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怒られると泣く人の末路は3つ!心理背景や原因を解説

[最終更新日]2025/10/20

こんにちは、伊庭和高です。

 

「怒られると泣いてしまう」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談はよく寄せられます。

 

大人になっても怒られて泣くのは、

恥ずかしさや情けなさも感じるでしょう。

 

本当は泣きたくないのに、

なぜか涙が流れてしまう状況を、

何とかして改善したいと思う人は多いのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

怒られると泣いてしまう背景について、

詳しく特集します。

 

怒られると泣く末路

 

怒られて泣いてしまうままだと、

3つの結末が待っています。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもありますが、

どれも幸せな未来とは言えません。

 

信頼を失う

怒られて泣くのを繰り返すほど、

相手からの印象も悪くなります。

 

「また泣いてしまった…」

「この人は信頼できない…」

 

相手も関わる気力がなくなりますし、

次第に失望されてしまうのです。

 

仕事を任せてもらえなかったり、

自分抜きで大事な話が進んだりと、

疎外感を感じることもあるでしょう。

 

関係が深まらない

怒られて泣いたままだと、

相手との関係は深まりません。

 

相手の目線に立ってみれば、

泣かれてしまえばそれ以上の話ができません。

 

結果的に関係が深まらないのです。

 

信頼関係を築けなかったり、

恋愛でも関係が深まらず上手くいかないのです。

 

生きづらさを感じる

怒られて泣く状況がつらいのは、

泣いてしまう本人です。

 

本当は泣きたくないのに、

つい涙が流れてしまうのです。

 

「また泣いてしまった…」

「迷惑をかけているよね…」

 

自分で自分を責める気持ちも強まり、

生きづらさを感じやすくなります。

 

怒られると泣いてしまうのはなぜ?

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

怒られて泣いてしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば怒られても泣くことはありません。

 

相手の指摘を素直に受け止めたり、

意見があれば言い返すこともできます。

 

自信がないからこそ、

涙が流れてしまうのです。

 

相手の反応を気にしている

「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」

 

怒られた時に泣いてしまう人は、

相手の反応を気にしています。

 

「怒られない様にしないと…」

「変な風に思われたかな…」

 

この様に自分の気持ちを脇に置き、

相手にどう思われるかを優先して考えるのです。

 

相手が求めるであろう振る舞いをしたり、

自分を偽って過ごしている状態です。

 

だからこそ実際に怒られてしまった時に、

ショックで涙が流れてしまうのです。

 

相手の反応を気にしているのは、

それだけ相手の反応を怖がっている状態です。

 

怒られてしまったことで、

恐れていた事態が現実になったので、

泣いてしまうのです。

 

幼少期の経験も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶も影響しています。

 

生まれた時から自信のない人はいません。

 

成長して大人になるにつれて、

少しずつ自信がなくなるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

怒られて泣く様になってしまうのです。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「親に怒られて泣いてしまいがちだった」

「親も怒られると泣く人だった」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも悪影響が及ぶのです。

 

私も怒られて泣いていました

 

怒られると泣いてしまうのは、

過去の私も悩んでいたことです。

 

たとえば中学時代の部活。

サッカー部に所属していたのですが、

ミスをして先生に呼ばれて怒られると、

何も言い返せずなぜか涙が出て来たのです。

 

「泣くな!」と先生から言われても、

自分でも何で泣いているのかわからず困惑していました。

これは大人になってからも続き、

学生時代のアルバイトで怒られた時にも、

言い返せずに涙が出て来ました。

 

あるいは付き合っていた彼女とケンカした時、

彼女からキツい口調で問いただされた時に、

なぜだか涙が出て来たのを今でも覚えています。

 

置かれた状況こそ異なるでしょうが、

当時の私も同じ悩みを持っていたので、

怒られると泣いてしまう人の気持ちは理解できます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

怒られて泣いてしまう状況は、

時間が解決してはくれません。

 

異動や転職や引っ越しなど、

環境や付き合う相手を変えても、

怒られたら泣いてしまうのです。

 

