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愚痴を言う人と言わない人の違いとは?心理背景を解説

[最終更新日]2023/12/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

仕事でもプライベートでも、

つい愚痴をこぼしてしまうことはあるでしょう。

 

愚痴をこぼし続けると、

次第に嫌な気分になるかもしれません。

 

できれば愚痴を周囲に言いたくないし、

明るく前向きに生きていきたいはずです。

 

「愚痴を言う人と言わない人の違いは何か?」

 

こうした質問がよく寄せられるので、

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

両者の違いを詳しく解説します。

 

合わせて現状を好転する方法を、

独自の切り口でお伝えします。

 

愚痴を言う人と言わない人の違いとは?

愚痴を聞かされて良い気分になる人はいません。

 

一時的に話に付き合ってくれても、

ネガティブな気持ちを抱いているでしょう。

 

「また同じ話だ…」

「自分で解決してよ…」

「もう聞き飽きた…」

 

相手に悪い印象を与えてしまうのです。

 

それでも愚痴を周囲にこぼしてしまうのは、

モヤモヤが外に漏れ出している状態です。

 

溜め込んだモヤモヤが限界を迎え、

目の前の相手に爆発しているのです。

 

心の便秘

私はよく「心の便秘」という表現を使います。

 

モヤモヤが心の中に蓄積され、

限界を迎えた時に愚痴となって外に出るのです。

 

つまり愚痴を言う人は、

慢性的な心の便秘状態です。

 

自分一人で処理できず、

周りを巻き込んでしまっているのです。

 

「愚痴を言わないから良い」とは限らない

「愚痴を言う人が悪い」

「愚痴を言わない人は良い」

 

実はそう単純な話ではありません。

 

先ほどもお伝えした様に、

モヤモヤを周囲にこぼしているのが、

愚痴を言う人の傾向です。

 

一方で愚痴をこぼさない人が、

モヤモヤが一切ないとは限りません。

 

周囲に愚痴をこぼすかわりに、

別の形でモヤモヤが爆発しているかもしれないのです。

 

・暴飲暴食をする

・お菓子を食べすぎる

・ネットサーフィンをする

・SNSを何となく見続ける

・衝動買いをする

 

これらは一例ですが、

ストレス発散の行動をとってしまうのです。

 

つまり愚痴を言わないのが良いのではなく、

吐き出し方が違うだけなのです。

 

大事なのは溜め込まないこと

愚痴を言う、言わないに関係なく、

モヤモヤを溜め込まないことが大事です。

 

心の便秘はいずれ爆発しますし、

爆発の仕方が人によって違うだけです。

 

一時的にすっきり解消できても、

モヤモヤの原因に向き合えなければ、

根本的な解決につながらないのです。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

仕事でもプライベートでも、

モヤモヤの原因は自信のなさです。

 

悩みは何度も繰り返される

愚痴を言っても言わなくても、

自信のなさに向き合わないと現状は変わりません。

 

周りに愚痴をこぼしてスッキリしても、

愚痴をこぼす原因は解決していないので、

しばらくすると同じ悩みに直面します。

 

たとえば職場の人間関係に悩んでいて、

友達に愚痴をこぼしたところで、

人間関係が改善するわけではないのです。

 

その意味でモヤモヤした状況は、

時間が解決してはくれません。

 

心のモヤモヤを手放す方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を変える方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

心のモヤモヤを手放せる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

心の中でモヤモヤを溜め込む時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

愚痴もこぼしやすくなり、

ストレス発散の行動に走りがちになるのです。

 

頭の中で考えている時ほど、

様々な悩みが生まれるのです。

ここでポイントなのが、

「自分で」声に出すこと。

 

愚痴をこぼす様に、

いきなり周りに吐き出さないでください。

 

周りに吐き出せばスッキリしますが、

周りは決して良い気分にならないでしょう。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることで、

自分の気持ちを声に出しやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

悩みに直面している時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければいけない」

 

たとえばこれらの言葉は、

相手のことを考えている時に出てきます。

 

周りの目が気になったり、

自分の気持ちを犠牲にしやすいのです。

 

どれだけ周りのことを考えても、

周りの気持ちはわかりません。

 

正解のわからない問題を解いている様に、

いつまでも結論が出ないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を変えるために不可欠です。

愚痴を言う、言わないについては、

どちらが良いかの問題ではありません。

 

モヤモヤを抱えているならば、

発散方法が違うだけで、

根本的には同じなのです。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

心の中でモヤモヤを溜め込まなくなります。

 

愚痴をこぼすこともなく、

ストレス発散に走ることもなく、

現状をより良くしていけるのです。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。