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SNSが承認欲求の悩みを生み出す心理背景を徹底解説!

[最終更新日]2022/06/21

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマである承認欲求は、

多くの方から相談が寄せられます。

 

特に最近は年齢や職業を超えて、

SNSに対する悩みも多く聞かれます。

 

実はSNSを使えば使うほど、

自分でも気づかぬうちに承認欲求に悩まされてしまうのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

SNSが承認欲求の悩みを生み出す背景を解説します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

承認欲求とは何か?

「認められたい」

 

承認欲求とは何かをひと言で現すと

この言葉にまとめられます。

 

心理学においても

マズローが欲求の5段階説の中で、

第4階層に承認欲求を挙げており、

誰にでも承認欲求はあります。

 

ですが承認欲求が強くなるほど、

悩みも深まり人間関係もギクシャクします。

 

認められたい気持ちが深まった結果、

人間関係が悪化したりトラブルが生まれることもあるのです。

 

承認欲求には2種類ある!

そして意外と知られていないのですが、

承認欲求とひと言でまとめても、

実は承認欲求は2つに分けられます。

 

「自己承認」と「他者承認」

この2つに分類することができます。

 

「自分で自分を認められていること」

これが自己承認です。

 

「周りから認められていると感じること」

これが他者承認です。

 

承認欲求に悩まされる人は、

自己承認ではなく他者承認を求めてしまうのです。

 

さらに踏み込んで伝えるならば、

自己承認ができていないので、

他者承認を求めてしまっているのです。

 

SNSで承認欲求の悩みが生まれる背景

ここまでの話を踏まえると、

SNSで承認欲求の悩みが生まれる背景も見えて来ます。

 

SNSとは承認欲求の宝庫なのです。

 

友達など特定の誰かのこともあれば、

有名人や会ったことがない人かもしれません。

 

相手の投稿を見て、承認欲求が刺激されるのです。

 

「あの人はすごいな」

「それに比べて自分は…」

 

「あの人はいいな」

「それに比べて自分は…」

 

この様に相手と自分を比べたり、

相手に嫉妬やうらやましさを感じやすいのです。

 

SNSは直接関わっているわけではないので、

いくらでも自分を良く見せれてしまいます。

 

作り上げた姿を見て承認欲求が刺激され、

気持ちが乱されてしまうのです。

あるいは自分が発信者になって、

承認欲求を満たしてしまうことがあります。

 

コメントや「いいね」を意識したり、

周りに認めてもらいたい気持ちから投稿してしまうのです。

 

これも承認欲求に振り回されてしまう傾向です。

 

どこまでも承認欲求は満たされない

そしてSNSは他者承認につながるので、

どこまでも承認欲求は満たされません。

 

誰かに認めてもらえたり、

好意的な反応を示してもらえれば、

一時的には心が満たされるでしょう。

 

ですがすぐに不安になり、

他者承認を求めてしまうのです。

 

自分で自分を満たすことができず、

いつまでも相手に求め続けてしまうので、

不安や寂しさやイライラばかり生まれてしまいます。

 

SNSを使えば使うほど、

承認欲求の悩みにハマってしまうのです。

ちなみに近年の研究においても、

SNSが不安や孤独感などの悩みを助長することがわかっています。

 

アメリカではSNSを使う頻度が増えるほど、

人生の満足度が悪化するという研究結果も出ています。

 

また落ち込んでいたり自信がない人は、

SNSを使うことでさらに精神状態が悪くなる研究結果も出ています。

 

SNSで一時的に承認欲求を満たすことができても、

引き換えにネガティブな感情も生まれてしまうのです。

 

承認欲求に悩まされる根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

承認欲求に悩まされてしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

自分に自信が持てていないから、

他者承認を求めてしまいます。

 

周りの言動や評価を通して

自分を満たそうとしてしまうのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

もし自分に自信が持てる様になれば、

他者承認を求め続けることはなくなります。

 

自分で自分を認められる様になるので、

必要以上に他者承認を求めなくなり、

心穏やかに過ごせる様になるのです。

 

それこそSNSを使うことで、

承認欲求に悩まされることがなくなるのです。

 

上手くSNSと付き合いながら、

心が安定した状態で過ごせるのです。

 

また私は、承認欲求の強さを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

承認欲求をどれだけ感じているかが判明します。

こちらも是非やってみてください。

 

承認欲求に悩まされないために

「自分で自分を認められる様になること」

 

承認欲求に悩まされないために不可欠なことです。

 

もし他者承認を求めがちならば、

どこかで大きな壁に直面してしまいます。

 

他者承認を求めてしまう原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合うことで、

承認欲求に悩まされることはなくなります。

 

自分で自分を認められる様になれば、

幸せだと思える毎日が実現します。

 

承認欲求に悩まされなくなる方法は、

別の記事で詳しく解説しています。

合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。