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否定されるのが怖い原因と解決策をぬいぐるみ心理学で解説!

[最終更新日]2022/05/25

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

「否定されたらどうしよう…」

 

この様な気持ちを1度は抱いたことがありますか?

私は何度もあります。

 

友達や先生、恋人や職場の同僚など、

誰かに自分の気持ちを伝える時に、

ふと頭をよぎる言葉です。

否定されるのが怖いと思い、

自分の意見を飲み込んでしまったこと。

 

あるいは否定されるのを怖れ、

周りに合わせてしまったこと。

 

これまで何度も経験して来ましたが、

その度にモヤモヤした想いを抱いていました。

 

否定されるのが怖いと思う原因と解決策を、

この記事ではお伝えします。

 

また過去のお客様の事例で、

否定されるのを怖れる悩みを解決できたケースも紹介します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

否定されるのが怖い原因

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

否定されるのを怖れる原因も、

実は自分の自信のなさなのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

もし自信があれば否定されるかどうかを気にしないでしょう。

 

言いたいことは言えますし、

聞きたいことは聞けますし、

自分らしく振る舞えるはずです。

 

ですが自分に自信が持てていないと、

否定されることを怖れてしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

否定されるのが怖い心理背景

さらに原因を深掘りすると、

否定されるのを怖がる人には

「共通の心理背景」があります。

 

それが「周りの目を気にしてしまうこと」

 

否定されるのが怖いと感じる人は、

周りの目を気にしてしまっているのです。

「否定される」という言葉は、

自分以外の誰かの存在を前提にしています。

 

誰かから否定されるのを怖れているので、

周りの目を気にしてしまっているのです。

 

自分に自覚があるかどうかに関わらず、

否定されるのを怖れる人は

周りの目を気にしていると言えます。

 

何より周りの目を気にしていれば、

自分に自信を持つこともできませんよね。

 

プロスペクト理論が影響を与えている

「否定されるのが怖いのを抜け出したい」

 

こうした相談を受けることは多いですし、

実際に現状を変えることはできます。

 

その一方で現状を変えたいと思いながら、

同じ悩みを何度も繰り返してしまうこともあります。

 

現状を変えたいと思いながらも、

なかなか変えることができない背景には、

プロスペクト理論と呼ばれる現象があります。

=====

人は新しい物を手にするメリットよりも、

既存の物を失うデメリットの方が大きく感じ、

損失を避ける傾向がある。

=====

 

これがプロスペクト理論です。

 

そして一般に、手にするメリットよりも、

失うデメリットを2倍近く大きく考えてしまうと言われています。

 

既存の物を失うことの不安を感じ、

現状維持を選択してしまうこと。

 

その結果、否定されるのが怖いと感じる毎日が続いてしまうのです。

例えば自分の意見を伝えれば、

実際に否定されてしまうこともあります。

 

否定されたらショックで傷つくかもしれません。

 

もちろん長い目で見れば良いことばかりですが、

実際に行動に移した時の不安を考えてしまい、

現状維持を選択してしまうのです。

 

否定されるのを怖がり続けていれば、

少なくとも現状を変える必要はありませんからね。

もちろんプロスペクト理論はあくまで理論。

 

「だから現状を抜け出せない」ことはなく、

ぬいぐるみ心理学を素直に実践された方は、

例外なく現状を変えることができています。

 

プロスペクト理論の存在を知り、

その上で現状を変えるための行動をしていけたらと思います。

 

否定されてもされなくてもストレスは蓄積される

実際、過去の私も否定されるのを怖がっていました。

 

親、友達、先生、恋人、上司…

 

様々な相手の反応を気にして、

自分の気持ちを押し込んで来ました。

否定されるのを怖れて行動していたので、

確かに否定される確率は減りました。

 

ですが常に相手の顔色を伺っていたので、

気疲れが尋常じゃない程たまりました。

 

否定されるのを怖がり続けながら、

自分の中でストレスを抱え込んでいました。

 

もちろん否定されるのを怖れていても、

実際に否定されることはあります。

 

否定されれば落ち込みますし、

ショックを何日も引きずっていました。

否定されてもつらいし、

否定されるのを怖れ続けるのもストレス。

 

まさに八方ふさがりの状態でしたし、

「何とか現状を変えたい!」と強く思いました。

 

私自身もぬいぐるみ心理学を実践し、

現状を変えることができました。

 

だからこそ私のお客様に対しても、

否定されるのを怖がることなく、

現状を変えていけると確信を持って言えます。

 

否定されるのが怖い現状を解決する方法

否定されるのが怖い現状に対して、

ここからは解決策をお伝えします。

 

過去の私も同様の悩みを抱いていましたが、

3つのステップを実践することで、

否定されるのが怖くなくなりました。

 

ステップ1:頭の中の考えを声に出す

まず最初のステップは、

頭の中の考えを声に出すことです。

 

否定されるのを怖れている時ほど、

頭の中で考えを巡らせてしまいます。

私達が1日に考える言葉のうち、

約90%はマイナスな言葉だとされています。

 

「否定されるのを怖れる気持ち」は、

マイナスな感情だと言えます。

 