周りを変えても自分が変わらないと、

新たな環境でも同じ悩みに直面してしまいます。

 

怒られて泣く現状を放置しても、

幸せな未来は待っていないのです。

 

怒られて泣いてしまう原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

怒られても泣かない自分に変わることは大切なことです。

 

怒られると泣くのを克服する方法

怒られると泣く心理背景や原因を

ここまで解説して来ました。

 

そしてここからは具体的に、

怒られると泣いてしまうのをやめる方法を3ステップで解説していきます。

 

ステップ1:自分の気持ちを声に出す

自分の気持ちを声に出すこと。

これが最初のステップです。

 

怒られると泣いてしまう人の多くは、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出す代わりに涙が流れるので、

自分の気持ちに気づけていないのです。

これでは同じ悩みを繰り返してしまいます。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容とも言われています。

 

頭の中で考えるほど自信がなくなり、

相手にどう思われるかが気になります。

これでは怒られた時に泣いてしまうのです。

それにいきなり相手に自分の気持ちを伝えることは、

緊張してできないかもしれません。

 

私も最初はそうでした。

自分の気持ちを伝えようと声をしぼり出しても、

言葉にならず涙ばかりがあふれて来ました。

 

だからこそ大切なのは、

まず自分で自分の気持ちに気づくこと。

 

「悲しかった」

「苦しかった」

「本当は自分の気持ちを伝えたかった」

 

自分1人になれる場所へ行き、

怒られた時の感情を声に出すことです。

 

怒られて泣いてしまった時、

怒られて苦しかった時、

まずは自分で自分の気持ちを声に出してみて下さい。

 

これが前に進むための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

怒られても泣いてしまう悩みを克服できる様になります。

 

ステップ2:自信のなさに向き合う

自分の気持ちを声に出した後は、

自信のなさと向き合うことです。

 

「なぜ怒られて苦しかったのか?」

「泣いてしまうのはどうしてか?」

「怒られるのが怖いのはなぜなのか?」

 

声に出した内容について、

さらに深く問いかけてください。

自信のなさに気づくのを恐れて、

多くの人が気づかない様にしています。

 

「難しいよね」

「しょうがないよね」

「今は時間がないよね」

 

こうした言葉を使いながら、

悩みの解決を先延ばしにしてしまうのです。

 

自信のなさと向き合うこと。

これが現状から変わるポイントです。

 

ステップ3:「自分はどうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「自分はどうしたいのか?」と問いかけること。

 

怒られて泣く悩みを抱く人の多くが、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

まず相手のことに意識が向き、

自分の気持ちを抑えてしまうのです。

 

・した方がいい

・するべきだ

・しなきゃいけない

・して欲しい

・してあげる

 

たとえばこれらの言葉が浮かぶ時は、

自分以外の相手のことを先に考えています。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっているのです。

 

「自分はどうしたいのか?」と問いかけ行動に移していくこと。

 

自分を主語にして行動できているので、

怒られても泣かずに振る舞えるようになります。

 

ここまでお伝えした3ステップを

素直に実践していただくことで、

怒られて泣いてしまう悩みは解決できます。

 

お客様のエピソードを紹介します

ここまでの話を踏まえ、

怒られると泣く悩みを克服したお客様の事例を紹介します。

 

福岡県在住の大隅さん(女性)は、

怒られると泣く悩みを子どもの頃から抱いていました。

 

子どもの頃はまだ良かったものの、

大人になってもこの悩みは解決せず。

 

職場や恋愛でも怒られると涙が出て来る現状を、

何とかしたいと思っていました。

 

そんな中で私をこのサイトで知り、

個別相談に申し込まれました。

=====ここから=====

 

怒られると泣いてしまうのは、

子どもの頃からずっとでした。

 

怒られるのが怖くて、

いざとなると言葉が出て来なくて、

すぐに泣いてしまうんですよね。

 

「まだ子どもだから…」

そう思っていた頃もありましたが、

大人になっても悩みは繰り返されました。

 

