24Sep
[最終更新日]2024/09/24
こんにちは、伊庭和高です。
「会議で発言しないままでいるのが辛い」
「会議で発言できない」
年齢や性別や役職を問わず、
こうした相談はよく寄せられます。
会議で発言できないのは心苦しいですし、
上司からも指摘される可能性があります。
会議で発言できない現状は、
すぐにでも変える必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
会議で発言しない心理背景と克服法をお伝えします。
目次
会議で発言しない人の心理背景
会議で発言しない人には、
4つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
周りの反応を気にしている
周りの反応や評価が気になり、
会議で発言できなくなる人は多いです。
「評価が下がらない様にしないと…」
「浮いてしまったらどうしよう…」
「変な風に思われないかな…」
こうした気持ちが浮かぶほど、
自分の気持ちを抑え込んでしまいます。
周りを気にするほど緊張感も高まり、
言葉が上手く出てこなくなるのです。
失敗を恐れている
「間違えたらどうしよう…」
「ミスをしない様に気をつけないと…」
この様に失敗を恐れている人ほど、
会議で自分の意見が言えなくなります。
確かに失敗を恐れて発言しなければ、
実際に失敗することはないでしょう。
ですが同時に成功することもないのです。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
完璧主義
実は完璧主義の人も、
会議でなかなか発言できません。
「まだ意見がまとまっていないから…」
「完璧に言える確信がないから…」
完璧にまとまっていないから言えないと、
自分でブレーキをかけてしまうのです。
また事前に準備した発言はできても、
とっさの発言など臨機応変な対応ができなくなります。
食べ過ぎや飲み過ぎと同様に、
何事もやり過ぎると反動がきます。
完璧さを求め過ぎることで、
心身にプレッシャーをかけてしまうのです。
他責思考
誰かや何かのせいにすることを、
心理学では他責思考と言います。
会議で発言しない人は、
他責思考の傾向が強いのです。
発言したら自分に責任が伴うので、
責任を回避しようとしています。
誰かの発言に同調する形であれば、
何かあっても発言者に責任を押し付けることができます。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
会議で発言しないのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば周りにどう思われるかを気にせず、
会議で自分の意見を発言できます。
周りの評価が気になったり、
失敗を恐れてしまったり、
完璧主義になったり、
他責思考になってしまうのも、
自信のなさが根底にあるのです。
子供の頃から自信が持てず、
親や友達などに意見が言えなかった人もいます。
また特に社会人になってから自信がなくなる人も多いです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
悩みは形を変えて繰り返される
会議で発言できない状況は、
時間が解決してはくれません。
異動や転職で環境を変えたとしても、
新たな環境でも会議で発言できなくなるのです。
自分自身が変わらなければ、
環境を変えても同じ悩みが繰り返されます。
「転職したのに会議で発言できないままだ…」
こうした声も定期的に寄せられています。
だからこそ自信のなさと向き合い、
まず自分が変わる必要があるのです。
会議で発言できない現状を克服する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点から、
会議で発言できない現状を克服する方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
会議でも堂々と意見が言える様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組むのは、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
会議で発言できない人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
周りの評価や反応が気になったり、
失敗を怖がってしまったり、
完璧主義になったり、
他責思考になってしまうのも、
頭の中で考えている時です。
どんな気持ちでも大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
会議で発言できない人ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければならない」
「してあげる」
「して欲しい」
たとえばこれらの言葉は、
自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。
まさに他人軸になっているので、
周りの評価が気になったり、
失敗を怖がりやすくなります。
また「どうしたいのか?」ではなく、
「どうすればいいのか?」と考えがちな人も、
会議で発言できない傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けてしまうので、
自分の中で意見が出てこなくなるのです。
「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、
会議で発言できる自分に変わるために不可欠です。
仕事は人生の多くの時間を占めます。
仕事の悩みを放置しても、
状況は悪化するだけです。
会議で発言できない悩みは、
すぐにでも解決する必要があります。
会議で発言しない状況が続けば、
どこかで必ず問題が発生します。
人間関係がギクシャクしたり、
周囲の信頼を失ってしまったり、
仕事ができずに落ち込んだりと、
幸せな未来は待っていません。
会議で発言できない根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。