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怒られると泣く心理背景と解決策を公開!

[最終更新日]2025/11/27

こんにちは、伊庭和高です。

今回は過去の私も悩んでいたテーマを取り上げます。

 

「怒られると泣いてしまう」

「涙が急に流れてしまいつらい」

 

仕事でもプライベートでも、

怒られて泣いてしまう人は多いです。

 

本当は泣きたくないのに、

なぜか涙が出てきてしまうという声は、

年齢や性別を問わずよく寄せられます。

 

この記事では怒られて泣いてしまう原因と克服法を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

怒られると泣くのはなぜ?

 

怒られると泣いてしまう人には、

4つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

①否定されたと思い込む

「怒られた=否定された」

この思い込みを持っている人は多いです。

 

自分が悪いことをしてしまったと感じ、

涙が流れてしまうのです。

 

怒る側から見ると、決して否定したわけではありません。

 

大事な点を指摘するために、

あるいは期待の裏返しとして怒るケースもあります。

 

それなのに否定されたと思い込んでいると、

怒られたことで泣いてしまいやすくなります。

 

②良い子を演じている

もし良い子を演じているのであれば、

怒られると良い子でいられなくなります。

 

「怒られた=悪い子」になってしまうので、

良い子の自分が崩れて泣いてしまうのです。

 

これも周りの目や評価を気にしている状態です。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっています。

 

③自己肯定感が低い

「自分なんて能力がない」

「どうせ自分にはできない」

 

この様に自己肯定感が低い人は、

怒られることで泣いてしまいがちです。

 

「怒られた自分はやっぱりダメなんだ」と、

情けなさから泣いてしまうことがあるのです。

 

そもそも自己肯定感が高ければ、

たとえ怒られても涙を見せず、

前向きに捉えることができています。

 

④完璧主義

実は完璧主義の人も、

怒られると泣いてしまうことがあります。

 

完璧さを追求していたにもかかわらず、

怒られたことで完璧な状態でなくなったので、

悔しさや情けなさから泣いてしまうのです。

 

私は完璧さを求めるのを否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやりすぎです。

 

食べすぎや飲みすぎと同様に、

何事もやりすぎると反動が出ます。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

怒られると泣いてしまうのも、

自分の自信のなさが原因なのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば怒られても泣いてしまうことはありません。

 

怒られた内容を冷静に受け止めながら、

今後に活かしたり意見を伝えられるのです。

 

ですが自分に自信がない時ほど、

怒られると泣いてしまいます。

 

普段から自信がない人もいれば、

仕事・恋愛・夫婦関係など特定の状況で自信がなくなる人もいます。

 

怒られると泣いてしまうのは病気でも性格でもなく、

自分の自信のなさ原因なのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できています。

 

ですが成長し大人になる過程で、

自信がなくなり怒られて泣いてしまう様になるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

怒られると泣く様になる人は多いです。

 

「親に怒られるのを恐れていた」

「親の期待に応えようとしていた」

「親の顔色をうかがっていた」

「親もよく泣く人だった」

 

たとえばこうした場合は子供にも悪影響が出るのです。

 

怒られて泣いてしまう人の末路とは?

怒られて泣いてしまう癖を改善しないと、

幸せな未来は待っていません。

 

相手の信頼を失ってしまったり、

人間関係が上手くいかなくなります。

 

また怒られて泣く自分が情けなく感じ、

自己嫌悪の気持ちも強まるでしょう。

 

そして環境や付き合う相手を変えても、

怒られて泣く状況は変わりません。

 

周りを変えても自分自身が変わらないと、

新たな環境でも同じ悩みを繰り返すのです。

 

怒られて泣いてしまう状態は、

時間が解決してはくれないのです。

 

「転職したのに怒られて泣いてしまった」

「恋人と別れたのに新たな恋愛で怒られた時に泣いてしまった」

 

こうした悩みはよく寄せられます。

 

ただし先ほどもお伝えしたとおり、

怒られて泣くのは成長する中で身についた癖です。

 

生まれた時からの性格ではなく、

後天的に身についた癖なので、

誰でも今から改善できます。

 

怒られると泣く自分を治す方法

 

怒られると泣く心理背景や原因を

ここまで解説して来ました。

 

そしてここからは具体的に、

怒られると泣く自分を治す方法を解説します。

 

「怒られて泣いてしまうのをやめたい」

もしこの様に思われているならば、

これから紹介する2つの方法を実践してください。

 

自分の気持ちを声に出す

自分の気持ちを声に出すこと。

これが最初のステップです。

 

怒られると泣いてしまう人の多くは、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出す代わりに涙が流れるので、

自分の気持ちに気づけていないのです。

これでは同じ悩みを繰り返してしまいます。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄のうち、

9割がネガティブな内容と言われています。

 

つまり頭の中で考えるほど怒られるのを恐れ、

実際に怒られた時に泣いてしまいやすくなるのです。

 

普段からどんな気持ちも独り言をつぶやくことで、

怒られた時に泣くことがなくなります。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

怒られても泣いてしまう悩みを克服できる様になります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけましょう。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身です。

 

怒られて泣く悩みを抱く人の多くが、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

まず相手のことに意識が向き、

自分の気持ちを抑えてしまうのです。

 