仕事でも、恋愛でも…

怒られると涙が自然に流れてしまうのです。

「怒ってないから」と言われても、

怒られていると思い込んでしまい、

涙が流れてしまいました。

 

泣きたいわけではないのに

なぜか涙が出てしまう現状。

 

大人になったのに恥ずかしいですし、

何とかして治したいと思っていました。

そんな時に伊庭さんに出会い、

大切なことに気づかされました。

 

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

自信のなさが現れて、

涙が流れていたんだと。

 

原因がわからずここまで来ましたが、

この言葉を聞いて納得できました。

 

自信のなさと向き合うことで、

私の悩みは解決するかもしれない。

 

同じ悩みを今後も繰り返したくないので、

勇気を持って自分と向き合うことにしました。

 

=====ここまで=====

 

大隅さんに起こった変化

大隅さんとお話しする中で、

彼女に個別の宿題をお伝えしました。

 

また先ほど紹介した3ステップの、

特にステップ1を重点的に行う様にも伝えました。

 

泣くことができても、

言葉にすることはできていません。

 

自分の気持ちを言葉にすることを、

最初の頃は特に意識してもらいました。

 

そして大隅さんにどんな変化が起こったか。

彼女の言葉を紹介します。

=====ここから=====

 

自分の気持ちを言葉に出すこと。

私の中でもハードルが高かったです。

 

自分の気持ちを言葉にしようにも、

言葉の前に涙が出て来てしまう。

 

涙ではなく具体的な言葉を出すのに、

最初の頃は苦戦しました。

 

「大丈夫、ちゃんと前に進んでいるから」

 

伊庭さんがメールで励まして下さり、

少しずつ声に出せる様になりました。

そしてある瞬間から、大きな変化を実感しました。

 

「私は涙で自分の気持ちをごまかしてたんだ」

 

このことに気づけたのは、本当に大きかったです。

 

涙を流せば相手もそれ以上は強く怒ることはありません。

私は涙を流すことで、自分を守っていたのです。

 

確かに自分を守れるものの、

自信のなさと向き合えていないので、

同じ悩みを繰り返していました。

「自分の気持ちをごまかさず、しっかりと声に出すこと」

 

意識を向ければ向けるほど、

変化も生まれていきました。

 

自分1人で声に出したり、

ぬいぐるみにもつぶやきました。

 

私はクマの抱き枕を持っていたので、

寝る前には意識してつぶやきながら、

自分の気持ちに気づいていけました。

 

「どうせぬいぐるみなんだし、何を言っても大丈夫!」

 

こうした意識を持って関われたのは本当に大きかったです。

 

そして伊庭さんの教えを実践するうちに、

怒られても泣くことがなくなりました。

 

相手の話を聞きながら、

自分の意見も伝えられる様になりました。

 

「話をちゃんと聞いてくれている」

「大隅さんの考えを理解できた」

 

相手からもこうした言葉をかけてもらえ、

今まで以上に良い関係を築ける様になりました。

 

今までより自然に前を向ける様になり、

毎日を穏やかに過ごせる様になったのも、

嬉しかった変化です。

 

自信のなさと向き合うと決め、

そして行動に移すことができ、

本当に良かったと思います。

 

=====ここまで=====

 

自分の気持ちに自分で気づく

すべての悩みの原因は自信のなさ。

自信のなさと向き合うことで、

怒られても泣かなくなります。

 

怒られるのを怖いと思い続けることなく、

周囲の目を気にせず過ごせる様になります。

 

そして泣かなくなるだけでなく、

毎日をより幸せに過ごせる様になります。

そのためにも、まずは自分で自分の気持ちに気づくこと。

声に出すことが重要なのです。

 

泣くことで自分の気持ちに鍵をかけず、

声に出しながら気づいてあげること。

これが現状から変わるための第一歩です。

怒られても泣かなくための自信のなさとの向き合い方や

自信という言葉の真実については、

無料メール講座で解説しています。

合わせて学んでください。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。