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空虚感に苛まれる原因と3ステップ対処法をぬいぐるみ心理学で解説!

[最終更新日]2021/08/12

こんにちは、伊庭和高です。

 

本日のテーマは「空虚感」

お客様からも相談の多いテーマの1つです。

 

「なぜ空虚感を感じるのか?」

「空虚感に襲われる根本原因は何か?」

「空虚感の対処法は何か?」

 

これらの内容について、

ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。

 

また私のお客様の中で、

空虚感に悩まされる状況を抜け出せた事例も紹介します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

空虚感とは何か?

そもそも空虚感とは何なのか?

いったいどういう意味なのかを、先に説明します。

 

空虚感を一言でいえば「むなしさ」

心にポッカリ穴が開いた様な感覚とも言えます。

 

「空虚感」という漢字に表される様に、

心の中が空っぽになった様に感じ、虚しさが襲ってくるのです。

 

似た様な言葉に虚無感もありますが、

心が無くなった様な虚しさを感じる状態のことであり、

空虚感と同じ意味だと考えていいでしょう。

虚無感については別の記事で詳しく解説しています

 

空虚感を感じる状況は苦しい

私たち人間には約1000種類以上の感情があると言われています。

 

嬉しさ、喜び、楽しさから、

悲しみ、怒り、罪悪感まで、

様々な感情が存在しているのです。

 

空虚感も私たちに存在する感情の1つです。

ですが空虚感を感じ続ける状態は、

私たちにとって苦しいものです。

 

仕事でも、プライベートでも、

心が空っぽになった様に感じる状況は、

決して望んだ状況とは言えませんよね。

 

そして空虚感については、

自分でも気づかぬ内に突然襲ってくることも多いですし、

日常的に空虚感を抱き続けながら生活してしまうケースもあります。

 

仕事終わりに突然襲って来ることもあれば、

毎日何となく空虚感を感じ続けることもあるのです。

 

空虚感に襲われる原因

「なぜ空虚感に襲われるのか?」

 

ここでは空虚感に襲われる原因を解説します。

 

どれか1つに当てはまっていることもあれば、

複数に当てはまっていることもあります。

 

自分のやりたいことをしていない

たとえば空虚感を感じる背景には、

自分のやりたいことをしていないことがあります。

 

「やらなければいけないと感じる仕事ばかりをやる」

「自分の気持ちを押し殺しながら働いている」

「評価や期待を優先して行動している」

 

こうした状況が続けば、

「何のために生きているのか?」と空虚感を感じやすくなります。

 

確かにお金を稼いだり生きていくことはできますが、

自分の人生を生きている感覚が抱けないのです。

 

自分の人生を生きていると感じられない時ほど、

空虚感を抱きやすくなると言えます。

 

周りの目を気にして行動している

また空虚感を抱きやすい人は、

周りの目を気にして行動しています。

 

「これをやったらどう思われるだろうか?」

「自分の意見を伝えて批判されたらどうしよう?」

「あの人に嫌われない様にしないと」

 

この様に、自分よりも先に周りのことを考えていれば、

自分の気持ちを押し殺して過ごす様になります。

 

結果として自分の人生を生きている様に感じられず、

空虚感が生まれやすくなります。

 

燃え尽き症候群の背景に空虚感がある

特に仕事の場面で使われることが多いのですが、

燃え尽き症候群の背景にも空虚感が存在することがあります。

 

自分がやりたいことをやって燃え尽きることもあれば、

自分の気持ちを押し込め頑張り続け燃え尽きてしまうこともあります。

 

「会社が求める仕事を全力で頑張った」

「周りの評価を得るために頑張り続けた」

 

この様な状態だと突然プツンと糸が切れた様に、

心にポッカリ穴が空いた様な感覚を抱くことがあります。

 

「何のために働いているのか?」

「仕事の目標を見失った…」

「本当にやりたいことがわからない…」

 

空虚感を抱き続けてしまうと、

何をするにもモチベーションが上がらなくなってしまうのです。

 

空虚感に襲われる根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだと解説しています。

 

空虚感に悩まされ続けるのも、

根本原因は自分の自信のなさです。

 

自信のなさについての詳細は無料メール講座でもお伝えしていますが、

もし自分に自信が持てていれば、

周りの目を気にして行動することもなくなります。

 

自分の気持ちを抑えずに行動でき、

やりたいことを実行に移せる様になります。

 

