13Jan
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
今回取り上げるのは嫉妬心。
お客様の中でも多く相談が寄せられています。
嫉妬心を抱き続けるのは苦しいですし、
嫉妬心をなくしたいと思う人は多いです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
嫉妬心が強くなる心理的特徴や克服法を解説します。
目次
嫉妬心とは何か?
・自分より優れている人をうらやみねたむこと
・自分の愛する人の愛情が他の人に向けられるのを恨みねたむこと
これが嫉妬心の意味です。
「うらやましい」
「恨みがましい」
「ねたんでいる」
こうした気持ちを嫉妬心と言います。
嫉妬心の「嫉」と「妬」という漢字は、
いずれも「ねたむ」と読みます。
やきもちを焼いたり、
腹を立てて恨み嘆くことが、ねたむの意味。
嫉妬心にはこうした気持ちが背景にあります。
男性も女性も嫉妬する
嫉妬心は年齢や性別に関係なく抱きます。
男性も女性も、
大人も子供も、
嫉妬心を抱くことはあります。
私たちが生きている以上、
誰もが1度は嫉妬心を抱くことがあるのです。
嫉妬心はどこで生まれるのか?
「仕事で同僚に嫉妬心を抱いた」
「職場の後輩に嫉妬心を抱いた」
「恋愛で友達に嫉妬心を抱いた」
嫉妬心を感じる場面はさまざまです。
仕事でも恋愛でも、
嫉妬心を感じることはあります。
嫉妬心を抱き続けるのは、
誰しも苦しい限りです。
嫉妬心を感じるほど、
ネガティブな感情が充満します。
自分らしく生きていく上で、
嫉妬心を抱き続ける状況は手放したいです。
嫉妬心が強い人の心理的特徴
嫉妬心が強くなる時の特徴について、
ここから解説します。
嫉妬心が強い人には共通点があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあるのです。
何でも自分のものにしようとする
人であれ物であれ、
何でも自分のものにしようとしたがるのは、
嫉妬心が強い人の特徴です。
「私のものにしたい」
「奪ってやりたい」
嫉妬心が強くなるほど、
こうした気持ちが湧き上がります。
その一方でいざ自分のものになると、
急に飽きてしまい興味を示さなくなることもあります。
友達の恋人を略奪したのに、
いざ略奪したら興味がなくなり別れてしまうのも、
嫉妬心が強い人にありがちなのです。
独占欲や支配欲が一時的に強くなるのも、
嫉妬心を抱く人の心理背景だと言えます。
ちなみに私は12個の質問に答えるだけで、
独占欲の強さを診断する心理テストを作りました。
こちらも合わせてやってみてください。
寂しがり屋
嫉妬心が強い人ほど、
実は寂しがり屋です。
嫉妬心が生まれるほど、
寂しさを心の中でため込むのです。
ねたみやうらやむ気持ちは、
寂しさと深く関連しています。
寂しいから他人に嫉妬し、
ねたみを嘆く様になります。
ちなみに自分の寂しがり屋度は、
また寂しがり屋の原因と解決策は、
周りと自分を比較している
周りと自分を比較する人ほど、
嫉妬心を抱きやすくなります。
うらやんだりねたむのは、
対象があるからこその行動です。
「あの人と比べて自分は…」
こうした気持ちが生まれるほど、
嫉妬心が強くなります。
評価や優劣や上下関係を気にすることで、
嫉妬心は生まれやすいとも言えます。
嫉妬心が強い根本原因
私はぬいぐるみ心理学で、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
嫉妬心が強くなるのも、
自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自分に自信が持てないことで嫉妬します。
周りと自分を比較するのも、
自信が持てていればやりません。
自信が持てないことで
ねたみやうらやむ気持ちが生まれてしまうのです。
嫉妬心をなくしたい!
