30Aug
[最終更新日]2023/05/24
こんにちは、伊庭和高です。
今回はインポスター症候群を取り上げます。
自分の力で何かを達成し周囲から高く評価されても、
自分にはそのような能力はない、
評価されるに値しないと自己を過小評価してしまうこと
これがインポスター症候群です。
わかりやすく言えば、
自分で自分を認められず、
むしろ過小評価してしまうことです。
自分を認められずにいれば、
ネガティブ思考が生まれやすくなります。
仕事でも私生活でも、
自分で自分を責めたりと苦しんでしまいます。
そしれ恋愛でインポスター症候群が出ると、
上手くいかなくなってしまいます。
一時的に付き合うことはできても、
幸せな恋愛ができないのです。
インポスター症候群に悩んでいる声は、
私の元にもよく届きます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛におけるインポスター症候群の影響を解説します。
恋愛でのインポスター症候群の原因
恋愛でインポスター症候群に悩まされるのは、
大きく2つの原因があります。
どちらか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
相手にどう思われているか気になる
「あの人の方が素敵だから…」
「嫌われたらどうしよう…」
この様に相手のことを気にするのは、
インポスター症候群の特徴です。
人と比べて劣等感を抱いたりと、
自分を過小評価しやすくなるのです。
恋人にどう思われるか気にして、
ネガティブな気持ちが強まったりと、
自分で自分を苦しめてしまいます。
つまり相手の反応が気になる人は、
インポスター症候群に悩まされていると言えるのです。
完璧主義
またインポスター症候群の人は、
完璧主義の傾向もあります。
「完璧にやらなきゃ」と思い、
自分で基準を上げてしまうのです。
「まだ足りない」
「もっとやらなきゃ」
この様に自分を追い込むほど、
自分を認めることができなくなります。
恋愛でも完璧な自分を演じようとし、
少しでも失敗すると落ち込んでしまいます。
何よりどれだけ完璧を求めても、
完璧な状態が実現することはありません。
完璧主義に向き合わなければ、
インポスター症候群も改善しないと言えます。
自信のなさが根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛でインポスター症候群に悩まされるのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば自分自身を認められます。
自分を過大評価することもなければ、
過小評価することもないのです。
その一方で自分に自信が持てないと、
自分を認めることができません。
つまり自信の有無が、
インポスター症候群の分かれ目だと言えるのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
インポスター症候群のレベルを診断できるので、
こちらも合わせてやってみてください。
恋愛が上手くいかない
何よりインポスター症候群のままだと、
恋愛で同じ悩みを繰り返します。
相手との関係がギクシャクしたり、
関係を深められなかったりと、
どこかで壁に直面してしまうのです。
自分で自分を認められなければ、
恋愛でもネガティブ思考が強まります。
恋人に褒めてもらえたとしても、
素直に受け取ることができないのです。
幸せな恋愛をするためには、
インポスター症候群を克服するのは不可欠です。
また私は12個の質問に答えるだけで、
診断結果の画面では、
恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。
こちらも合わせてやってみてください。
インポスター症候群の治し方
次にインポスター症候群の治し方を、
独自の視点で解説したいと思います。
そもそもインポスター症候群とは、
1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスが提唱した理論です。
彼らはインポスター症候群を病気と言っておらず、
誰にでも起こりうる可能性があるとしています。
つまりインポスター症候群は治せるのです。
2つの方法を繰り返し実践することで、
恋愛でのインポスター症候群を克服することができます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
インポスター症候群に悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
自分を認められなかったり、
過小評価してしまう時の共通点が、
頭の中で考えを巡らせているのです。
それこそ恋愛で悩んでいる時は、
頭の中でグルグルと考えがちです。
心の声を実況中継するイメージで、
まずは自分でどんな気持ちも声に出していきましょう。
これがインポスター症候群を抜け出す第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
インポスター症候群を改善することに役立ちます。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
インポスター症候群に悩む時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
「どうしたいのか?」ではなく、
「どうしたらいいのか?」と悩み続けています。
相手にどう思われるかを気にして、
自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。
あるいは自分がしたいことを考えても、
「どうせ自分には無理だ」と飲み込んでしまうのです。
自分を主語にして問いかけることは、
恋愛でのインポスター症候群を克服する上で不可欠です。
「どうしたいのか?」という問いかけが、
自分で自分を認められる状態にもつながります。
インポスター症候群のままだと、
ストレスを抱き続けてしまいます。
自分を過小評価してしまい、
恋愛での悩みが生まれやすくなるのです。
インポスター症候群を克服しないと、
幸せな恋愛はできません。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
インポスター症候群は治せます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。