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幼少期に甘えられなかった人の共通点【自信のなさが原因】

[最終更新日]2023/05/31

こんにちは、伊庭和高です。

 

「幼少期に甘えられなかった」

 

こうした声はよく寄せられています。

 

子供の頃に甘えることができず、

大人になってから悪影響が出ている状態です。

 

仕事、友達、恋愛、夫婦、子育てなど、

さまざまな人間関係で悩んでいる声は多いです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

幼少期に甘えられなかった人の共通点を解説します。

 

幼少期に甘えられなかった人の共通点

 

幼少期に甘えられなかった人には、

2つの共通点があります。

 

どちらか1つに当てはまることもあれば、

両方に該当することもあります。

 

親の顔色を伺っていた

幼少期に甘える対象は、親です。

 

子供は親から無条件に愛されると思っており、

親も本来は子供を無条件に愛してくれます。

 

ですが子供が親の顔色を伺っていると、

甘えることができなくなってしまいます。

 

「怒られたらどうしよう…」

「今は忙しいかな…」

 

親の目を気にする様になるほど、

自分の気持ちを押さえ込む様になります。

 

また親が子供に愛情を向けていない様に感じると、

子供も親からの愛情を感じられなくなってしまいます。

 

「愛されていないのでは…」

「甘えてはいけないのでは…」

 

こうした思い込みが形成されると、

甘えられなくなってしまうのです。

 

良い子を演じていた

良い子を演じて振る舞うことは、

特に兄弟姉妹がいると起こりがちです。

 

身近に比較対象ができるので、

良い子にしていれば愛されると思い込む様になります。

 

見方を変えれば、

兄弟姉妹のもう片方は逆に甘えすぎていることが多いです。

 

甘えすぎるのではなく、

良い子を演じることで親の気を引こうとしているのです。

 

ですが良い子を演じる様になるほど、

甘えてはいけないと思い込んでしまいます。

 

甘えると親に迷惑をかけるのではと思い、

ブレーキを踏んでしまうのです。

 

甘えられなかった根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

親に甘えられなかった背景にも、

自信のなさがあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信が持てないからこそ素直に甘えたい気持ちを表現できなくなります。

 

もちろん自分だけではなく、

親にも原因はあります。

 

親が甘えさせてくれなかったり、

親の自信のなさを子供にぶつけたりすれば、

その影響を子供はモロに受けてしまいます。

 

ですが親は変えられません。

 

「親が悪いんだ」と自分を納得させようとしても、

いつまでも現状は変わらないのです。

 

親を変えることはできないものの、

自分で自分を変えることはできます。

 

幼少期に甘えられなかった影響が、

大人になっても及んでしまうことはあります。

 

友達、先生、同僚、恋人など、

さまざまな人間関係で甘えられなくなってしまいます。

 

自分の気持ちを押さえ込む様になったり、

相手の顔色を伺い気を使いすぎてしまいます。

 

これは問題ですし、生きづらさを感じてしまいます。

 

なお私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

現状を変える方法

 

ここからは現状を変える方法を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

3つのステップになっており、

順に実践することで変化を実感できます。

 

甘えられなかった気持ちにとらわれず、

自分が望む毎日を今から送れる様になります。

 

ステップ1:自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップが、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

甘えられなかった気持ちに悩んでいる人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

著書『ストレスフリー人間関係』でも解説していますが、

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

頭の中でネガティブ思考が強まるほど、

過去のネガティブな気持ちも蘇ってしまいます。

 

不安や恐れといったネガティブな感情も生まれ、

いつまでも過去にとらわれてしまうのです。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

これが第一歩です。

 

ステップ2:自信のなさと向き合う

自分の気持ちを声に出した後は、

自信のなさと向き合っていきましょう。

 

「なぜ甘えられない気持ちにとらわれているのか?」

「具体的にどんな場面で甘えられないのか?」

 

浮かんだ言葉を、1つずつ問いかけていきましょう。

 

自信のなさに向き合わないと現状は変わりません。

 

自信を持って行動できる様になることで、

現状を克服できる様になります。

 

ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

甘えられない気持ちを引きずっている時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分よりも先に相手のことを考え、

相手ありきで行動してしまうのです。

 

親の顔色を伺ったり、

良い子を演じる様に、

相手のことを気にして行動してしまいます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を好転させるために不可欠です。

 

幼少期に甘えられなかった気落ちを手放し、

前向きに毎日を送れる様になります。

幼少期に甘えられなかった影響は、

大人になっても続きます。

 

人間関係で同じ様な悩みに直面したり、

甘えられない自分を責めたりと、

良いことは何もありません。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップに取り組むことで、

現状は今から変えることができます。

 

甘えられなかった気持ちを手放し、

自分が本当に望む人生を送れる様になります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。