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「ぬいぐるみ療法の真実」をぬいぐるみ心理学の専門家が解説!

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

私はぬいぐるみ心理学を伝えていますが、

今回はぬいぐるみ療法(セラピー)について取り上げます。

 

大人も癒す「ぬいぐるみセラピー」って?

 

ぬいぐるみ療法(セラピー)が、

近年にわかに注目を集めています。

 

ぬいぐるみ療法の特徴は後述しますが、

もともとは子供を対象に行われていたものの、

近年では大人にも実施される様になって来ました。

 

癒し効果を与えることもあって、

最近ではむしろ大人に普及し始めているのも特徴です。

私はぬいぐるみ心理学を開発し、

7000名以上のお客様に伝えて来ましたが、

開発の過程でぬいぐるみ療法の存在も知りました。

 

「ぬいぐるみ療法とは何なのか?」

「ぬいぐるみ療法の効果は何か?」

 

今回の記事で詳しく解説していきます。

 

またぬいぐるみ心理学とぬいぐるみ療法の違いも、

合わせてお伝えしたいと思います。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

ぬいぐるみ療法(セラピー)とは

 

そもそもぬいぐるみ療法という言葉は、

ここ最近広まったものです。

 

そのルーツは箱庭療法と呼ばれ、

1929年にイギリスで誕生し、

日本では1965年に導入されました。

 

ユングの心理学の流れをくんでいるのも特徴です。

 

箱庭療法は子供を対象に行われていたものの、

今では大人にも広く実施される様になりました。

 

箱庭療法ではぬいぐるみ以外も使うのですが、

ぬいぐるみを使う部分がピックアップされ、

現在は独自にぬいぐるみ療法として別個に発展しているのです。

ぬいぐるみ療法の方法はシンプル。

 

自分が好きなぬいぐるみを手に取り、

自由に関わるというものです。

 

置いても、触れても、抱きしめても、話しかけても…

 

どの様に関わっても良いのです。

 

投げ飛ばしたり叩いたりなど、

攻撃的な関わり方をしても良いのです。

 

ぬいぐるみ療法の真の効果

ぬいぐるみ療法の概要を説明しましたが、

実践することでどんな効果があるのかは意外と知られていません。

 

一般に言われる効果はもちろん、

私がぬいぐるみ心理学を開発する中で、

ぬいぐるみ療法には思わぬ効果があることも判明しました。

 

どんな効果が期待できる?

「自分の気持ちを吐き出せる」

「ホッとしたり癒される」

「ため込んだ感情に気づける」

 

これらが一般に言われるぬいぐるみ療法の効果です。

 

「ストレスや悩みを心の中でため込みがち」

「自分の気持ちを表現するのが苦手」

「人目を気にしたり気を使い過ぎてしまう」

 

ぬいぐるみ療法を実践する人には、

この様な特徴があると言われています。

 

要するに「自分の内側で抱え込みやすい」と言えます。

自分の内側でモヤモヤした気持ちをため込むと、

どこかで必ず大爆発を起こしてしまいます。

 

暴飲暴食に走ったり、

衝動買いをしてしまったり、

心身の不調を訴えたりと、

何らかの形で反動が出るのです。

 

そんな中でぬいぐるみと関わると、

自分の気持ちをぬいぐるみに吐き出すことができるのです。

「ぬいぐるみに気持ちを吐き出す?」

 

この様に疑問が浮かんだかもしれませんが、

私達はぬいぐるみを単なる物ではなく、

生きている様に見立てて関わるのです。

 

これは歴史的背景や心理学で証明されており、

そのためぬいぐるみと関わることで、

普段はため込んだ感情が出て来やすいのです。

ぬいぐるみは意見も言わず批判もしない。

 

完全に自分の思い通りになるからこそ、

自然と気持ちを吐き出してしまうのです。

 

うつ病やアダルトチルドレンのケアにも

またぬいぐるみ療法を実践すると、

うつ病やアダルトチルドレンのケアにも効果があります。

 

