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笑ってごまかす心理背景。原因と治し方を一挙公開!

[最終更新日]2022/05/20

こんにちは、伊庭和高です。

 

「笑ってごまかすこと」について、

本日は取り上げます。

 

ちょうど先日訪れたレストランで、

スタッフの方が食器を割ってしまいました。

 

するとスタッフの方が、

思わず口に手を当て笑っていたのです。

 

本来ならばミスをしたはずなのに、

笑いがこぼれてしまったのです。

とはいえ私自身も過去に、

笑ってごまかすことを経験済です。

 

笑ってごまかす心理背景や原因について、

今回の記事では解説します。

 

「笑ってごまかすのをやめたい」

 

この様に思っている人も多いので、

治す方法も合わせてお伝えします。

 

また過去のお客様の中で、

笑ってごまかす癖をやめられた事例も紹介します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

笑ってごまかす人の心理

 

「笑ってごまかす」ことですが、

男性と女性に関係なく、

誰でも笑ってごまかすことはあります。

 

性別や年齢に関係なく、

どんな人にも見られる特徴です。

 

では笑ってごまかす人は、

どんな心理背景があるのか。

 

大きく2つに背景が別れます。

 

周りの目を気にしている

まず最初に考えられるのが、

「周りの目を気にする」心理です。

 

笑ってごまかすということは、

ごまかす対象(相手)がいるわけです。

 

誰かしらを意識しているから、

笑ってその場をごまかそうとしています。

 

「嫌われない様に」

「その場の空気が悪くならない様に」

「怒られない様に」

 

こうした意識が背景にあると、

笑ってその場を流してしまおうとすることもあります。

 

あるいは怒られた時に笑ってしまう人もいますが、

これも相手の怒りをそれ以上強めないためにとっていると言えます。

 

また苦手な人の前では自分の意見が言えず、

笑ってやり過ごしてしまうこともあります。

 

本当は言いたいことがあるのに、

どんな風に思われるかを気にして言えないのです。

 

その結果、笑ってごまかすことで、

相手に悪い印象を与えない様に考えているのです。

 

都合の悪い部分を見ない様にする

また笑ってごまかすということは、

自分にとって都合の悪い部分を見ない様にしています。

 

例えば冒頭のケースでいえば、

食器を割ってしまったミスを

笑ってごまかそうとしているわけです。

 

ミスを正面から受け止めてしまえば

周りから批判されたり動揺するかもしれません。

 

笑ってごまかすことで、

周りから批判を受けなかったり、

ショックを和らげることもできるでしょう。

 

都合の悪い部分を見ない様にするために、

笑ってごまかす心理が働いているとも言えます。

 

ちなみにここまで説明した、

「自分にとって都合の悪い状況を無効化するための笑い」は、

学問的には「無価値化の笑い」と呼ばれています。

 

笑ってごまかす原因

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると伝えています。

 

笑ってごまかす原因も、

実は自分の自信のなさなのです。

 

もし自分に自信が持てれば、

笑ってごまかさず現状を受け止められます。

 

ですが自分に自信が持てないからこそ、

その場しのぎで笑ってごまかしてしまうのです。

笑ってごまかす原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合わなければ、

笑ってごまかす毎日が続きます。

 

同じミスを繰り返したり、

悩みを何度も抱き続けてしまいます。

 

仕事でもプライベーとでも、

笑ってその場をやり過ごすことはできますが、

悩みが根本から解決へと向かわないのです。

 

無料メール講座でもお伝えしていますが、

自信のなさと向き合うことで、

現状を変えていくことができれば、

本当に望む毎日を実現できる様になります。

 

ちなみに私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

笑ってごまかす癖は改善できる!

笑ってごまかす心理と原因について、

ここまで解説していました。

 

とはいえどれだけ背景を知っても、

笑ってごまかすことが癖になっている場合も多いです。

 

「頭では背景はわかったけど、無意識にごまかしてしまう」

 

こうした声も聞こえて来ます。

 

確かに過去の私も無意識の内に

笑ってごまかしていました。

 

ですが癖とは後天的に身に付くものであり、

誰でも改善することができます。

想像してみてください。

 

私達は幼い子供の頃から、

笑ってごまかしたりはしていませんよね?

 

「都合が悪いことは笑ってごまかそう!」

 

こんなこと、赤ちゃんは思わないでしょう。

笑ってごまかす心理背景として、

周りを気にしてしまうことを説明しました。

 

一般に発達心理学の分野では、

6,7才頃から周りを気にし始めると言われています。

 

人によって多少の年齢の差はあるものの、

笑ってごまかす様になるのは後天的なもの。

 

笑ってごまかす癖が染み付いていても、

意識して行動すれば改善できるのです。

 

笑ってごまかすのをやめたい!

