6Oct
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
恋愛の相談は数多く寄せられますが、
共依存に悩んでいる人も多いです。
お互いが依存してしまい、
悩みやストレスを抱きやすくなっているのです。
これでは幸せな恋愛はできませんし、
お互いが苦しんでしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
共依存の恋愛の原因と解決策をお伝えします。
目次
共依存の恋愛の末路
共依存の恋愛を続けていると、
どんな未来が待っているのか?
大きく2つの結末が待っていますが、
どちらもネガティブな状態です。
関係が進展しない
お互いに依存し合うのは、
足の引っ張り合いをしている様なもの。
片方が依存することで、
相手の行動を止めてしまうのです。
依存相手に時間を取られ、
ネガティブな気持ちが増大してしまいます。
何よりお互い依存しているので、
関係が進展しません。
関係が深まるのではなく、
同じ悩みを繰り返してしまうのです。
たとえ結婚したとしても、
共依存のままでは悩みは繰り返されてしまいます。
求めすぎと我慢しすぎ
依存しているということは、
相手の存在を前提としています。
「わかって欲しい」
「頼って欲しい」
「認めて欲しい」
この様に相手に求めすぎてしまうのです。
そして片方が求めすぎれば、
相手は我慢しすぎてしまう可能性が高いです。
何事にも言えますが、
やりすぎると反動が返ってきます。
求めすぎや我慢しすぎでは、
どちらかが限界を迎えてしまうのです。
幸せな関係にはなれない
ここまで2つの未来を解説しましたが、
共依存の恋愛では幸せになれないのは確かです。
マイナスをゼロに埋めることはできても、
プラスの関係へ進展しないのです。
そして共依存な状態は、
相手を変えても繰り返されます。
たとえ恋人と別れても、
別の恋人ができたら共依存をしてしまうのです。
共依存の恋愛の原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
共依存の恋愛をしてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば相手に依存することはありません。
自立した状態で恋愛できるので、
お互いが幸せな関係を築いていけるのです。
一方で自分に自信が持てずにいれば、
相手に依存してしまいます。
相手に求めすぎてしまうのも、
自信が持てないからです。
また私は12個の質問に答えるだけで、
診断結果の画面では、
恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。
こちらも合わせてやってみてください。
自分で自分を満たせていない
そして依存してしまう人は、
自分で自分を満たせていません。
自分で自分を満たせないから、
相手に満たしてもらおうと依存してしまうのです。
たとえば以前の記事で、
寂しがり屋の正体は依存心だと解説しました。
つまり共依存になってしまう背景には、
寂しがり屋な気持ちもあるのです。
寂しさを埋めるために依存すれば、
一時的に寂しさは紛らわせます。
ですが相手に満たしてもらっただけなので、
時間が経てば寂しさを感じる様になります。
自分で自分を満たせていれば、
寂しさに悩まされることもないのです。
また私は12個の質問(二択)に答えるだけで、
自分の寂しがり屋度を知りたいという場合は、
ぜひやってみてください。
自分が変われば幸せな恋愛ができる
とはいえ冷静に考えれば、
子どもの頃から依存的だった人はいません。
誰もが子どもの頃は、
自分の気持ちを大切に過ごせていました。
ですが大人になるにつれ、
少しずつ自信のなさが形成されたのです。
つまり依存的な状態とは、
後天的に身についたものなので、
誰でも今から現状を変えられます。
自分が変われば幸せな恋愛ができますし、
共依存の関係からも抜け出せます。
共依存の恋愛を抜け出す方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
共依存の恋愛を抜け出す方法を解説します。
2つの方法を順番に実践することで、
効果を実感できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
共依存の恋愛をしてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
自分に自信が持てなくなったり、
寂しさに襲われてしまうのです。
結果的に相手に求めすぎたり、
相手の反応を気にして我慢しすぎて、
依存的な関係を築いてしまいます。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが、
共依存の恋愛を抜け出す第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
共依存の恋愛をしてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
相手にどう思われるのかを気にして、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
あるいは相手に求めすぎて、
自分の気持ちがわからなくなります。
結果的に共依存の関係になり、
お互いにストレスを抱え込みます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
共依存の恋愛を抜け出すために不可欠です。
共依存の恋愛を続けても、
幸せな未来は待っていません。
不安や寂しさを募らせながら、
マイナスとゼロの往復を続けてしまいます。
どちらかが限界を迎えた時に、
関係は崩壊してしまうのです。
共依存の恋愛の原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状は今から変えることができます。
自分で自分を満たしながら、
幸せな恋愛ができる様になるのです。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。