27Feb
[最終更新日]2024/02/27
こんにちは、伊庭和高です。
「必要以上に自分を下げること」
「また必要以上にいじける様子」
これが「卑屈」の辞書的な意味です。
自分の方が下だと低姿勢になったり、
上手くいかないといじけてみせることです。
卑屈に考えていても苦しいだけです。
仕事や恋愛や夫婦関係など様々な場面で、
ネガティブ思考になってしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
卑屈な人の特徴や原因を解説します。
卑屈な人は育ちに原因がある
そもそも冷静に考えてみると、
生まれた時から卑屈な人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
卑屈な赤ちゃんなど、
どう考えてもいないのです。
それが大人になる中で少しずつ、
卑屈な性格が強まるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で卑屈な一面が出る人は、
意外と多いのです。
「親にダメ出しをされがちだった」
「親の顔色をうかがっていた」
「親も卑屈な人だった」
たとえばこうした場合は、
子供にも影響が出てしまいます。
親との関係で卑屈になったことが、
仕事やプライベートの人間関係にも影響するのです。
つまり卑屈な人は幼少期の育ちも影響するのです。
卑屈になる根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
卑屈になるのも自分の自信のなさが原因です。
確かに幼少期の経験も影響していますが、
自分次第で現状は変えていけます。
現在も卑屈なまま過ごしているならば、
自分の自信のなさが背景にあるのです。
たとえば周りの目を気にしていたり、
自分の意見を言うのが怖かったり、
周りと自分と比べてしまうのは、
卑屈な人の特徴です。
こうした言動も自信のなさが原因なのです。
悩みは形を変えて繰り返される
卑屈になる現状を変えるために、
環境を変えようとする人がいます。
異動や転職や付き合う人を変えて、
現状をリセットしようと思うのです。
ただし環境を変えても自分がそのままだと、
新たな環境でも卑屈になってしまうのです。
卑屈になるのが癖になっているので、
新たな環境でも次第に卑屈になるのです。
つまり卑屈になってしまう悩みは、
時間が解決してはくれないのです。
場所を変え、人を変えて、
卑屈な悩みが繰り返されるのです。
どうすれば現状を変えられるのか?
ただし冒頭でもお伝えした様に、
生まれた時から卑屈な人はいません。
その意味で卑屈な一面は、
後天的に身についたものなので、
今から誰でも変えられるのです。
根本原因である自信のなさと向き合い、
今から現状を変えていけばいいのです。
卑屈になるのを改善する方法は、
合わせて学んでみてください。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。