ですが自分に自信が持てないからこそ、

やりたいことが次第にわからなくなり、

周りを気にして自分の気持ちを押さえ込む様になってしまいます。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

合わせてやってみてください。

 

頭の中がネガティブ思考で充満する

そして空虚感が生まれるほど、

頭の中でネガティブ思考が充満する様になります。

 

空虚感を抱いている時は、

多くの場合、頭の中で考えを巡らせています。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブに物事を捉えると言われています。

 

空虚感を抱けばネガティブ思考が加速するので、

ますます空虚感を感じる負のループに陥ってしまうのです。

 

空虚感を感じ続けても、自分にとって良いことは何一つないのです。

 

空虚感を埋める方法は存在しない

ここからは空虚感の対処法をお伝えしていきます。

 

ただしその前に、1つ大切な事実をお伝えします。

 

「空虚感を埋めたい」という声を聞くこともありますが、

空虚感を埋める方法は存在しません。

 

もっとハッキリお伝えすると、

空虚感を埋めようとしても、

根本的な解決につながらないのです。

「埋める」という言葉を見てわかる様に、

埋めてもマイナスからゼロには戻れますが、

そこからプラスに転じることはありません。

 

地面に土を埋めたところで、

そこから植物が生えて来るわけではありません。

 

「埋める」とはマイナスからゼロに到達するだけなのです。

 

・お酒を飲む

・誰かと会って気をまぎらわせる

・何となくネットやSNSを見る

・ゲームをし続ける

・自宅で1日引きこもる

・お菓子を何となく食べる

・衝動買いをする

 

たとえばこうした行動を取っていれば、

一時的に空虚感を埋めることはできます。

 

ですがこうした行動を取っても、

空虚感を抱く原因が解決したわけではありません。

 

一時的にスッキリした様に感じるものの、

時間がたてば空虚感が再び襲って来るのです。

私はぬいぐるみ心理学において、

空虚感を根本から手放す方法をお伝えしています。

 

「一時的に空虚感が埋められればいい」

 

もしこの様に思われているのであれば、

この先の対処法を読んでも効果は期待できません。

 

「そもそも空虚感を感じる状況を変えたい」

 

こうした想いを抱いた上で、

これから先の対処法を読んでいただけたら、

現状を変えることはできます。

 

空虚感の対処法3ステップ

「空虚感を感じた時に何をすればいいのか?」

 

ここからは空虚感の対処法を、

3つのステップで解説していきます。

 

ステップ1:自分の気持ちを声に出す

 

まず最初のステップは、

自分の気持ちを声に出すことです。

 

頭の中で空虚感を抱き続けるからこそ、

ネガティブな気持ちが増大してしまいます。

 

頭の中で考えている気持ちを、まずは声に出すこと。

 

空虚感もまずは声に出すことで、

いつまでもモヤモヤを引きずることがなくなります。

私の著書『ストレスフリー人間関係』でも解説してますが、

ここでのポイントは「どんな気持ちも声に出すこと」です。

 

「これはネガティブな気持ちだから声に出してはいけない」

 

この様に自分の中で判断せず、

まずはどんな気持ちも声に出してみることです。

 

空虚感を感じている時ほど、

気づかぬ内にネガティブな気持ちが蓄積されています。

 

それなのにネガティブな気持ちを声に出さないと、

ますますネガティブ思考に陥ってしまいます。

 

どんな気持ちでもOKですので、

まずは自分の気持ちをそのまま声に出すこと。

 

これが空虚感を手放す第一歩です。

 

ステップ2:自信のなさに向き合う

そして次のステップが「自信のなさに向き合うこと」

 

空虚感の原因は自信のなさですので、

声に出しながら自信のなさと向き合うことです。

 

「なぜ空虚感を感じるのか?」

「いつから空虚感を抱いているのか?」

「具体的にどんな空虚感を抱いているのか?」

 

1つずつ自分の気持ちを声に出して振り返っていきます。

 

「自分のやりたいことをやれていないのはなぜか?」

「周りを気にしてしまうのはなぜか?」

「どんなネガティブなことを頭で考えているのか?」

 

この様に、空虚感を抱く背景を声に出しながら振り返ることです。

 

ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は他でもない自分自身。

 

空虚感を抱いている時ほど、

自分の気持ちを抑えたり周りを気にしてしまうので、

主語を自分にして問いかけることができていません。

 

自分を主語にして問いかけるからこそ、

空虚感を抱かず毎日を充実して過ごせる様になります。

 

ここまで紹介した3ステップを繰り返すことで、

空虚感を感じる状況を抜け出せる様になります。

 

お客様の声を紹介します!

