかがわかりませんでした。
他人軸に関する相談は、
私のもとにも多く寄せられます。
そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
他人軸に悩まされる原因を深堀りしていきます。
他人軸になってしまう原因
「なぜ他人軸になってしまうのか?」
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。
他人軸になってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば他人軸に悩まされることはありません。
最後は自分軸で行動できるので、
自分が望む選択ができる様になります。
一方で自分に自信が持てないことで、
他人軸に影響を受けてしまいます。
たとえば自信が持てない時ほど、
周りにどう思われるかを気にします。
「変に思われたらどうしよう…」
「否定されたらどうしよう…」
「嫌われたらどうしよう…」
こうした気持ちが浮かぶほど、
自分の気持ちを押さえ込みます。
また私は、自分軸と他人軸の度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自分軸と他人軸の割合が判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期にキッカケが!
そして私達の自信のなさは、
幼少期の経験で形作られます。
生まれた時は誰しも、
自分軸を持って過ごしていました。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと言えていました。
他人軸全開の赤ちゃんなど、
どう考えてもいないのです。
それが成長するにつれて、
人目を気にして自分を抑える様になり、
他人軸で生きる様になってしまいます。
他人軸に悩まされるのも、
幼少期の経験が影響を与えているのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
「親の顔色を伺っていた」
「親の言う通りに生きてきた」
「親も他人軸で生きていた」
たとえばこうしたケースだと、
子供も他人軸で生きる様になってしまいます。
親との関係で受けた影響は、
その後の様々な人間関係にもつながってくるのです。
他人軸は改善できる
とはいえ冷静に考えてみれば、
生まれた時から他人軸の人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも今から改善できます。
過去の私も他人軸に悩んでいましたが、
自信のなさと向き合うことを続け、
自分軸を持って生きれる様になりました。
「他人軸はもう疲れた」
「自分軸を持って過ごしたい」
こうした声を受けることも多いので、
他人軸で生きるのをやめる方法を体系化しました。
他人軸で生きるのをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点から、
他人軸をやめる方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
他人軸に流されることはなくなります。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
他人軸で生きてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
周りにどう思われるかを気にしてしまいますし、
自分軸を置き去りにしてしまうのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
他人軸を手放す上でも役立ちます。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
他人軸を気にしてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りのことを考えているので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
「した方が良い」
「するべきだ」
「しなければいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してもらう」
たとえばこれらは自分軸ではなく、
周りのことを先に考えているので、
他人軸になっている状態です。
自分を主語にして問いかけることは、
自分軸で生きる上で必要不可欠です。
「どうしたいのか?」と問いかけ続けることで、
他人軸を手放せる様になります。
お客様のエピソードを紹介します
ここからはお客様のエピソードを紹介します。
愛知県在住の椎橋さん(女性・仮名)は、
仕事や人間関係に悩む中で私のことを知りました。
私と話す中で他人軸が癖になっていると気づき、
自分軸を手に入れたいと強く思う様になりました。
===ここから===
周りの評価や反応が気になったり、
言いたいことを飲み込んだりと、
まさに他人軸の行動が習慣化していました。
何事も自分で決めることができず、
相手に決めてもらおうと考えたり、
相手の意見に同調することも多かったです。
他人軸で生きている自分が情けなく、
そんな自分を認めることもできませんでした。
「他人軸で生きる原因は自信のなさ」
伊庭さんの言葉を聞き、納得できました。
自信がないから他人軸になり、
自分よりも周りを優先して考えていたのです。
職場環境を変えたり、
付き合う相手を変えたりと、
環境を変えても問題が起こり続けるのは、
私自身も何度も体験していました。
「これは自分が根本的に変わらないとダメだ」
「自信のなさと向き合い自分軸を手に入れたい」
伊庭さんとお話する中で悩みの原因が整理でき、
現状を変えたいとより強く思う様になりました。
===ここまで===
椎橋さんに起こった変化
私は椎橋さんのお話を聞きながら、
先ほど紹介した2つの方法をお伝えしました。
また椎橋さんの現状を踏まえ、
個別に意識するポイントをお伝えしました。
ぬいぐるみ心理学を実践し始め数週間で、
椎橋さんは手ごたえを感じました。
===ここから===
自分の気持ちを声に出さず、
頭の中でグルグル考え続けるのは、
もう癖になっていました。
頭で考えるほどネガティブ思考が強まり、
結果的に他人軸になってしまうことを知り、
意識してブツブツ声に出す様になりました。
すると何が起きても冷静でいられ、
他人軸に流されなくなりました。
自分で自分の気持ちを声に出す効果は、
特に実感できています。
そして自分を主語に問いかけることは、
全くできていませんでした。
「どうしたい?」ではなく、
周りを気にして考えるのが癖になっていました。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求めてしまうこともあり、
まさに他人軸が染み付いていたのです。
仕事でもプライベートでも、
自分がしたいことを意識して問いかける中で、
自分軸で行動できる実感が生まれました。
今までなら我慢していた場面でも、
意見が言えたりやりたいことをやれたので、
物事がスムーズに進む様になりました。
人間関係のストレスもなくなり、
今までより良い関係が築けています。
今では他人軸と自分軸の違いが明確にわかりますし、
もし他人軸の一面が出てきても、
自力で自分軸に戻せると確信を持って言えます。
===ここまで===
他人軸で生きても疲れるだけです。
気持ちが晴れることもないですし、
自分のやりたいこともわからなくなります。
人間関係に悩んだりストレスを感じたり、
壁に直面することも増えてしまいます。
他人軸で生きていても、
幸せな未来は訪れないのです。
他人軸で生きる原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
自分軸で行動できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。