21Feb
[最終更新日]2023/04/26
こんにちは、伊庭和高です。
今回はお客様のエピソードを紹介します。
「〜しなければならない」で人生を送って来ました
今回取り上げるのは大阪府にお住まいの染谷さん(30代・女性)
私のメールを1年以上読み続けていたものの、
変化したりしなかったりを繰り返す日々。
「1度直接話したい」と思われ、
実際に私と話す中で、
染谷さんはこれまでの人生の「ある共通点」に気づかれました。
=====ここから=====
伊庭さんとお話していて、
「義務」という言葉が浮かびました。
私はこれまでの人生で、
「〜しなければならない」という義務感の様なものに苦しんで来たんだと、
こうしてお話する中で気づきました。
「勉強して大学に入りなさい」
「名前の知られた会社に就職しなさい」
「結婚はこの年までにしなさい」
私の両親からはことあるごとに、
「〜しなさい」と言われ続けて来ました。
正直うんざりした気持ちでしたが、
「親の言う通りにしておけば良いんでしょ」と、
なかば投げやりな気持ちも抱きながら人生を送って来ました。
親の言う通りにできた部分も、
できなかった部分も両方ありました。
でも気づけば親への反発心もなくなり、
「親の言う通りにしておけば良いかな」と、
どこかレールが敷かれた様に毎日を過ごしていました。
仕事もし、結婚もしましたが、
正直結婚も「〜しなければならない」意識が強く、
「本当にこの人が好きなのかな?」と疑問を抱くこともあります。
そして最近は実家に帰る度に、
「そろそろ子供は?」と親から言われています。
私は今すごく子供が欲しいわけではないのですが、
伊庭さんとお話せずに過ごしていたら、
義務感から「そろそろ子供を…」と思っていたかもしれません。
=====ここまで=====
自分の人生の主人公は自分
自分の人生の主人公は他でもない自分自身。
言葉にすると当たり前の様に感じますが、
「〜しなければならない」と義務感を抱きながら日々を過ごすこと。
もしあなたが主人公なら、
心から義務感で生きる人生を望んでいるでしょうか?
もちろん、「〜しなければならない」を
すべて排除しなければならないとは思いません。
仕事でも家庭でも、
「〜しなければならない」事柄はあるでしょう。
大事なのは、自分で選択できること。
「〜しなければならない」ことをするにしても、
あるいは自分がしたいことをするにしても、
自分自身の意思で選択できている状態のことです。
「どちらか一方しかない」のではなく、
「どちらも選択できるよね」という感覚を抱けるかどうか。
そのためにはまず、
自分はどうしたいのかに気づくことが大切です。
自分の人生を生きている感覚が強まっています!
染谷さんには個別に宿題をお伝えし、
メールを通してサポートをしました。
「〜しなければいけない」という言葉に気づけたことで、
毎日の生活でアンテナが張り巡らされた様です。
=====ここから=====
仕事でもプライベートでも、
「〜しなければいけない」で無意識に行動していた場面が多いことに気づきました。
そしてそんな時はだいたい、
周りや環境に対して不満をこぼしていました。
「まず自分が変わることに意識を向けよう」
伊庭さんがよくおっしゃる言葉ですが、
周りや環境に不満をこぼしていた自分は、
「周りが変われば良い」という状態でした。
自分の人生の主人公は自分。
自分が変わることに意識を向けることで、
これまで悩んでいたのがウソの様に、
どんどん毎日が楽しくなって来ました。
仕事の些細なことに対しても、
「本当にしなければならないのか?」と問いかけると、
周りは決して強要をしていないことに気づきました。
単なる私の思い込みも存在したことに気づたので、
義務感を手放せる機会も増えました。
また旦那との生活についても、
自分の気持ちを素直に伝えたり、
自分がしたいことに意識を向けた結果、
以前よりも心地良い関係性が築けています。
私が自分を抑え込んでいたからか、
旦那も私の前でどこか気を遣っていた様です。
「〜しなければ」で結婚したと感じていましたが、
自分が変わることで旦那との関係にも変化が生まれています。
自分の人生を自分が生きている感覚。
日に日に強まっていて嬉しいです!
=====ここまで=====
多くの方からメールをいただく中で、
「〜しなければならない」という言葉に苦しんでいるケースを目にします。
自分の人生の主人公は自分自身。
染谷さんの様に、現状に気づいて自分が行動することで、
自分の人生を生きている感覚が抱ける様になることを、
私も応援しています。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。