2Feb
[最終更新日]2023/05/31
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマは「気疲れ」
「仕事で気疲れを溜め込んでしまう」
「気疲れなく働ける様になりたい」
お客様から多く寄せられる声ですし、
過去の私も気疲れに悩んでいました。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
仕事で気疲れしない方法を解説します。
目次
気疲れとは?
・心づかいや緊張などのため、精神的に疲れること
・気を使ったことによる疲れのこと
これが気疲れの辞書的な意味です。
気疲れの「気」とは気持ちのこと。
肉体的な疲れではなく、
メンタル面での疲れのことを指します。
大人になればなるほど、
気疲れは感じやすくなります。
子供の頃ほど運動をしていずとも、
疲れを感じやすくなるのは、
精神的な疲れが原因です。
気疲れの症状
気疲れは気持ちの疲れなので、
目には見えません。
ですが気疲れが溜まると、
心身に様々な症状が出ます。
熱を出したり風邪を引いたり、
体調不良を引き起こすこともあります。
また気を使えば使うほど、
自分の気持ちを押し込める必要があります。
心がちぢこまるだけでなく、
体もちぢこまりやすくなるので、
肩や首が凝る症状が出ることもあります。
あるいは気疲れを溜め込んだ結果、
何もやる気が起きなくなることもあります。
仕事が終わって帰ってきたのに、
何もやる気が起きず過ごしてしまうことも、
実は気疲れの影響だと言えます。
倦怠感や虚無感も抱く背景にも、
気疲れが横たわっているのです。
仕事で気疲れするのはどんな時?
5000名以上のお客様と関わる中で、
仕事で気疲れする瞬間には共通点があることがわかりました。
もちろん常に気疲れを感じていることもあり、
この場合は今すぐ向き合う必要があると言えます。
具体的にどんな瞬間に気疲れを感じやすいのか。
場面ごとの特徴をまとめました。
周りの目を気にしている
周りの目を気にしている時ほど、
気疲れを感じやすくなります。
気を使うということは、
気を使う相手がいるわけです。
上司や同僚やお客様の顔色を伺ったり、
周りにどう思われるかを気にするほど、
気疲れを蓄積しやすくなります。
失敗を恐れている
「間違えたらどうしよう…」
「否定されたらどうしよう…」
「上手くいかなかったらどうしよう…」
この様に失敗を恐れている時も、
気疲れを感じやすくなります。
失敗するのを恐れるほど
自分の気持ちを押し込み窮屈な行動になります。
自分の気持ちを出せなくなり、
職場の中で埋もれてしまうこともあり、
気疲れを感じやすい状態を作ってしまいます。
新しい仕事や環境の変化
新しい仕事を任されたり、
重要なプロジェクトを任された時は、
普段にはない緊張やストレスを感じやすくなります。
その分だけ気を使うことも増え、
気疲れを感じる様になります。
また異動や転職や単身赴任など、
環境の変化も気疲れに影響を与えます。
今までの人間関係がリセットされたり、
わからないことも多くなるので、
気を使う場面が増えてしまうのです。
気疲れの原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
仕事で気疲れしてしまうのも、
自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自分に自信が持てないことで、
周りを気にしたり失敗を恐れてしまいます。
自信が持てない状態が続くことで、
気を使う場面が増えてしまうのです。
仕事は一生続く
「仕事中だけ我慢していればいい…」
気疲れに悩んでいる人の中で、
時おり耳にする言葉です。
仕事が終われば気を使わなくていいから、
仕事中だけ辛抱していれば良いと思っているのです。
ですがこれは危険。
仕事中に溜まった気疲れは、
仕事が終わってからも影響を与えます。
気疲れを蓄積してしまい、
帰宅後に何もやる気がなくなったり、
家族にストレスをぶつけてしまうこともあります。
あるいは体調不良になってしまえば、
仕事以外の場面でも影響を与えています。
仕事中だけ我慢すれば良いことはないのです。
そして仕事は一生続くと言っても、
決して言い過ぎではないでしょう。
定年も延長されていますし、
老後はどんどん短くなっています。
何かしらの形で働くことがあれば、
気疲れを感じる状況も続いてしまいます。
気疲れに悩む状況を放置すれば、
一生悩みを抱き続けると言えるのです。
気疲れを回復させる方法
気疲れを回復させる方法を、
ぬいぐるみ心理学で解説します。
どれだけ気疲れしやすい人でも、
効果を実感できる2つの方法です。
ただしぬいぐるみ心理学では、
一時的に気疲れが癒されれば良いとは思っていません。
一瞬楽になるのではなく、
根本的に悩みが解消される状態を目指しています。
自分の気持ちを声に出す
まず最初にお伝えする方法が、
自分の気持ちを声に出すこと。
気疲れしやすい人の多くが、
自分の気持ちを声に出せていません。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大する習性があります。
気疲れに悩んでいる人の多くが、
声に出さず頭の中で考えてしまいます。
ネガティブ思考が増大し、
ますます自分の中で疲れを抱え込んでいました。
どんな気持ちもまずは声に出すこと。
これが第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上で、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説しますが、
ぬいぐるみと意識して関わることで、
仕事の気疲れを手放せる様になります。
どうしたいのか?を問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけてください。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
気疲れを溜め込む人の多くが、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを気にして、
「どうしたいのか?」が出てこないのです。
「どうしたいのか?」という問いかけが、
仕事の気疲れを解消する上で不可欠です。
人間の疲れの8割が気疲れ
私は著書『ストレスフリー人間関係』の中で、
人間の疲れの8割は気疲れだと伝えています。
子供の頃ほど運動をしていないのに、
大人になると子供の頃以上に疲れを感じる様になります。
肉体的な疲れではなく、
精神的な疲れに影響を受けているのです。
8割が気疲れだというのは、
決して言い過ぎではないと考えています。
つまり気疲れしない様になれば、
ストレスなく過ごせる様になります。
仕事も効率良く取り組めますし、
プライベートも充実感が生まれます。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
気疲れしない毎日を実現できます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。