23Nov
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
どんな場面でも、
ふとした瞬間に出てしまう愛想笑い。
「とりあえず笑っとけば良いかな」
過去の私もこんなことを思いながら、
「そうですね」なんて言って
相手の話を聞いていたことがあります。
そもそも愛想笑いという言葉自体、
「人の機嫌をとるための笑い」
「おせじ笑い」
という意味があります。
心から笑っているわけではないんですよね。
ただ、ぬいぐるみ心理学の視点から伝えると、
この愛想笑い、非常に危険です。
愛想笑いとは自分を抑えること
愛想笑いをした場面を思い返して下さい。
あなたは本当に笑いたかったのでしょうか?
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おそらくほとんどの場面で「NO」でしょう。
「早くこの場から去りたいな」
「自分の話をしたいな」
「つまらないって言いたいな」
たとえばこんな本音が
あなたの中に渦巻いているかもしれません。
ですが相手との関係の中で、
自分を抑えて笑っているのです。
もっといえば、自分を演じて愛想笑いしているのです。
以前の記事でも書きましたが、
本当は何をしたいのか
本当は何を感じているのか
ありのままの自分が何なのか
全然わからなくなります。
私も過去に経験があるのですが、
これは本当にキツいです。
自分を抑えて周りに合わせれば、
常に周りの目を気にしています。
それだけでもストレスですし、
周りからも「本音を言って」と言われることもあります。
ただし、自分を抑える内に
本音が何なのか自分でもわからなくなります。
愛想笑いも同じです。
繰り返す内に心から笑うことを忘れ、
気づけば笑い方もわからなくなっていきます。
もちろん必要な場面では
愛想笑いをしなければいけない。
そんな人もいるでしょう。
ですが、そんな場面は本当に少数。
愛想笑い自体を、一度忘れて下さい。
大事なのは、自分の心に素直になることです。
笑いたければ笑えば良い。
疑問があるなら言えば良い。
帰りたいなら帰れば良い。
感じたままに振る舞って下さい。
詳しくは無料講座で解説しますが、
感じたままに振る舞っていくと、
結果として相手からも好かれます。
「こんなこと言って大丈夫かな」
全然大丈夫なんです。
むしろ愛想笑いをしていた頃より、
お互いの関係が深まります。
愛想笑いをしている状況では、
嫌われることはないけど好かれることもない。
中途半端な状態が続きます。
少しずつ、自分の心に素直になる。
これを続ければ、自分の心も思い出せます。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。