「嫉妬心をなくしたい!」
こうした声を聞くことは多いですが、
誰でも嫉妬心をなくすことはできます。
生まれた時から嫉妬していた赤ちゃんはいません。
もう記憶にはないかもしれませんが、
誰もが嫉妬心なく行動できていたのです。
新たなスキルを身につけるのではなく、
既にできていた感覚を取り戻せば良いので、
誰もが嫉妬心に悩まされる状況を抜け出せます。
嫉妬心をなくす方法
嫉妬心をなくす方法について、
ここでは2つ紹介します。
ぬいぐるみ心理学のお客様にも、
この2つの方法を実践してもらっています。
自分の気持ちを声に出す
まず最初にお伝えするのが、
自分の気持ちを声に出すこと。
嫉妬心に悩まされている人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
嫉妬心を抱えている時ほど、
声に出さず頭の中でこじらせているのです。
大事なのは、どんな気持ちも声に出すこと。
嫉妬心も声に出して受け止めることです。
ここでのポイントは、
「まず自分で声に出すこと」
嫉妬心に悩みがちな人の多くが、
家族や友達や同僚など周りに吐き出します。
確かに周りに気持ちを吐き出せば、
自分はスッキリするでしょう。
ですが聞いている相手は疲れてしまいます。
「いい加減にしてくれないかな…」
「早く終わらないかな…」
相手がイライラしてしまえば、
人間関係の悪化につながることもあります。
大事なのは、まず自分で声に出すことです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
好きかどうかにかかわらず、
ぬいぐるみを活用すれば嫉妬心はなくすことができます。
主語を自分にして問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
主語を自分にして問いかけます。
「どうしたいのか?」と問いかけてください。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
嫉妬心に悩まされる人の多くが、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも周りのことを気にしてしまい、
周りの言動に振り回されてしまうのです。
大事なのは、自分を主語にして問いかけること。
嫉妬心をなくしたいならば、
「どうしたいのか?」と問いかけることです。
嫉妬心を手放せたエピソード
ここからは実際のお客様の中で、
嫉妬心を手放せたエピソードを紹介します。
福島県在住の丸岡さん(女性・仮名)は、
大人になってから嫉妬心に悩まされていました。
===ここから===
人と関わる上でよく嫉妬してしまい、
その度に人間関係がギクシャクしていました。
「相手が悪い」と思った時期もあったものの、
相手を変えても同じ状況が続くので、
「自分が悪いのでは…」と考える様になりました。
そして伊庭さんとお話する中で、
私にどんな原因があるのかが明確になりました。
相手と自分を比較して嫉妬したり、
寂しさから嫉妬することは、
まさに私に当てはまっていました。
「嫉妬して悩む原因は自信のなさ」
伊庭さんからの言葉ですが、
まさに私も自信がありませんでした。
自信が持てずにいても、
この先も嫉妬心に悩まされてしまう。
それならば今から状況を変えたいと思いました。
===ここまで===
丸岡さんに起こった変化
私は丸岡さんの話を受けて、
先ほどの方法をお伝えしました。
また丸岡さんの事情を踏まえ、
専用メニューを作成し実践を促しました。
ぬいぐるみ心理学を実践する中で、
丸岡さんの毎日に変化が生まれ始めました。
===ここから===
自分の気持ちを声に出すことは、
簡単そうに見えて意外と難しかったです。
嫉妬してしまう時ほど、
無意識のうちに頭の中で考えていました。
「今、頭の中で考えていますね」
「この言葉も声に出していきましょう」
伊庭さんからのアドバイスを受けて、
少しずつ声に出せる様になりましたが、
声に出すほど嫉妬心に悩まされることがなくなりました。
前までは一度嫉妬をすると、
1日中引きずることもありましたが、
声に出したことで全く引きずらなくなりました。
そして最後は自分を主語にして、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
これも習慣にしたことで、
周りと自分を比べることがなくなりました。
自分がしたいことをすると、
嫉妬心とは無縁の毎日を送れることを、
身をもって体感しています。
人間関係で悩むこともなくなり、
穏やかな毎日を過ごせています。
===ここまで==
嫉妬心を手放すことで自分らしく生きれる
嫉妬心を抱き続けても、
良いことは1つもありません。
嫉妬心をなくすことができれば、
周りに影響されずに人生を送れます。
仕事でも、恋愛でも、
自分らしく過ごせる様になります。
嫉妬し続けるのではなく、
自分だけの幸せを手に入れられる様になります。
自信のなさと向き合いながら、
嫉妬心をなくしていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。