menu

機嫌を損ねるのが怖い…原因・心理背景と解決策まとめ

[最終更新日]2023/09/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

「相手の機嫌を損ねるのが怖い…」

 

仕事でもプライベートでも、

こうした悩みはよく寄せられます。

 

特定の相手を怖がっていることもあれば、

不特定多数を怖がることもあります。

 

いずれにせよ怖い気持ちを抱いたままでは、

息苦しさも感じてしまうでしょう。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

機嫌を損ねるのが怖い心理背景を解説します。

 

その上でどうすれば克服できるのか、

独自の視点でお伝えします。

 

機嫌を損ねるのが怖い心理

 

「なぜ機嫌を損ねるのが怖いのか?」

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手の反応を気にしている

「変な風に思われたら…」

「上手く伝わらなかったら…」

「私のことをどう思っているのだろう…」

 

この様に相手の反応を気にするほど、

相手の機嫌を損ねないか考え過ぎます。

 

自分の気持ちを脇に置いて、

相手の気持ちを先に考えているのです。

 

やりたいことがあっても我慢し、

言いたいことも飲み込んでしまいます。

 

周りに合わせることも増え、

気疲れをため込むこともあるのです。

 

失敗が怖い

「間違えたらどうしよう…」

「否定されたらどうしよう…」

「怒られたらどうしよう…」

 

この様に失敗を恐れるほど、

相手の機嫌を損ねない様にします。

 

「機嫌を損ねる=失敗」だと思い込んでいるのです。

 

確かに失敗を恐れていれば、

機嫌を損ねるリスクは回避しやすいです。

 

ですが同時に幸せな関係も築けません。

 

機嫌を損ねないことと、

良好な関係を築くことは、

決してイコールではないのです。

 

機嫌を損ねない様にブレーキを踏み続けていれば、

アクセルを踏んでも前に進みません。

 

自分の気持ちがわからない

「何がしたいかわからない」

「何を感じているのかわからない」

 

この様に自分の気持ちがわからないと、

相手の機嫌を第一に考えてしまいます。

 

その場の雰囲気に流されてしまうので、

相手の機嫌を損ねるのを怖がります。

 

「自分らしさ」がわからない状態なので、

もし相手の機嫌を損ねることがあっても、

何を言えばいいのかわからないのです。

 

機嫌を損ねるのが怖い根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

相手の機嫌を損ねるのが怖いのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば相手の機嫌を伺いません。

 

自分の気持ちを大切にしながら、

人間関係を構築できるのです。

 

ですが自分に自信がないから、

相手の機嫌を損ねないことを第一に考えてしまいます。

 

相手にどう思われるかを気にして、

自分の気持ちを抑えがちになるのです。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

相手の機嫌を損ねるのを怖がる赤ちゃんなど、

どう考えてもいません。

 

ですが大人になるにつれて、

少しずつ自信が持てなくなり、

相手の機嫌を損ねるのを怖がってしまうのです。

 

また私たちにとって親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

機嫌を損ねるのを怖がる様になるのです。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親の言う通りに生きてきた」

「親も機嫌を損ねるのを怖がる人だった」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「相手の機嫌を損ねるのが怖い…」

 

この状況は、時間が解決してはくれません。

 

職場や付き合う相手を変えても、

自分自身が変わらなければ、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

気疲れやストレスをため込んだり、

人間関係の悩みが尽きなかったりと、

幸せな毎日は待っていません。

 

ただし先ほどもお伝えした様に、

生まれた時から自信のない人はいません。

 

機嫌を損ねるのが怖い状況も、

生まれ持った性格ではなく、

後天的に身についたものなので、

誰でも今から現状は変えられます。

 

機嫌を損ねるのが怖いのを克服する方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

相手の機嫌を損ねるのを怖がらずに過ごせる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

機嫌を損ねるのを怖がる時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブ思考が強まるほど、

相手の反応が気になったり、

失敗を恐れる様になります。

 

ネガティブに考えるほど自信が持てず、

自分の気持ちもわからなくなるのです。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

これが現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

機嫌を損ねるのを怖がる時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分よりも先に相手のことを考えているので、

自分を主語にして問いかけていないのです。

 

「した方がいい」

「しなければいけない」

「するべきだ」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、

相手のことを先に考えています。

 

機嫌を損ねるのを怖がり、

自分がどうしたいかがわからなくなっています。

 

「どうしたいのか?」と問いかけ、

自分を主語に行動することは、

現状を変えるために不可欠です。

機嫌を損ねるのを怖がり続けると、

生きづらさを感じるばかりです。

 

仕事でもプライベートでも、

人間関係にストレスを感じ続けます。

 

機嫌を損ねるのを怖がる根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法に取り組むことで、

現状は今から変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。