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吊り橋効果で冷めるのはなぜ?幸せな恋愛をするヒケツとは

[最終更新日]2024/01/23

こんにちは、伊庭和高です。

今回は吊り橋効果を取り上げます。

 

不安や恐怖を強く感じる状況で出会うと、

恋愛感情を抱きやすくなる現象を、

心理学では吊り橋効果と呼んでいます。

 

カナダの心理学者であるドナルド・G・ダットンと、

アーサー・アーロンによって、

1974年に発表された理論です。

 

吊り橋の上を歩いていれば、

落ちないか不安になる様なものですね。

 

吊り橋効果をキッカケに、

付き合い始めるケースも多いです。

 

ただし恋愛がうまくいかず悩む声も多いのです。

 

吊り橋効果の恋愛が冷める原因と解決策を、

ぬいぐるみ心理学の視点でお伝えします。

 

吊り橋効果の恋愛が冷めるのはなぜ?

 

吊り橋効果の恋愛が冷める時は、

2つの心理背景が影響しています。

 

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

非日常から日常に戻るから

不安や恐怖を強く感じる状況での出会いなので、

吊り橋効果とは非日常体験なのです。

 

最初は「いいな」と思っても、

恋愛に発展する中で日常へと戻ります。

 

普段から連絡を取ったり、

デートに出かける中で、

非日常ではない素の自分が見えるのです。

 

緊張や恐怖などでドキドキする気持ちが、

一緒にいる人間への恋愛感情によるドキドキだと

勘違いさせる心理効果でもあるのが吊り橋効果。

 

こうした考え方もあるのですが、

非日常で恋愛感情だと勘違いし、

日常に戻って冷静になったと言えます。

 

自分を演じていたから

相手にとって良い自分を演じれば、

その分だけ好印象を持たれやすいです。

 

相手のことを常に優先したり、

嫌われない様に振る舞っていれば、

吊り橋効果で恋愛にも発展しやすいです。

 

ただし付き合えば関わる機会も増えるので、

常に自分を演じることができなくなります。

 

どこかでボロが出てしまって、

相手が冷めることもあるのです。

 

あるいは演じている様子に相手が気づき、

信頼を失ってしまうこともあるのです。

 

「何を考えているかわからない」と思われたら、

付き合うことはできても関係が続きません。

 

吊り橋効果がキッカケで幸せな恋愛ができることもある

ここまで吊り橋効果の恋愛が冷める理由を、

2つの心理背景で解説しました。

 

ただし私は決して、

吊り橋効果がうまくいかないとは思いません。

 

吊り橋効果で恋愛に発展し、

その後も幸せな関係を築ける人もいるのです。

 

吊り橋効果がキッカケでも、

普段から素の自分でいることを意識すれば、

いざ日常に戻っても違和感なく関係が築けるのです。

 

非日常の体験は長く続かないので、

いかに日常で自分を演じないかがポイントなのです。

 

何より自分を演じ続ければ、

次第に疲れてしまいます。

 

単に付き合うだけなら良いのですが、

関係を深めたい場合は自分を演じるのは逆効果です。

 

いかに自然体な自分をさらけ出せるか

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

恋愛がうまくいかず悩むのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば吊り橋効果で恋愛に発展しても、

その後の関係を深めていけます。

 

相手の反応を気にしすぎず、

良い子を演じることもなく、

自然体な自分で振る舞えるのです。

 

自分に自信がないままでは、

吊り橋効果をキッカケに恋愛できても、

それが長続きしないのです。

 

自信がないから自分を演じ続けたり、

日常に戻った時にうまく振る舞えないのです。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

恋愛に悩む現状を診断する心理テストも作りました。

 

診断結果の画面では、

恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。

こちらも合わせてやってみてください。

 

恋愛の悩みは相手を変えて繰り返される

「付き合う相手が悪かった…」

 

この様に相手のせいにしたり、

関係を解消すれば気持ちもスッキリするでしょう。

 

新たな恋愛に向けて動き出せば、

モチベーションも上がるかもしれません。

 

ですが相手を変えても自分が変わらないと、

新たな恋愛でも同じ悩みに直面します。

 

吊り橋効果で恋愛に発展しても、

再び自信のなさに直面しうまくいかないのです。

 

その意味では恋愛の悩みは、

時間が解決してくれません。

 

自信のなさと向き合いながら、

自分自身が変わる必要があるのです。

 

幸せな恋愛をするヒケツ

幸せな恋愛をするヒケツは1つ。

 

「どうしたいのか?」という問いかけを、

普段から習慣化することです。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

恋愛がうまくいかない人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分ではなく相手のことばかり、

頭の中で考えてしまいます。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「してあげる」

「して欲しい」

「しれくれない」

 

たとえばこれらは自分を主語にせず、

相手のことを先に考えています。

 

これでは自分の気持ちを抑えたり、

良い子を演じてしまいます。

 

何より相手のことをどれだけ考えても、

相手の気持ちはわかりません。

 

正解がわからない問題を解き続けている様に、

いつまでも結論が出ず悩んでしまいます。

 

相手のことを先に考えていると、

吊り橋効果で恋愛に発展しても、

関係が長続きしません。

 

本来の自分を見せることができず、

どこかで相手に違和感を与えてしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

幸せな恋愛をするために不可欠です。

 

普段から自分がしたいことを問いかけ、

相手の前でも表現することが大切です。

吊り橋効果で冷めることもあれば、

冷められてしまうこともあるでしょう。

 

いずれにせよ現状を放置しても、

幸せな未来は待っていません。

 

恋愛の悩みの根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

「どうしたいのか?」と問いかけながら、

幸せな恋愛ができる様になることが大切です。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。