24Dec
[最終更新日]2024/12/24
こんにちは、伊庭和高です。
「上司の前でその場しのぎの嘘をついてしまう…」
「友達や恋人と話す中でとっさに嘘をついてしまう…」
こうした相談は定期的に寄せられます。
自分でも嘘をつきたいと思っていないのに、
口から嘘が出てしまうのです。
一度や二度なら誤魔化せても、
次第に相手にも嘘だとバレてしまえば信用を失います。
その場をしのぐことはできても、
あくまで一時的にやり過ごせるだけなので、
長い目で見ればデメリットばかりなのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
原因や改善策をお伝えします。
目次
その場で嘘をついてしまうのはなぜ?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
その場しのぎの嘘をついてしまうのも、
自分の自信のなさが原因なのです。
自信があればその場しのぎで嘘はつかず、
思ったことを素直に言える様になります。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を3つ紹介します。
怒られたり嫌われるのが怖い
その場しのぎで嘘をつくのは、
怒られたり嫌われるのを怖がっているからです。
怒られない様にしないと…
嫌われない様にしないと…
こうした心理が背景にあり、
とっさに嘘をついてしまうのです。
その場をしのぐことで、
怒られたり嫌われない様にと考えています。
ただし嘘をついているので、
結果的に怒られたり嫌われてしまうことがあるでしょう。
周りの評価を気にしている
周りの評価を気にしていると、
その場しのぎの嘘をつきやすくなります。
見栄を張ってしまったり、
周りに認めて欲しいと思う中で、
とっさに嘘が出てしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
一時的に周りに評価されても、
嘘をついた自分が評価されたわけなので、
その後も嘘をつき続けなければならずストレスを抱えるのです。
自分の気持ちがわからない
自分の気持ちがわからない人も、
その場しのぎの嘘をつきやすいです。
「何がしたいかわからない…」
「自分の感情がわからない…」
こうした気持ちを抱いていると、
とっさに嘘が出てしまいます。
もはや嘘と本音の区別が、
自分でもついていないかもしれません。
悩みは繰り返される
その場しのぎの嘘をつく状況は、
放置しても幸せになれません。
周りの信用を失ってしまったり、
自分で自分が嫌になってしまうかもしれません。
異動や転職や付き合う相手を変えても、
自分自身が変わっていなければ、
新たな環境でも嘘をついてしまうでしょう。
自信のなさと向き合いながら、
まず自分が変わる必要があるのです。
その場しのぎの嘘をつかなくなる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
その場しのぎの嘘をつかなくなる方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
今から現状は改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
その場しのぎの嘘をつく人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
周りの評価が気になったり、
嫌われたり怒られるのが怖くなります。
声に出さず頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まり嘘をつきやすくなります。
自信のなさに飲み込まれてしまうのは、
決まって頭の中で考えている時なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
その場しのぎの嘘をつく人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りのことを先に考えるほど、
自分の気持ちがわからなくなったり、
周りの評価を気にしてしまいます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
「どうしたいのか?」と自分主体で問いかければ、
嘘をつかずに関われる様になります。
他人軸ではなく自分軸で問いかけているので、
その場しのぎの嘘をつかなくなるのです。
仕事でもプライベートでも、
その場しのぎの嘘をついてしまう状況は変えられます。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状を今すぐ変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。