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男性のインポスター症候群の原因と克服法を心理学で解説

[最終更新日]2023/05/24

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はインポスター症候群を取り上げます。

 

自分の力で何かを達成し周囲から高く評価されても、

自分にはそのような能力はない、

評価されるに値しないと自己を過小評価してしまうこと

 

これがインポスター症候群です。

 

さらにわかりやすく言えば、

自分で自分を認められず、

むしろ過小評価してしまうことです。

 

自分を認められずにいれば、

ネガティブ思考が生まれやすくなります。

 

仕事でも私生活でも、

自分で自分を責めたりと苦しんでしまいます。

 

実はインポスター症候群で悩む男性は多いです。

 

そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

男性のインポスター症候群の背景を特集します。

 

インポスター症候群の原因

 

まずはインポスター症候群の原因を解説します。

 

2つの原因がありますが、

どちらかに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

周りの目や評価を気にしている

「あの人の方が仕事ができるから…」

「嫌われたらどうしよう…」

「評価が下がらない様にしないと…」

 

この様に周りの目や評価が気になる人ほど、

インポスター症候群に悩まされています。

 

人と比べて劣等感を抱いたりと、

自分を過小評価しやすくなるのです。

 

たとえ優越感を抱いたとしても、

他者と比較した上でのものなので、

「負けない様にしないと…」と周りを気にしやすいのです。

 

完璧主義

またインポスター症候群の人は、

完璧主義の傾向もあります。

 

「完璧にやらなきゃ」と思い、

自分で基準を上げてしまうのです。

 

「まだ足りない」

「もっとやらなきゃ」

 

この様に自分を追い込むほど、

自分を認めることができなくなります。

 

何よりどれだけ完璧を求めても、

完璧な状態が実現することはありません。

 

完璧主義に向き合わなければ、

インポスター症候群も改善しないのです。

 

根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

インポスター症候群に悩まされてしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信がないから完璧さを求め過ぎます。

 

周りの目や評価が気になるのも、

自分に自信が持てないからです。

 

自信があれば周りを気にせず、

自分で自分を認められています。

 

周りからの評価や資格など、

外部の対象で自信を持とうとするのは、

本当の意味で自信が持てないのです。

 

ちなみに私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

インポスター症候群のレベルを自己診断するための、

チェックテストとしての役割も果たせます。

 

男性ほどインポスター症候群に悩む理由

インポスター症候群に悩むのは、

男性の方が多いとも言われています。

 

私たち人間が1日に発する言葉は、

女性が男性の約3倍と言われています。

 

つまり男性の方が言葉を発さず、

頭の中で溜め込みがちなのです。

 

周囲にグチや不満を吐き出さず、

1人で抱え込むことも多いのです。

 

その結果として自分を過小評価し、

悩みを解決する糸口が見つからなくなります。

 

またインポスター症候群の悩みは、

仕事の場面で特に見られます。

 

性別だけで区切ることはできませんが、

女性の社会進出が進んでいるとはいえ、

定年まで何かしら働き続ける割合は、

男性の方が多いです。

 

そのためインポスター症候群も、

男性が直面しやすいとも言えるのです。

 

インポスター症候群のままだとつらい

インポスター症候群のままだと、

仕事でも私生活でも悩みに直面します。

 

周りと自分を比べながら、

不安・焦り・怒り・寂しさ・孤独感など、

ネガティブな気持ちに襲われます。

 

自分で自分を過小評価し、

自信がないまま過ごすことになります。

 

そして悩みは環境を変えても繰り返されます。

 

インポスター症候群に悩み、

異動や転職をしても、

自分自身が変わらなければ同じ悩みに直面します。

 

インポスター症候群の克服法は2つ

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

インポスター症候群を治す方法を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

インポスター症候群は克服できます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

インポスター症候群に悩む人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

自分を認められなかったり、

過小評価してしまう時の共通点が、

頭の中で考えを巡らせているのです。

 

周りの目が気になったり、

完璧主義に悩む時も、

声に出さず頭の中です。

 

どんな気持ちも、

まずは自分で声に出してみること。

 

これがインポスター症候群を克服する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

インポスター症候群を直すことにつながります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

インポスター症候群に悩む時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

「どうしたいのか?」ではなく、

「どうしたらいいのか?」と悩み続けています。

 

あるいは自分ではなく、

周りの目を気にしてしまいます。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

 

これらの言葉が浮かんだ時は、

周りの目を気にしているサインです。

 

自分を主語にして問いかけることは、

インポスター症候群を克服する上で不可欠です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけが、

自分を認めることにつながります。

インポスター症候群に悩まされても、

良いことは何もありません。

 

自分を認められず、

ネガティブな気持ちが充満してしまいます。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法に取り組むことで、

インポスター症候群を克服できる様になります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。