12Mar
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日はついついやってしまう、
「先延ばしにすること」の心理背景を、
ぬいぐるみ心理学の視点からお伝えします。
先延ばしにしてしまう…
仕事でも、家事でも、
あるいはプライベートの事柄でも、
物事をつい先延ばしにしてしまった経験はありませんか?
もちろん先延ばしにしたくてしているなら良いのですが、
「本当はやめたいのにクセになってしまっている」ならば、
先延ばしにしている理由を探ることが大切です。
「何だかんだ先延ばしにして、結局同じ悩みが繰り返されてるな…」
これが自分にとって一番最悪の事態ですよね。
物事を先延ばしにしてしまう心理背景。
なぜ先延ばしにするのかを考える上で大切なのは、
「先延ばしにすることで、一時的なメリットを得ている」ということです。
一時的にでも自分にメリットがなければ、
先延ばしにし続けることはありません。
・面倒な課題に一時的に向き合わなくて良い
・周りから変な目で見られなくてすむ
・失敗する恐怖から目をそらすことができる
など、あくまで「一時的な」メリットではありますが、
何かしらのメリットを感じていることで、
物事を先延ばしにしているのです。
「自分にとって一時的なメリットは何か?」
ぜひ問いかけてみてください。
ちなみにぬいぐるみ心理学では、
すべての悩みの根本には「自信のなさ」があるとお伝えしています。
先延ばしにしてしまう心理背景をたどると、
結局のところは自信のなさに行き着きます。
自信がない自分を見ない様にするために、
結果として先延ばしにしてしまうのですね。
※自信のなさについては無料講座でも詳しく解説しています。
ここまで先延ばしにしてしまう心理背景をお伝えしました。
そして大事なのは「これから」
物事を先延ばしにする自分をこれからも続けたいのか。
それとも変わりたいのか。
もし変わりたいのならば、
まず最初にやっていただきたいのが「声に出すこと」
「今、先延ばしにしているな」
「一時的なメリットは何だろう?」
「これも自信のなさかな?」
こうした気持ちをまずは声に出してください。
私達の脳は実際に声に出すことで、
物事を事実として認識します。
裏を返せば、声に出さず頭の中で思っているだけだと、
物事を事実として認識しないのです。
頭の中でモヤモヤした感情を抱き、
「先延ばしにしてしまったな〜」と後で振り返る。
これが続けば永遠に変わることはありません。
まずは自分の現状について、
声に出しながら気づいていきましょう。
その上で「本当は自分はどうしたいのか?」と、
自分の本心を問いかけてみてくださいね。
・ノートにその日の予定を書く
・ふせんを至る所に貼る
など、具体的な行動をいくら思いついても、
一時的なメリットを感じ続けている限り、
根本から解決することはありません。
声に出しながら「どうしたいのか」と問いかける。
その先に、必要であればノートやふせん等の
具体的行動をしたければすれば良いです。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。