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[最終更新日]2020/11/09
さて、今回は芸能人とぬいぐるみの
関係について見ていきます。
もう1年前になりますが、
俳優の梅沢富美男さんがバラエティ番組
『有吉反省会』で連れて来たぬいぐるみが話題になりました。
アレックスという犬のぬいぐるみですが、
その大きな特徴は「オウム返し」。
人が発した声をそのまま伝え消してくれます。
このぬいぐるみに夢中で既に8号まで買っていることや、
着せ替えをして楽しんでいることを語る梅沢さんの姿は、
もうぬいぐるみが大好きな1人のおじさんでした(笑)
ちなみに、放送直後には、
「どこで買えるのか?」がネットを中心に話題になりました。
同じものであったら楽天などのネット通販でしょうが、
オウム返しするぬいぐるみは旅行先のホテル等の
おみやげコーナーに売ってるんですよね。
さて、今回の記事では、梅沢さんだけにとどまらず、
こうした「声を発するぬいぐるみ」について見ていきます。
ブログをのぞいてみるとこんな言葉が。
「夫婦げんかした時にこの子がいればすぐに仲直りしますよ」
これ、まさにぬいぐるみの持つ特徴の1つでもあるんです。
ぬいぐるみはあなたを始め、
持ち主のことを批判しません。
意見も言いません。
あなたが、「いやー、上司がウザくて…」
なんてこぼした瞬間、
「お前が悪いよ!」とぬいぐるみが
ツッコムことはないですよね(笑)
いつでも受け止めてくれる存在なんです。
何を聞いても、何を言っても、ただそこにいるだけなんです。
だからこそ持ち主にとって、
一番理想の存在になることができるんです。
さらに、梅沢さんのアレックスはオウム返しをします。
自分の話した言葉をそのまま返されるのは、
何だかおかしいですよね。
しかも、夫婦げんかをしていたというのなら、
お互いの声を拾って勝手にぬいぐるみがしゃべってるわけです。
おかしすぎて、怒りもどこかに飛んでいってしまいますよね。
※オウム返しのぬいぐるみ、結構遠くの声まで拾うんですよね。
ぬいぐるみは基本的に、受容の存在です。
何も言わずに聞いてくれるからこそ、安心感を抱きます。
ただ、アレックスの様にオウム返しをするぬいぐるみの場合は、
面白おかしい部分もあり、さらにその場を和ませるのでしょうね。
芸能人を始め、大人がぬいぐるみにはまるケースはよくあり、
逆に大人がぬいぐるみを持つことを不安がる人もいます。
ただ、しゃべるぬいぐるみに
はまるケースはあまり表に出てきません。
梅沢さんの放送をキッカケに、
しゃべるぬいぐるみブームが到来したら面白いですね。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。