18Oct
[最終更新日]2022/10/18
こんにちは、伊庭和高です。
「言えると癒える」
いつどこで目にしたのかは忘れましたが、
この言葉はまさに本質を突いていると思います。
過去に7,000名以上のお客様と関わりましたが、
言えると癒える感覚をつかむことで、
悩みを引きずることがなくなります。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
言えると癒えることを深掘りしていきます。
「言えると癒える」とは?
自分の気持ちを声に出すうちに、
次第に気持ちがスッキリすること。
思い切って吐き出してみると、
心が楽に、軽くなった感覚が生まれること。
まるで癒されたかの様に感じるからこそ、
「言えると癒える」なのです。
悩みやストレスを抱えていたり、
自分の気持ちを抑えている時ほど、
イライラもやもやした気持ちが生まれます。
マイナスの状態に落ち込み、
限界を迎えると爆発してしまいます。
間違った方法
そしてここで大事なのが、
「まずは自分で声に出すこと」
私がぬいぐるみ心理学で何度もお伝えしていることです。
「言えると癒えるんだから、誰かに話を聞いてもらおう」
この様に考える前に、
まずは自分で気持ちを吐き出してみてください。
確かに誰かに聞いてもらえば、
一時的に気持ちはスッキリするでしょう。
ですがネガティブな気持ちを相手にぶつけてしまうことになります。
次第に相手も疲れてしまいますし、
場合によっては関係が悪化してしまうのです。
—
仕事で我慢している気持ちを、
恋人に吐き出し続けていた。
最初は受け止めてくれたけど、
何度も続くと嫌がられてしまった
—
こうした声が寄せられることもありますが、
「私の気持ちを受け止めて欲しい」では相手は疲れてしまいます。
それに誰かに吐き出した所で、
悩みの原因に向き合うことはできていません。
一時的に吐き出して楽になっても、
次第に同じ様に悩みを抱えてしまうのです。
いきなり誰かに吐き出すのは、
間違った方法なのです。
まずは自分で声に出す
まずは自分で自分の気持ちを声に出すこと。
ネガティブな気持ちも含めて、
思っていることをそのまま吐き出していきましょう。
自分で声に出すうちに、
次第に気持ちが楽になります。
時に涙が流れることもありますが、
決して悪いことではありません。
言葉にならない気持ちが、
涙となってあふれ出している状態です。
なかなか言葉に出せなければ、
ぬいぐるみを使って声に出すのも1つです。
ぬいぐるみに気を使う人はいません。
ぬいぐるみの前では無意識に、
自分の本音がこぼれるのです。
声に出した後に何をすれば良いのか?
自分の気持ちを声に出すことで、
気持ちがスッキリします。
その上で悩みの原因に向き合っていけば良いです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
すべての悩みの根本原因は自信のなさです。
そして自信のなさと向き合ったら、
最後は自分を主語にして問いかけること。
「どうしたいのか?」と問いかけましょう。
悩んでいる時ほど、
自分を主語に問いかけられていません。
自分以外の誰かのことが気になり、
自分の気持ちを抑えてしまいます。
声に出してスッキリした後なら、
自分がしたいことも浮かびやすくなります。
「言えると癒える」です。
どんな時も、まずは自分の気持ちを声に出すことから始めましょう。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。