menu

自分に自信がない原因は幼少期にある!親との関係性も影響

[最終更新日]2023/05/31

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

ぬいぐるみ心理学で何度も登場するのが、

「自信」という言葉です。

 

「自信が持てない」という相談を受けることも多いですが、

ぬいぐるみ心理学を素直に実践することで、

いつでも自信のある状態で過ごせる様になります。

 

そしてお客様と話をしている中で、

「幼少期の記憶が影響しているのでは?」と気づかれることがあります。

 

そこで本日は自分に自信が持てなくなった原因について、

幼少期の記憶からひも解いていきます。

 

幼少期に自分に自信が持てなくなる理由

そもそも私たち人間は、

誰もが自信のある状態で生まれて来ます。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑ったりと、

自分らしく振る舞えていたのです。

 

「親の機嫌が悪いから泣くのをやめとこう…」

 

こんなこと、赤ちゃんは考えないですよね?

 

つまり私たちは本来、

自信を持って生きていたのです。

 

ですが次第に自分に自信が持てなくなってしまいます。

発達心理学の分野では、

私たちは小学校低学年頃になると、

周知との協調性を身につけると言われています。

 

確かに協調性を身につけるのは大事ですが、

次第に周りの目を気にして行動する様になります。

 

「怒られたらどうしよう…」

「傷つけたらどうしよう…」

「嫌われたらどうしよう…」

「場の雰囲気を見出したらどうしよう…」

「変に思われたらどうしよう…」

 

この様に周りにどう思われるかを気にするほど、

自分の気持ちを抑え込む様になり、

自信を持って振る舞うことができなくなります。

 

小学1年生の頃は授業中にたくさん手が挙がるものの、

高学年になるにつれ誰も手を挙げなくなるのも、

周りの目を気にする自信のなさが影響しています。

 

親との関わりで自信がなくなる

さらに踏み込んで言えば、

親との関係が自信のなさの根底にあります。

 

生まれた時から多くの時間を過ごすのが親です。

子供は親の言動をつぶさに見ているのです。

 

私たちが生まれたばかりの頃は、

親に100%愛されると思っています。

 

親もまた子供を100%愛そうと思っています。

 

ですが親にも自信のなさがあり、

その影響を子供にぶつけてしまうのです。

 

夫婦喧嘩を目の前で見せたり…

仕事のイライラをぶつけてしまったり…

子育てのストレスでカッとなったり…

 

こうした姿を子供に見せてしまうのです。

ですが子供は思考力が発達していないので、

「自分が悪いのでは?」と勘違いをしてしまいます。

 

「どうすればこの状況が解決するのか?」

「どうすれば親に愛されるのか?」

 

時に自分の気持ちを抑え、

時に親の顔色を伺いながら、

その場を乗り切ろうとするのです。

 

自信が持てなくなった親との記憶を振り返る

ここまでの話を踏まえ、

幼少期の親との記憶を振り返ってみてください。

 

漠然と思い出すだけでも大丈夫です。

 

親の言動を受けて自信がなくなった出来事が、

1つ、2つと見えて来ると思います。

 

「言うことに従わないと怒られた」

「親が全然かまってくれなかった」

「暴力を受けることがあった」

「頑張っても褒めてくれなかった」

「兄弟姉妹と自分を比べられていた」

「やることに干渉してきた」

「親がいつも悩みを抱えていた」

「家庭のことをやってくれなかった」

「他の家庭や世間のことに否定的だった」

「親同士でケンカが絶えなかった」

 

これらは一例ですが、

何度も続くほど子供に悪影響を与えてしまいます。

 

子供にとってショックを受け、傷ついてしまうのです。

ここで大事なのは、決して親を否定しなくても良いということ。

 

親にも自信のなさがあったので、

悪気があったわけではありません。

 

ただし親の言動の影響を受け、

自信が持てなくなったのは確かです。

 

自分の過去の気持ちを受け止める上でも、

まずは親との記憶を振り返ってみることが大切です。

 

自信のなさは大人になっても影響を与える

「今は親と一緒に住んでいない」

「ほとんど親とは関わっていない」

「だから自分の人生に影響は与えていない」

 

この様に思われたかもしれませんが、

親が身近にいなくても大きな影響を与えます。

 

私達にとっては親との関係が、

すべての人関係のスタートです。

 

親との関係で幼少期に形成された自信のなさが、

その後の人間関係に影響を与えるのです。

 

友達、恋愛、職場…

あらゆる人間関係の悩みは、

根本は親との自信のなさが原因なのです。

 

たとえば幼少期の記憶を振り返る中で、

親の機嫌を損ねないようにしていたことが判明しました。

 

もし自信のなさと向き合えていなければ、

友達や職場の関係でも相手の機嫌を損ねない様にしてしまうのです。

 

言いたいことを我慢したり、

無理して相手に同調しながら、

人間関係のストレスを抱えてしまいます。

そして恋愛においても、

恋人の機嫌を損ねないことを第一に考えてしまいます。

 

まず相手に合わせて振る舞ったり、

相手が喜びそうな発言をしてしまいます。

 

最初は良い関係が築けるかもしれませんが、

次第に相手に自信のなさが伝わってしまい、

関係がギクシャクしてしまいます。

 

「何を考えているのかわからない」

「恋人なのに気を使われているのは悲しい」

 

自信のなさから関係を築くことで、

相手に不信感が生まれてしまうのです。

 

どうすれば自信を持って生きれるのか?

この様に自信が持てずにいると、

自分の人生に想像以上の影響を与えてしまいます。

 

幼少期の経験が大人になっても影響し、

場面や相手を変えて同じ悩みに直面してしまうのです。

 

今回は親との記憶を振り返りましたが、

どれだけ頑張っても親を変えることはできません。

 

ですが親との関係で形成された自信のなさが、

この先も永遠に続くこともありません。

 

「幼少期の体験だし、もう変えられないのでは…」

この様に思う必要もありません。

 

上手くいかない現状を親のせいにし続けたり、

親が変わることを願い続けても、

一向に現状は変わりません。

 

親は変えられませんが、

自分の行動は自分の気持ち次第でいくらでも変えられます。

 

親ではなく自分が変わることに意識を向けることで、

自信のなさを克服できた事例は、

過去のお客様を見てきて数多くあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自分が変わることに意識を向けると、

想像以上のペースで自信が持てる様になるのです。

何より先ほどもお伝えした様に

そもそも幼い頃は誰もが自信のある状態で振る舞えていました。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張していました。

 

誰もが自分らしく振る舞えていたのです。

 

もちろん親との関係で自信のなさは形成されましたが、

過去にできていた感覚を取り戻せば良いのです。

 

記憶にはないかもしれませんが、

新たなテクニックを1から身につけるのではなく、

既にできていた感覚を取り戻せば良いので、

誰もが自信のある状態で行動できる様になると確信を持って言えます。

 

自信のなさに向き合う

だからこそ、自信のなさに向き合うことが大切です。

 

幼少期に原因があっても、

自信のなさを克服していけますし、

自分が望む未来を実現できます。

 

過去は一切関係なく、

今から現状は変えていけるのです。

 

自信のなさが出る時の行動パターンや、

自信のなさを克服する方法は、

別の記事で詳しく解説しています。

合わせて読んでみてください。

→自信がなくなる原因と克服方法3ステップはこちら

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。