22Mar
[最終更新日]2025/03/18
こんにちは、伊庭和高です。
「一人が寂しいから結婚したい」
こうした相談は定期的に寄せられます。
確かに結婚することで、
寂しさを埋められる様に感じるかもしれません。
ですがこの理由で結婚をすると、
ほぼ間違いなく悩みに直面するのです。
「一人が寂しくて結婚したけど上手くいかなかった」
こうした相談もよく寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
一人が寂しくて結婚することの何が問題なのか、
原因と解決策をお伝えします。
目次
一人が寂しくて結婚した末路
一人が寂しくて結婚した人の末路は3つで、
多くが幸せなものではありません。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
パートナーや子供に依存する
寂しさを埋めるために結婚した状態なので、
結婚後もパートナーに依存します。
一緒にいれば寂しさを感じないものの、
一緒にいない時に寂しさに襲われるのです。
またパートナーの振る舞いや態度を見て、
不安から寂しさをため込むケースもあります。
もし子供がいるのであれば、
子供を通して寂しさを埋めようとすることもあります。
これでは子供に悪影響が及んでしまいます。
夫婦関係が悪化する
寂しさを埋めようとする言動を見せれば、
夫婦関係は悪化するでしょう。
「私の気持ちをわかってほしい」
「寂しさを埋めてほしい」
この様に相手に求めることが増えるので、
次第に相手が限界を迎えてしまいます。
関係が冷え切ってしまったり、
別れにつながるケースもあります。
定期的に寂しさに襲われる
一人が寂しくて結婚しても、
寂しさを感じる状況は繰り返されます。
何かにつけて定期的に寂しさを感じる状況が、
この先も続いてしまうのです。
結婚すれば寂しくなくなることはありません。
結婚してもしなくても、
寂しさを感じる状況は訪れます。
結婚したところで根本的な原因が解決していないのです。
なぜ一人が寂しくて結婚しようと思うのか?
一人が寂しくて結婚しようと思う人には、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
自分で自分を満たせていない
寂しさに悩まされる人は、
自分で自分を満たせていません。
自分で自分を満たせていないので、
誰かに満たしてもらおうと思うのです。
寂しさに自分で対処できず、
誰かに寂しさを埋めてもらおうとしている状態です。
これでは一時的に寂しさを埋められても、
相手の存在に依存してしまうので、
定期的に寂しさに襲われてしまいます。
承認欲求が強い
心理学には承認欲求という言葉があります。
承認欲求が強い人ほど、
寂しさに振り回されてしまいます。
認めてほしい
褒めてほしい
かまってほしい
こうした気持ちが出てくるのは、
承認欲求が強い証拠です。
相手に承認してもらえても、
自分で自分を認められていないので、
寂しさに襲われる状況が続きます。
周りの目を気にしている
「あの人にどう思われるのか…」
「意見を言って否定されたら…」
「嫌われない様にしないと…」
この様に周りの目を気にしている人ほど、
寂しさに悩まされやすいです。
自分の気持ちを我慢してでも、
周りに合わせたり気を使ってしまいます。
その場は上手く乗り切れても、
次第に心の中でモヤモヤした感情が蓄積します。
その結果、寂しさが増大してしまうのです。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
一人で寂しさに悩まされるのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば寂しさに悩まされません。
一時的に寂しさに襲われても、
自分で気持ちを落ち着かせることができるのです。
ですが自分に自信がないから、
寂しさを募らせてしまいます。
その結果として一人が寂しいから結婚してしまうのです。
また寂しさについて相談を受けることが多いので、
寂しがり屋度を診断するテストを作りました。
12個の質問(二択)に答えるだけで寂しがり屋度を判定できますので、
気になる場合はやってみてください。
悩みは形を変えて繰り返される
結婚してからも悩みは繰り返されます。
結婚直後から寂しさを感じる人もいれば、
子供が生まれてから寂しさを感じる人もいます。
「こんなはずじゃなかった…」と思いながら、
結婚後も寂しさに悩まされてしまうのです。
結婚がすべての解決策にはなりません。
寂しさに悩まされる状況は、
時間が解決してはくれないのです。
だからこそ自信のなさと向き合い、
まず自分が変わる必要があります。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
寂しさに悩まされることがなくなります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
寂しさに悩まされる人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど寂しくなります。
相手に求めすぎてしまったり、
つい依存してしまうことも出てくるのです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
パートナーや友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
誰かに気持ちを聞いて欲しいと求めすぎている状態なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
寂しさを手放すための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
寂しさに悩まされる人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手に求める気持ちも強まりますし、
相手の反応も気になります。
パートナーのことを気にすることもあれば、
仕事やプライベートで関わる相手を気にすることもあります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で人生を生きてしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
幸せな関係を築く方法です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
寂しさに悩まされずに生きるために不可欠です。
寂しさに悩まされる状況を放置しても、
幸せな関係は築けません。
時間ばかりが過ぎる中で、
いつまでも現状が好転せず苦しいでしょう。
寂しさに悩まされる根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
パートナーとの関係も良好になりますし、
自分で自分の心を満たせる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。