24Oct
[最終更新日]2025/12/22

こんにちは、伊庭和高です。
「恋愛の執着を手放したい」という声は、
私のもとに定期的に寄せられます。
特定の相手に執着したり、
上手くいかない状況に悩んだり、
嫉妬心が生まれることもあるでしょう。
あるいは別れた恋人に執着し、
新たな恋愛に進めないこともあります。
恋愛の執着を持ち続けても、
幸せな未来が待っていないのは確かです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛の執着を断ち切る方法を解説します。
同時に恋愛に執着する心理背景もお伝えします。
目次
なぜ恋愛で執着してしまうのか?
恋愛で執着してしまうのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
相手の反応を気にしているから
「私のことをどう思っているのか…」
「嫌われない様にしないと…」
「もっとかまって欲しい…」
この様に相手の反応を気にするほど、
恋愛に執着する様になります。
自分の気持ちを脇に置いて、
相手の反応ばかり考えてしまうのです。
無理して相手に合わせたり、
良い子を演じてしまったり、
相手に求め過ぎてしまったりと、
恋愛に振り回されることも多くなります。
自分で自分を満たせていないから
自分で自分を満たせていない人ほど、
恋愛に執着しやすいです。
恋愛を通して自分を満たそうとするのです。
相手に自分を満たそうとするので、
相手の言動に一喜一憂します。
恋愛が栄養ドリンクの様なものなので、
恋愛で自分を満たそうとしています。
栄養ドリンクの効き目が切れると、
再び栄養を求める様になるのです。
これは非常に不安定な状態です。
寂しがり屋
寂しがり屋の人ほど、
恋愛に執着しやすくなります。
寂しさを埋めるために、
恋愛に走ってしまうのです。
たとえ恋人がいても寂しさは感じますし、
相手の言動に執着しやすくなります。
寂しがり屋のままだと、
恋愛で悩みに直面してしまうのです。
また寂しがり屋について相談を受けることが多いので、
寂しがり屋度を診断するテストを作りました。
12個の質問(二択)に答えるだけで寂しがり屋度を判定できます。
現状の寂しがり屋度を測定する上でも、
ぜひ一度やってみてください。
執着し続ける根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛に執着してしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば恋愛に執着しません。
自分で自分を満たしながら、
幸せな恋愛ができる様になります。
自信がないからこそ自分を満たせず、
相手の反応も気にしてしまい、
寂しがり屋に悩まされてしまいます。
幼少期に原因があることも!
私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
成長する中で相手の反応を気にしたり、
自分で自分を満たせなくなってしまうのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信をなくし、
恋愛に執着するケースもあるのです。
「親の顔色を気にしていた」
「親がかまってくれなかった」
「親も執着しがちだった」
たとえばこうした場合だと、
子供にも悪影響が及ぶのです。
悩みは形を変えて繰り返される
「付き合う相手を変えれば…」
この様に相手や環境を変えることで、
現状が好転すると思っている人はいます。
ですが相手を変えても自分が変わらないと、
再び恋愛に執着し始めるのです。
その意味で恋愛への執着は、
時間が解決してはくれません。
執着の原因である自信のなさと向き合い、
自分自身が変わることが必要なのです。
恋愛の執着を断ち切る方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛の執着を手放す方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
恋愛の執着は断ち切ることができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛の執着に悩む人ほど、
普段から自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考える事柄の90%が、
ネガティブな内容だとも言われています。
相手の反応が気になったり、
寂しさに襲われたり、
自分を満たせていないのも、
頭の中で考えている時に起こりやすいのです。
どんな気持ちも自分で声に出すことが、
現状を変えるための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛の執着に悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の言動に心が乱されますし、
執着心も強まってしまいます。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語にして行動することは、
恋愛の執着を手放すために不可欠です。
お客様のエピソードを紹介します
次に恋愛の執着を手放せたエピソードを紹介します。
東京都在住の宮本さん(女性・仮名)は恋愛の悩みを抱える中で、
私のことを知りました。
===ここから===
恋人がいる時もいない時も、
恋愛になると執着しやすい傾向がありました。
「この人じゃなきゃダメだ」と思い過ぎて、
相手の言動に一喜一憂して疲れていました。
思い通りの反応がないとモヤモヤしたり、
恋愛が上手くいかないと自分の価値がないのでは?と落ち込むこともありました。
別れた後もしばらく引きずっていましたし、
伊庭さんのおっしゃる通り私の自信のなさが恋愛に現れていました。
「もっと楽しく穏やかに恋愛をしたい」
「恋愛でモヤモヤするのをやめたい」
何度も恋愛に執着してきた自分を変えたいと強く思いました。
===ここまで===
宮本さんに起こった変化
私は宮本さんのお話を聞きながら、
先ほど紹介した2つの方法をお伝えし、
宮本さん専用のトレーニングメニューを作成しました。
私がお伝えしたことを実践して1ヶ月で、
宮本さんの心境に大きな変化が生まれました。
===ここから===
私は恋愛で悩んでいる時ほど、
声に出さず頭の中で考えていました。
頭の中で考えるほど執着心が強まり、
ネガティブな気持ちが増大していました。
独り言をブツブツとつぶやいたり、
ぬいぐるみを購入し関わり始める中で、
自分で気持ちの整理ができる様になったのです。
また自分がどうしたいかを意識して過ごすほど、
執着心は手放せる様になりました。
恋愛で悩んでいた時ほど、
自分がどうしたいかではなく相手のことばかり気にしていました。
自分軸がないことで相手に執着し、
負のスパイラルが生まれていました。
今は新たな恋人ができましたが、
自分がどうしたいかを意識したことで、
相手の言動に振り回されることもありません。
自分の気持ちを大切にしながら、
感情をコントロールして良い関係を築けていると思います。
===ここまで===
恋愛の執着を持ち続けても、
幸せな未来は待っていません。
相手との関係が悪化したり、
ストレスを感じることも多いのです。
自分の決断にも自信が持てなくなり、
恋愛で悩みが尽きなくなってしまいます。
恋愛の執着に悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
今から現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。