・した方がいい

・するべきだ

・しなきゃいけない

・して欲しい

・してあげる

 

たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、

自分を主語に問いかけられていません。

相手のことを先に考えているのです。

 

これでは緊張したり萎縮しやすくなりますし、

まず相手の顔色をうかがいがちになります。

 

「どうしたい?」と問いかけることで、

怒られても泣くことはなくなります。

 

自分の気持ちを素直に伝えられたりと、

たとえ怒られても前向きに話ができる様になります。

 

お客様のエピソードを紹介します

ここまでの話を踏まえ、

怒られると泣いてしまう悩みを治したお客様のエピソードを紹介します。

 

福岡県在住の大隅さん(女性)は、

怒られると泣く悩みを子どもの頃から抱いていました。

 

子どもの頃はまだ良かったものの、

大人になってもこの悩みは解決せず。

 

職場や恋愛でも、

怒られると涙が出て来る現状を

何とかしたいと思っていました。

 

そんな中で私をこのサイトで知り、

個別相談に申し込まれました。

=====ここから=====

「怒られると泣く」のは、子どもの頃からずっとでした。

 

怒られるのが怖くて、

いざとなると言葉が出て来なくて、

すぐに泣いてしまうんですよね。

 

「まだ子どもだから…」

そう思っていた頃もありましたが、

大人になっても悩みは繰り返されました。

 

仕事でも、恋愛でも…

怒られると涙が自然に流れてしまうのです。

「怒ってないから」と言われても、

怒られていると思い込んでしまい、

涙が流れてしまいました。

 

泣きたいわけではないのに

なぜか涙が出てしまう現状。

 

大人になったのに恥ずかしいですし、

何とかして治したいと思っていました。

 

そんな時に伊庭さんに出会い、

大切なことに気づかされました。

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

原因がわからずここまで来ましたが、

この言葉を聞いて納得できました。

 

自信のなさと向き合うことで、

私の悩みは解決するかもしれない。

 

同じ悩みを今後も繰り返したくないので、

勇気を持って自分と向き合うことにしました。

=====ここまで=====

 

大隅さんに起こった変化

大隅さんとお話しする中で、

彼女に個別の宿題をお伝えしました。

 

また先ほど紹介した2つの方法のうち、

声に出すことを重点的に行う様に伝えました。

 

泣くことができても、

言葉にすることはできていません。

 

自分の気持ちを言葉にすることを、

最初の頃は特に意識してもらいました。

 

そして大隅さんにどんな変化が起こったか。

彼女の言葉を紹介します。

=====ここから=====

自分の気持ちを言葉に出すことは、

私の中でもハードルが高かったです。

 

自分の気持ちを言葉にしようにも、

言葉の前に涙が出て来てしまう。

 

涙ではなく具体的な言葉を出すのに、

最初の頃は苦戦しました。

 

「大丈夫、ちゃんと前に進んでいるから」

 

伊庭さんがメールで励まして下さり、

少しずつ声に出せる様になりました。

そしてある瞬間から、

大きな変化を実感しました。

 

「私は涙で自分の気持ちをごまかしてたんだ」

このことに気づけたのは本当に大きかったです。

 

涙を流せば相手もそれ以上は強く怒ることはありません。

まさに涙を流すことで、自分を守っていたのです。

 

確かに自分を守れるものの、

自信のなさと向き合えていないので、

同じ悩みを繰り返していました。

「自分の気持ちをごまかさず、しっかりと声に出すこと」

 

意識を向ければ向けるほど、

変化も生まれていきました。

 

自分1人で声に出したり、

ぬいぐるみにもつぶやきました。

 

私はクマの抱き枕を持っていたので、

寝る前には意識してつぶやきながら、

自分の気持ちに気づいていけました。

 

「どうせぬいぐるみなんだし、何を言っても大丈夫!」

 

こうした意識を持って関われたのは本当に大きかったです。

そして伊庭さんの教えを実践するうちに、

怒られても泣くことがなくなりました。

 

相手の話を聞きながら、

自分の意見も伝えられる様になりました。

 

「話をちゃんと聞いてくれている」

「大隅さんの考えを理解できた」

 

相手からもこうした言葉をかけてもらえ、

今まで以上に良い関係を築ける様になりました。

 

今までより自然に前を向ける様になり、

毎日を穏やかに過ごせる様になったのも嬉しかった変化です。

 

自信のなさと向き合うと決め、

そして行動に移すことができ、

本当に良かったと思います。

 

=====ここまで=====

 

自分の気持ちに自分で気づく

すべての悩みの原因は自信のなさですが、

自信のなさと向き合うことで、

怒られても泣かなくなります。

 

怒られるのを怖いと思い続けることなく、

周囲の目を気にせず過ごせる様になります。

 

そして泣かなくなるだけでなく、

毎日をより幸せに過ごせる様になります。

そのためにも、まずは自分で自分の気持ちに気づくこと。

声に出すことが重要なのです。

 

泣くことで自分の気持ちに鍵をかけず、

声に出しながら気づいてあげること。

これが現状から変わるための第一歩です。

怒られても泣かなくための自信のなさとの向き合い方は、

無料メール講座で解説しています。

合わせて学んでください。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。