ここからは私のお客様で、

空虚感を手放せたケースを紹介します。

 

沢田さん(女性・仮名)は毎日を過ごす中で、

漠然と心に穴が空いた感覚を抱き続けていました。

 

そんな中で私をこのサイトで知り、

個別相談に申し込まれました。

 

仕事や恋愛で空虚感に苛まれる背景

===ここから===

 

仕事にやりがいを見出せず、

どうしたらいいのか悩んでいた所で、

伊庭さんのサイトを見つけました。

 

何となく読み進める内に、

「これは私のことだ!」と感じました。

 

仕事においても自分の気持ちは脇に置き、

周りから求められることばかりやっていました。

 

それなりに評価もされてきたのですが、

ある日突然、仕事のやる気がなくなってしまいました。

 

「何のために働いているのか?」

「このまま働いていても楽しいのか?」

 

まさに空虚感を心の中に抱く様になりました。

また私は恋愛でも空虚感を感じていました。

 

今までの恋愛は自分が好きになったというよりも、

相手が好意を寄せられ付き合ってばかり。

 

自分はそんなに好きじゃなくても、

相手の好意を受けて付き合っていました。

 

付き合ってからも相手の反応を気にしていたので、

心から「楽しい!」と思えた感覚がありません。

 

「何で付き合ってるんだろう…」

 

ふと我に返る様に気づいて、

今までは別れを切り出していました。

伊庭さんとお話する中で、

これも空虚感の1つだと気づきました。

 

これでは付き合うことはできても、

すぐに別れたり結婚はできないですよね。

 

仕事に恋愛にと、

人生全般に空虚感に苛まれる様になっていたので、

「この現状を変えたい!」と強く思いました。

 

===ここまで===

 

毎日が楽しく充実し始めました

私は沢田さんのお話を聞きながら、

先ほどの3ステップをお伝えしました。

 

また沢田さんの現状に即して、

個別に取り組むメニューを作成しました。

 

ぬいぐるみ心理学を実践される中で、

沢田さん自身が変化を感じ始めました。

===ここから===

 

「空虚感を感じる原因は自信のなさ」

 

最初に聞いた時はピンと来なかったのですが、

伊庭さんの話を振り返る度に、

自分の自信のなさを実感しました。

 

自分に自信が持てないから、

周りに求められる行動をとってしまう。

 

一時的に周りから評価されたとしても、

自分の心は本当の意味で満たされないから、

空虚感を感じてしまうんだと思いました。

自分に自信が持てる様になれば、

周りからの評価を気にせず自分を満たせる様になる。

 

伊庭さんの話を受け、実践を始めました。

 

特に「どうしたいのか?」という問いかけが、

私は全く意識できていませんでした。

 

周りありきで行動していたので、

自分を主語にすることなんてなかったです。

ですが自分を主語にして問いかけたことで、

ささいな場面から自分の望む選択ができる様になりました。

 

そして自分を主語にし続ける内に、

空虚感を感じることがなくなっていきました。

 

仕事でもプライベートでも、

「やり切ったな」と思える日々が増えました。

 

楽しさや充実感を感じられる日も増えましたし、

実践前とは明らかな変化を感じています。

 

「自分らしさ」という言葉がありますが、

自分らしく生きている感覚も実感し始めました。

 

空虚感を手放せる様になったからこそ、

今後の人生もさらに幸せなものにしていきたいです。

 

===ここまで===

 

空虚感を手放しさ先に待つ未来

空虚感を抱き続けていても生きていけますが、

毎日が味気ないものになってしまいます。

 

自分の気持ちにフタをしてしまうので、

何がしたいのかもわからなくなってしまいます。

 

周りにどう思われるかを優先してしまい、

自分の気持ちは後回しになってしまうのです。

 

空虚感を手放すことができれば、

日々の生活の中で充実感を得られる様になります。

 

自分らしく行動できる様にもなりますし、

自分の人生を生きている感覚も強まります。

 

自信のなさと向き合いながら、

空虚感を感じる毎日を手放していきましょう。

自信のなさとは具体的に何なのか。

自信とはそもそも何なのか。

 

根本原因である自信のなさについて、

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみて下さい。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。