28Dec
[最終更新日]2020/11/09
さて、タイトルだけを見ると単なる就活サイトみたいですね(笑)
ただし、実際のところ私は就職・転職活動のサポートもやっています。
ぬいぐるみ心理学は過去のぬいぐるみとの記憶をひも解くことで、
人付き合いのパターンを導き出します。
それこそ、学生生活にしても仕事にしても、
人付き合いをしないなんてことはありません。
ぬいぐるみ心理学を通して導き出した「素の自分」は、
当然自己PRにも使えるわけです。
・・・まあ、生まれてから今までずっと、
無意識の内にとってきた言動が明らかになるわけです。
自己PRに一貫性も出ますし、何より自信を持って話せるんです。
実際、就職活動中の学生や
転職活動中の方からはぬいぐるみ心理学を受けて、
飾らない自分を堂々と伝えられたという声をもらっています。
ということで、今回は特に、
「面接などで人見知りしてしまう」方へ、
自己PRの対策をぬいぐるみ心理学の視点からお伝えします。
※もちろん、人見知りをしない方にも役立つ様な、
素の自分を発揮する方法もお伝えします。
素の自分を伝える
まず、就職・転職活動では初対面の出会いが本当に多いです。
普段から人見知りをする人は、
それを完全になくすことはできないと肝に銘じてください。
・・・それじゃあ何の対策にもなってないじゃないか!
という声が聞こえてきそうですね(笑)
ただし、ぬいぐるみ心理学を使うことによって人見知りは消えませんが、
自分らしさを最大限アピールする方法は伝えられます。
その方法とは、「素の自分」で自己PRを構築することです。
これ・・・どういうことか、説明しますね。
例えば、「学生時代に頑張ったことを教えて下さい」
という質問があったとします。
※転職活動中の方は、「前職で」と置き換えて下さいね。
ここでやってしまいがちなのは、
「頑張った経験」「成果を上げた経験」を
ひねり出してしまうことです。
「私は学生時代、ゼミでゼミ長をやっていた!」
「インターンで営業トップをとった!」
「前職で経理をやっていた!」
・・・違うんです。そこじゃないんです。
例えばそのエピソードを話した時、
面接官からこんなことを聞かれたらどうしますか?
「それについて、具体的に教えて下さい。」
「なぜそうやって頑張ったんですか?」
「他にあなたの強みが発揮されたエピソードはありますか?」
おそらく、答えに詰まるはずです。
話したエピソードとまったく違う
「飾られた自分」を出してしまうこともあります。
「この人、話に一貫性がないな・・・」
「なんか薄っぺらいな・・・」
エピソードだけを良く見せることを考えている人は、
面接官からこう思われてしまいます。
※実際、人事の知り合いの方に話を聞く機会があったのですが、
一貫性のない話の場合、例えそのエピソードが
すごくても落とすことがあるということです。
もちろん、機転をきかせて
ペラペラ答えられる人もいるでしょうが、それはほんの一部。
ほとんどの人が、「なんか自分を良く見せようとしてるな〜」
とふに落ちない感覚を持ちながら、
履歴書を作成し面接に臨んでいるのではないでしょうか?
では、どうすれば良いかというと、素の自分を伝えることです。
ぬいぐるみ心理学で導き出した自分らしさは、
生まれてから今まで変わることのない、「素の自分」です。
たとえどんな言動をとっていても、
根本の理由は同じものにたどり着きます。
素の自分で自己PRを作るんです。
例えば、ある就活生とこんなやりとりをしました。
「えっと、あなたはこのパターンだってことがわかったね。
じゃあ、例えば学生時代の思い出を振り返ってよ。
「そうですね・・・アルバイトで接客を頑張りました。」
「どう頑張ったの?何でそういう接客をしたの?」
「・・・あっ!」
「そう、自分のパターンにたどり着いたよね。」
「確かに、そうです。
しかもこれ、アルバイトだけでなく恋愛やゼミ、
人間関係のあるところすべてで一緒です。」
パターンについてはぬいぐるみ心理学を
受けた方限定で教えているので、ここでは伏せています。
ですが、この会話の意味、
何となく理解してもらえたのではないでしょうか?
自分のパターンを軸に自己PRを組み立てれば、
ネタに困ることがなくなるんです。
だって、今まで無意識の内に意識してきたパターンです。
普段、友達と話している中でも自然と出てしまっている訳です。
それこそ、毎日が履歴書や面接のネタになるわけです。
急に面接官に、「他にエピソードはありますか?」
と聞かれても、すぐに出てくるはずです。
また、何より自信を持って伝えられるはずです。
だって、飾ることのない「いつもの自分」のパターンです。
良く見せようとしなくても自然と出てしまいますし、
面接官も聞いていて、
「確かに、この人にはそんな所がありそうだな」と感じているわけです。
人見知りをするかどうかではなくいつもの自分を伝える。
だからこそ、最小限の緊張で済むわけです。
ここまで、人見知りしない自己PRについて伝えてきました。
ぬいぐるみ心理学で導いた素の自分らしさを、木の幹だと考えます。
幹さえわかってしまえば、枝葉となるエピソードは毎日に転がっています。
逆に、良く見せようとして枝葉ばかり
集めていたら肝心の幹に気づくことがないため、
人間性に一貫性がないと見られてしまいます。
木の幹を見つけることが、自己PRの鉄則です。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。