頭の中で考えれば考えるほど、

一層マイナスな感情が増幅されてしまうのです。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で声に出すこと。

 

これが現状を変える第一歩です。

 

ステップ2:自信のなさと向き合うこと

そして次のステップは、

自分の自信のなさと向き合うことです。

 

自信のなさと向き合わずにいれば、

否定されるのを怖れ続けてしまいます。

 

「否定されることの何が怖いのか?」

 

「なぜ否定されるのが怖いのか?」

 

「否定されると最悪どうなるのか?」

 

頭の中で浮かんだ言葉1つ1つに対し、

声に出しながら振り返ることが大切です。

 

ステップ3:主語を自分に戻して問いかける

そして最後のステップは、

主語を自分に戻して問いかけることです。

 

否定されるのを怖がっている時ほど、

自分を主語にして問いかけません。

 

周りからの反応を気にしたり、

自分には無理だと決めつけてしまいます。

 

「自分はどうしたいのか?」と問いかけ、

そして行動に移すことができれば、

否定されるのを怖れる現状から卒業できます。

 

否定されると怒る人の心理背景

ここまで解決策を見て来ましたが、

実際に否定された時にどんな反応を示すかは

人によって様々です。

 

落ち込む人もいれば、

誰かに愚痴をこぼす人もいれば、

周りのせいにする人もいます。

 

私はどれも経験済なのですが、

否定されると周囲に怒る人もいます。

 

否定されたことにイライラし、

怒りを周囲にまき散らしているわけです。

すべての悩みの原因は自信のなさ。

 

否定されると怒ってしまうのも、

実は自信のなさが原因です。

 

自信のなさと向き合うのを避けた結果、

周囲に怒りをまき散らしているのです。

「怒られるのが怖い…」

 

以前の私はこの様な想いを抱いていましたが、

自信のなさが背景にあることを理解でき、

今では怒られることを怖がることもなくなりました。

 

少し話は脱線しましたが、

否定されたと感じて怒る人の背景も知っておくことは大切です。

 

自信のなさが原因だと気づければ、

動揺せずに相手と関わることもできます。

 

お客様の事例を紹介します

ここからは私のお客様の中で、

否定されるのを怖れる悩みを手放せたケースを紹介します。

 

岩手県在住の東野さん(女性・仮名)は、

否定されるのを長年怖れ続けて来ました。

=====ここから=====

 

「否定されるのが怖い」

 

子供の頃から持ち続けていた想いです。

 

「否定されたらどうしよう」と思い、

自分のしたい様に振る舞えませんでした。

 

常に相手にどう思われるかを気にし、

窮屈な日々を送っていました。

そして自分の気持ちを抑える内に、

次第に自分の気持ちがわからなくなりました。

 

「何がしたいんだろう…」

「何のために働いているんだろう…」

 

人生の目的も見出せなくなっていました。

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

伊庭さんの言葉を聞いて、

衝撃を受けました。

 

確かに自分に自信がないので、

否定されるのを怖れているわけです。

 

思えば子供の頃から、

親や先生の顔色を伺っていました。

 

一人暮らしを始めたり、

学校を卒業したものの、

相手を変えて顔色を伺い続けていました。

「もうこんな毎日は嫌だ!」

「現状を変えて幸せになりたい!」

 

伊庭さんとお話する内に、

私の中で覚悟が決まりました。

 

=====ここまで=====

 

東野さんに起こった変化

私は東野さんのお話を聞きながら、

先ほどの3ステップを解説しました。

 

また東野さん個別の状況を踏まえ、

専用のメニューを作成しました。

 

私の伝えた内容を実践する中で、

東野さんに着実に変化が生まれました。

 

=====ここから=====

 

以前までの私は、

頭の中で不安や怖れを考えていました。

 

マイナスに考えてしまうことも多く、

上手くいった試しがありませんでした。

頭の中の気持ちを声に出す内に、

不安や怖れを引きずることはなくなりました。

 

その結果、今までとは明らかに異なり、

人といても窮屈さを感じなくなりました。

 

自分らしく振る舞える様にもなり、

意見もスムーズに言える様になりました。

 

仕事中に気疲れすることもなく、

穏やかに働ける様になりました。

「最近変わったね」と言われることも多く、

何より私自身が変化を実感しています。

 

数ヶ月前の自分が信じられない程、

否定されるのを怖がることはなくなりました。

 

=====ここまで=====

 

否定されるのを怖がる自分から卒業する

否定されるのを怖がり続けていると、

常に自分に自信が持てません。

 

周りにどう思われるのかを気にしてしまい、

ブレーキを踏みながら過ごしている様なものです。

 

「ありのままの自分」という言葉がありますが、

否定されるのを怖れることなく振る舞えれば、

ありのままの自分でいられる様になります。

 

今まで以上に自分らしく過ごせ、

理想の人間関係を築ける様にもなります。

自信のなさと向き合うことで、

否定されるのを怖がる現状から卒業できます。

 

自信のなさとは具体的に何なのか。

自信とはそもそも何なのか。

 

根本原因である自信のなさについて、

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみて下さい。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。