うつ病やアダルトチルドレンで悩む人は、

悩みを自分の心の中で抱え込む傾向があります。

 

自分の中で悩みを抱え込んでしまったり、

幼い頃から抱えているモヤモヤした気持ちを、

目の前のぬいぐるみに吐き出すことができます。

 

過去の気持ちが癒されたり、

現状の自分を受け止められたりと、

ぬいぐるみ療法を活用すると効果が得られます。

 

誰かにはなかなか言えない内容も、

ぬいぐるみの前では自然と吐き出せるのです。

 

【真の効果】自分が求める人間関係がわかる

ここまでが一般的な効果ですが、

ぬいぐるみ心理学を開発しながら気づいた新たな効果もあります。

 

心理学の分野でも言われているのですが、

私達はぬいぐるみにほぼ100%素の自分をさらけ出してしまいます。

 

生きているかの様に見立てて関わるので、

悩んでいることや実現したいことも、

ぬいぐるみの前でさらけ出してしまうのです。

 

たとえば小学生くらいの女の子が、

気になる男の子に告白するシーンを想像し、

ぬいぐるみとごっこ遊びをすることがあります。

 

これもぬいぐるみを人に見立てているので、

ぬいぐるみに理想の相手を重ね合わせているのです。

「どんな人間関係に悩んでいるのか?」

「理想の人間関係はどんなものか?」

 

ぬいぐるみと意識して関わることで、

自分が求める人間関係の特徴に気づけるのです。

 

ぬいぐるみ療法のマイナスの側面

ここまでぬいぐるみ療法について、

特徴や効果をお伝えして来ました。

 

内側でため込んだ気持ちを吐き出せ、

癒されたりスッキリできること。

 

これがぬいぐるみ療法の効果です。

 

悩みをため込んだ状態をマイナスとすれば、

スッキリしてゼロの状態まで到達できるのです。

 

ぬいぐるみセラピーとも言われる様に、

セラピー的な側面が強いと言えます。

ただしぬいぐるみ療法には、

マイナスの側面があります。

 

この側面を知らずに実践すると、

いつまでも同じ悩みを抱き続けてしまうのです。

ぬいぐるみ療法のマイナスの側面。

 

それは「悩みが解決しないこと」です。

 

確かにぬいぐるみ療法を実践すれば

マイナスからゼロまでは到達できるものの、

ゼロからプラスには進んでいかないのです。

 

「スッキリした」

「癒された」

「楽になった」

 

この様な心境には達するでしょうし、

これも大切なことだと言えます。

 

ですがどれだけスッキリしても、

悩みが解決したわけではありません。

 

悩みが解決していなければ、

次第に同じ悩みを抱く様になり、

再びマイナスへと落ちてしまうのです。

「マイナスとゼロの往復を繰り返すだけ」

 

これがぬいぐるみ療法のマイナスの側面です。

 

実はこのマイナスの側面には、

意外と多くの人が気づいていないのです。

私自身はこの事実に気づいた上で、

ぬいぐるみ心理学を開発していきました。

 

「マイナスからゼロ」

「ゼロからプラス」

 

どちらも含むことができれば、

悩みを根本から解決し本当に望む毎日を送れる様になります。

 

そしてぬいぐるみ心理学では、

マイナスからゼロまで到達し、

その上でゼロからプラスまで行ける様な方法となっています。

 

ぬいぐるみ療法の良い面を取り入れ、

さらに目の前の悩みを解決しながら

理想の毎日を実現することをゴールにしています。

「単に癒されれば十分」

「スッキリできればそれで良い」

 

こうした想いで止まっている方には、

ぬいぐるみ心理学は向いていないでしょう。

 

「悩みを解決したい」

「ストレスを抱えない状態を実現したい」

「理想の人間関係を築きたい」

「人目を気にせず行動したい」

「自分の意見が言える様になりたい」

 

この様な想いを少しでも持っていれば、

ぬいぐるみ心理学は役立ちます。

ぬいぐるみ心理学の詳細については、

無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。