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人を見下すのをやめたい!3ステップで克服できます

[最終更新日]2023/04/24

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回は人間関係において、

よく相談を受けるテーマを取り上げます。

 

「人を見下してしまうのをやめたい」

 

仕事でも、プライベートでも、

見下すことの悩みを抱く人は多いです。

 

本心では望んでいないのに、

気づけば見下した言動を取ってしまうので、

人間関係も悪化しやすくなります。

 

見下してしまったことに自己嫌悪をしたりと、

良いことは何1つありません。

 

今回はぬいぐるみ心理学において、

人を見下してしまう原因と解決策をお伝えします。

 

人を見下す心理背景

「なぜ人を見下してしまうのか?」

ここでは心理背景を解説します。

 

まず大前提として言えるのが、

見下してしまうということは相手の存在を前提としています。

 

相手のことを気にしているからこそ、

見下す言動を取ってしまうのです。

 

また人を見下してしまうのは、

無意識の癖になっていることも多いです。

 

気づかぬ内に見下す言動を取ってしまうのです。

 

相手よりも上に立とうとしている

「具体的にどんなことを気にしているのか?」

 

実は見下してしまう時ほど、

相手よりも上に立とうとしています。

 

「自分の方ができる…」

「自分の方が優位である…」

「自分の方が上回っている…」

 

相手と自分を比較し、

上に立とうとする心理が働くのです。

 

周りに認められたいと思うがために、

人を見下し優劣を作ってしまうこともあります。

 

また見下すことも行きすぎれば、

マウントを取ることにつながります。

 

マウントを取ることは以前に解説しましたが、

相手より優位に立とうとする心理が背景にあります。

 

見下されるのが怖いから先に見下す

そして人を見下す人は、

実は見下されることを怖れています。

 

目の前の相手、あるいは周囲から、

見下された対応を取られないために、

先に自分から誰かを見下しているのです。

 

先に誰かを見下してしまえば、

その人よりも下に見られることはないと考えているのです。

 

見下してしまう人にも、

見下されることを怖がる心理が隠れているのです。

 

根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

人を見下してしまう原因も、

自分の自信のなさにあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば見下して上に立とうとは思いません。

 

それに自分に自信がないからこそ、

見下されるのを怖れる気持ちが出てしまうのです。

 

ですが自信のなさと向き合うことで、

見下してしまうのをやめることができます。

 

生まれた時から誰かを見下していた人はいません。

 

後天的に身についたものなので、

誰でもやめることができます。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

見下すのをやめる方法

ここからは見下すのをやめる方法を、

3つのステップで解説します。

 

順番に実践することで、

無意識に見下してしまうのを克服できます。

 

<ステップ1>自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

誰かを見下してしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど

物事をネガティブに捉えてしまうと言われています。

 

見下されるのを怖れる気持ちや、

相手より上に立とうとする気持ちも、

頭の中で考えている時に出てきやすいのです。

 

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

見下してしまう悩みの解決に重要です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

見下してしまう悩みを解決できます。

 

<ステップ2>自信のなさと向き合う

自分の気持ちを声に出しながら、

自信のなさと向き合っていきます。

 

「なぜ見下してしまうのか?」

「いつから見下す様になったのか?」

 

自分の気持ちを声に出し、

自信のなさを振り返っていきます。

 

普段は気づかない視点に気づけることも多いので、

意識して向き合う時間を作っていきましょう。

 

<ステップ3>自分を主語にして問いかける

そして最後のステップが、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

見下してしまう癖がある人は、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

相手より上に立とうとしたりと、

自分より先に相手のことを気にしてしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

見下す癖を手放す上で不可欠です。

 

「見下したい!」という気持ちは、

どうしたいのかを問いかけた時に出てくることはありません。

 

自分に自信が持てないことで、

「見下さなきゃ」という気持ちが生じているのです。

 

お客様のエピソードを紹介します

 

次に人を見下すのを克服できた、

お客様のエピソードを紹介します。

 

茨城県在住の君嶋さん(女性・仮名)は、

人を見下してしまうのが癖になっていました。

 

本当は見下したいわけではないのに、

つい見下した言動を取ることに悩んでいたのです。

===ここから===

 

「こんなこともできないの?」

「あの人よりも優れているな…」

 

仕事でも私生活でも、

見下した気持ちが出てしまいます。

 

実際に口に出すことは控えていても、

つい態度に出てしまう自分が嫌になります。

 

人間関係がギクシャクしますし、

変に気を張って過ごすことも増え、

帰宅後にドッと疲れてしまいます。

 

「人を見下す原因は自信のなさ」

 

伊庭さんの言葉を聞いて、

図星を突かれた気がしました。

 

自分に自信がないことで、

無意識に相手より上に立とうとして、

相手のダメな点を探していました。

 

また相手に見下されるのが怖くて、

先に相手を見下していました。

 

記憶を振り返れば子供の頃から、

親にダメ出しをされたことがあり、

自分を守るために見下した態度を取っていたのかもしれません。

 

自信のなさと向き合わないと、

悩みは形を変えて繰り返されるのは、

今までの人生でも経験してきました。

 

「もう人を見下すのをやめたい」

 

心の中で強く思いました。

 

===ここまで===

 

君嶋さんに起こった変化

 

私は君嶋さんのお話を聞きながら、

先ほど紹介した方法をお伝えしました。

 

また君嶋さんの現状を踏まえて、

個別に取り組むメニューも作成しました。

 

ぬいぐるみ心理学を実践して数週間で、

君嶋さんに変化が生まれました。

===ここから===

 

どんな気持ちも声に出すことを、

ひたすら意識しました。

 

以前までは友達や恋人に吐き出し、

気持ちを受け止めてもらっていました。

 

これは間違った方法だと知れ、

まず自分で声に出す様にしました。

 

見下してしまう気持ちも、

まず自分で声に出す様にしたのです。

 

するとイライラや不安が消え去り、

冷静に対処できる様になりました。

 

かつての私は声に出さず、

頭の中で考え続けていたので、

相手を見下す気持ちが強まっていたのだと思います。

そして自分を主語に問いかけると、

見下した態度を取ることがなくなりました。

 

「本当は、見下したいと思う人はいません」

 

伊庭さんが話していましたが、

自分がどうしたいか?を問うと、

周りがどうかを気にせず、

自分のやりたいことに気づける様になりました。

 

見下さずに会話ができる様になり、

気を張って過ごすことも激減し、

より良い関係が築けています。

 

肩の荷が降りた様に、

ストレスフリーに過ごせています。

 

===ここまで===

人を見下すことを続けても、

良いことはありません。

 

仕事でもプライベートでも、

人間関係が悪化してしまいますし、

本当に望む成果も得られなくなります。

 

見下されるのを怖れる気持ちもあるので、

ストレスを感じやすくなってしまいます。

 

自信のなさと向き合うことで、

見下してしまう癖は克服できます。

 

人間関係の悩みが解決すれば、

その分だけストレスなく過ごせる様になります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。