20Oct
[最終更新日]2025/10/20
こんにちは、伊庭和高です。
今回は嫉妬について取り上げます。
「嫉妬なんてしたくないのに、どうしても止められない」
そう感じて苦しくなる瞬間、ありませんか?
SNSで他人の幸せを見て落ち込んだり…
友人や同僚の成功を素直に喜べなかったり…
嫉妬しているのは苦しいですし、
そんな自分を責めるほど自己嫌悪が強くなってしまいます。
嫉妬をやめたいという相談は、
年齢や性別を問わずよく寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
嫉妬してしまう原因と克服法を解説します。
目次
嫉妬をやめたいのにやめられない原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
嫉妬をやめたいのにやめられないのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば嫉妬し続けて苦しむことはありません。
周りの幸せを素直に受け止めながら、
自分が幸せになるために意識を向けられるのです。
幼少期の記憶も影響している
生まれた時から嫉妬している人はいません。
成長し少しずつ大人になる中で、
嫉妬心に悩まされる様になるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
嫉妬に悩まされる人もいます。
「親にかまってほしかった」
「親の顔色をうかがっていた」
「親も嫉妬深い人だった」
たとえばこうした場合だと、
嫉妬に悩みやすくなるのです。
あるいは兄弟姉妹に嫉妬する中で、
嫉妬心が強まってしまう人もいます。
つまり幼少期の経験が、
今の嫉妬に悩む状況を作り出していることもあるのです。
嫉妬の正体を知る「3つのタイプ」
嫉妬と一口に言っても、
実は人によって形が違います。
自分がどのタイプかを知ることで、
正しい向き合い方が見えてきます。
どれか1つのタイプに該当することもあれば、
複数のタイプが混ざっていることもあります。
①比較型嫉妬
他人の成功・恋愛・見た目などを比べて落ち込むタイプです。
周りと自分を比較する癖があると、
比較して嫉妬しやすくなるのです。
他人との比較に終わりはありません。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
他人軸になっている状態です。
②恐れ型嫉妬
「恋人を取られるのでは」
「自分が捨てられるのでは」
「仕事を回してもらえなくなるのでは」
こうした恐れや不安から嫉妬する人もいます。
自分の中で恐れや不安を増大させ、
周囲に嫉妬している状態です。
③競争型嫉妬
職場やSNSなどで、
常に誰かに勝とうとしてしまうタイプです。
勝ち負けや優劣にとらわれているので、
一時的に自分が優れていると思えても、
次の瞬間には別の人と比較して悩んでしまいます。
嫉妬をエネルギーに変えて頑張れることもありますが、
定期的に嫉妬心に襲われるので心身が疲弊してしまいます。
悩みは繰り返される
嫉妬に悩む状況は時間が解決してはくれません。
異動や転職や引っ越しなどで環境を変えても、
自分が変わっていかねければ新たな環境で嫉妬をしてしまいます。
「恋愛の度に嫉妬している」
「転職したのに嫉妬している」
こうした悩みは年齢・性別を問わず多いです。
だからこそ自信のなさと向き合い、
まず自分自身が変わる必要があります。
嫉妬に悩むのをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
嫉妬に悩む状況を抜け出す方法をお伝えします。
ぬいぐるみ心理学のお客様にも、
この2つの方法を実践してもらっています。
自分の気持ちを声に出す
まず最初にお伝えするのが、
自分の気持ちを声に出すこと。
嫉妬心に悩まされている人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考える癖があるのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
嫉妬心を抱えている時ほど、
声に出さず頭の中でこじらせているのです。
大事なのは、どんな気持ちも声に出すこと。
嫉妬心も声に出して受け止めることです。
ここでのポイントは、
「まず自分で声に出すこと」
嫉妬心に悩みがちな人の多くが、
家族や友達や同僚など周りに吐き出します。
確かに周りに気持ちを吐き出せば、
自分はスッキリするでしょう。
ですが聞いている相手は疲れてしまいます。
「いい加減にしてくれないかな…」
「早く終わらないかな…」
相手がイライラしてしまえば、
人間関係の悪化につながることもあります。
大事なのは、まず自分で声に出すことです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
好きかどうかにかかわらず、
ぬいぐるみを活用すれば嫉妬心はなくすことができます。
主語を自分にして問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
主語を自分にして問いかけます。
「どうしたいのか?」と問いかけてください。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
嫉妬心に悩まされる人の多くが、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも周りのことを気にしてしまい、
周りの言動に振り回されてしまうのです。
大事なのは、自分を主語にして問いかけること。
嫉妬心をなくしたいならば、
「どうしたいのか?」と問いかけることです。
嫉妬心を手放せたエピソード
ここからは実際のお客様の中で、
嫉妬心を手放せたエピソードを紹介します。
福島県在住の丸岡さん(女性・仮名)は、
大人になってから嫉妬心に悩まされていました。
===ここから===
人と関わる上でよく嫉妬してしまい、
その度に人間関係がギクシャクしていました。
「相手が悪い」と思った時期もあったものの、
相手を変えても同じ状況が続くので、
「自分が悪いのでは…」と考える様になりました。
そして伊庭さんとお話する中で、
私にどんな原因があるのかが明確になりました。
相手と自分を比較して嫉妬したり、
寂しさから嫉妬することは、
まさに私に当てはまっていました。
「嫉妬して悩む原因は自信のなさ」
伊庭さんからの言葉ですが、
まさに私も自信がありませんでした。
自信が持てずにいても、
この先も嫉妬心に悩まされてしまう。
それならば今から状況を変えたいと思いました。
===ここまで===
丸岡さんに起こった変化
私は丸岡さんの話を受けて、
先ほどの方法をお伝えしました。
また丸岡さんの事情を踏まえ、
専用メニューを作成し実践を促しました。
ぬいぐるみ心理学を実践する中で、
丸岡さんの毎日に変化が生まれ始めました。
===ここから===
自分の気持ちを声に出すことは、
簡単そうに見えて意外と難しかったです。
嫉妬してしまう時ほど、
無意識のうちに頭の中で考えていました。
「今、頭の中で考えていますね」
「この言葉も声に出していきましょう」
伊庭さんからのアドバイスを受けて、
少しずつ声に出せる様になりましたが、
声に出すほど嫉妬心に悩まされることがなくなりました。
前までは一度嫉妬をすると、
1日中引きずることもありましたが、
声に出したことで全く引きずらなくなりました。
そして最後は自分を主語にして、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
これも習慣にしたことで、
周りと自分を比べることがなくなりました。
自分がしたいことをすると、
嫉妬心とは無縁の毎日を送れることを、
身をもって体感しています。
人間関係で悩むこともなくなり、
穏やかな毎日を過ごせています。
===ここまで==
嫉妬心を手放すことで自分らしく生きれる
嫉妬心を抱き続けても、
良いことは1つもありません。
嫉妬心をなくすことができれば、
周りに影響されずに人生を送れます。
仕事でも、恋愛でも、
自分らしく過ごせる様になります。
嫉妬し続けるのではなく、
自分だけの幸せを手に入れられる様になります。
自信のなさと向き合いながら、
嫉妬心をなくしていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。