笑ってごまかすのをやめたいと思われているならば、

治し方は存在します。

 

これからお伝えする3ステップを実践することで、

笑ってごまかすのは治せます。

 

現に私も笑ってごまかす癖がありましたが、

3ステップを素直に実践し続けたことで、

現在は笑ってごまかすことがなくなりました。

 

治し方ステップ1:自分の気持ちを受け止める

まず最初のステップは、

自分の気持ちを受け止めることです。

 

笑ってごまかすということは、

自分の気持ちを受け止める前に、

笑ってはぐらかしている様な状態です。

 

自分の気持ちに気づけないままなので、

モヤモヤした感情を抱き続けます。

 

笑ってごまかすのではなく、

自分で自分の気持ちを受け止めること。

 

これが最初のステップです。

「どうやって自分の気持ちを受け止めるのか?」

 

その方法は非常にシンプル。

自分の気持ちを声に出すことです。

 

どんな気持ちでもOKですので、

自分で自分の気持ちを声に出してください。

 

私達の脳は物事を声に出すことで、

それを事実として受け止めます。

 

「笑ってごまかしたな」と声に出せば、

「笑ってごまかした」と脳が認識するのです。

 

ですが声に出さず頭で考えていれば、

脳は物事を事実として認識できません。

 

笑ってごまかし続けていれば、

現状を脳が認識できないので、

悩みが一向に解決しないのです。

 

まずは自分の気持ちを声に出すこと。

これが最初のステップです。

 

治し方ステップ2:自信のなさと向き合う

そして次のステップは、

自分の自信のなさと向き合うことです。

 

笑ってごまかしてしまう背景には、

自分の自信のなさがあります。

 

「なぜ笑ってごまかすのか?」

「いつから笑ってごまかしているのか?」

「誰に対して笑ってごまかすのか?」

 

頭の中に浮かんだ言葉を、

声に出しながら振り返ってください。

 

治し方ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

笑ってごまかしている時ほど、

自分を主語にして問いかけていないのです。

 

周り(相手)の反応を気にしてしまい、

自分のことを考えない様にしているのです。

 

「どうしたいのか?」と問いかけることで、

笑ってごまかす現状をやめることができます。

 

お客様の事例を紹介します

ここからは私のお客様の中で、

笑ってごまかす悩みを克服できたケースを紹介します。

 

茨城県在住の井田さん(女性・仮名)は、

何でも笑ってごまかす癖がありました。

 

=====ここから=====

 

特に仕事をしている上で、

笑ってごまかすことが多々ありました。

 

資料作成をミスしたり、

その日にやることを忘れていたり、

会議で上手く話せなかったり、

 

何かと上手くいかないと、

笑ってごまかすことがありました。

「しょうがないよね」と同僚に言われても、

心なしか信頼されていないのを感じます。

 

笑ってごまかしているけど、

ミスをした事実は変えられない。

 

それなのに笑っているからこそ、

きっと信頼されないのだと思います。

ですが笑ってごまかす癖は、

子供の頃からやっていました。

 

中学の時にはミスをしたら

笑ってごまかしていた記憶があります。

 

「この癖を何とかしたい」

「でも改善策がわからない」

 

そんな中、伊庭さんのサイトに出会いました。

 

「笑ってごまかす原因は自信のなさ」

 

伊庭さんの言葉を読んだ時、

心の底から納得しました。

 

確かに自分に自信が持てず、

周りの顔色を伺ってばかりでした。

 

きっと自信のなさが現れて、

笑ってごまかす様になったのだと思います。

「もう現状を変えたい」

「周りから信頼される人になりたい」

 

長年続けて来た癖について、

本気で改善しようと決意しました。

 

=====ここまで=====

 

井田さんに起こった変化

私は井田さんのお話を受けて、

先ほどの3ステップをお伝えしました。

 

また井田さん個別の状況を踏まえ、

井田さん専用のメニューを作成しました。

 

私のお伝えした内容を実践する中で、

井田さんの中で変化が生まれました。

 

=====ここから=====

 

まずは自分の気持ちを声に出すこと。

 

簡単そうに聞こえたのですが、

実は今まで全然やっていませんでした。

 

笑ってごまかしてしまった時も、

意識して声に出して振り返る様にしました。

笑ってごまかし続ければ、

自信のなさと向き合わずに済みます。

 

ですがそれだと悩みは解決しないので、

感じたことを言葉に出す様にしました。

 

そして伊庭さんの言う通り、

「どうしたいのか?」と意識して問いかけ始めました。

 

すると仕事中にミスをすることが、

今までよりも明らかに減ったのです。

 

そもそもミスをしなくなったので、

笑ってごまかす機会も激減しました。

 

またミスをしてしまった時も、

笑わずに現状を受け止めたり、

上司に素直に報告できる様になりました。

「何か井田さん変わったよね」

 

同僚からこう言われることも増えましたが、

何より私自身が変化を実感できています。

 

仕事中も周りを伺うことなく、

イキイキと仕事ができているのを実感します。

 

=====ここまで=====

 

自分の気持ちに素直に生きる

笑ってごまかすことがなくなれば、

自分の気持ちを素直に受け止められます。

 

喜怒哀楽、感じた感情を受け止め、

自分のしたいことを行動に移せる様になります。

 

何より笑ってごまかすことがなくなれば、

周囲との関係性がより良くなります。

 

井田さんのケースに象徴される様に、

周りから信頼される様にもなります。

 

笑ってごまかすことをやめれば、

今よりも幸せな未来が待っています。

自信のなさとは具体的に何なのか。

自信とはそもそも何なのか。

 

根本原因である自信のなさについて、

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみて下さい。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。